【感想・ネタバレ】冤罪者のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月12日

久しぶりに折原一作品を読んだが、この狂気と拗れたプロットがクセになる。
600頁超えの作品だが、リーダビリティはとても高く、一気に読み切れる。もはや登場人物が全員狂っているので、誰を疑えばいいのか分からなくなる。
五十嵐の妻の正体ももちろんだが、河原が逆に監禁されていたという反転も面白い。一気に読み...続きを読む切ったあとでもう一周。
読み応えのある大作だ。

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Posted by ブクログ 2022年02月06日

面白かった。

これだけ枚数あると描写も丁寧だし状況が分かりやすい。その上2転3転4転…最後まで犯人がわからなかった。
最後の最後まで読んで最後の一コマがカチッとハマって〜この爽快感。

折原一さんの者シリーズ。まだ2冊しか読んでないけど大ファンとなりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年12月17日

折原一の小説の中でも評価が高い本のようなので期待して読んだ。前半の冤罪を晴らすパートはなかなか進まなかったが、後半から加速。ミカの正体や、舞殺しの犯人とトリックに気付いた自分を誉めてあげたいが、純粋に騙されてスカっとしたかった方の気持ちが大きいかな?でもやっぱり面白かった!

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Posted by ブクログ 2017年03月18日

ストーリーやトリックはとても面白かったのですが、とにかく性描写や登場人物がことごとく気持ち悪いです。
主人公も全然善い人じゃないし、「冤罪者」に至っては、結局極悪犯罪者でしたしね…

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Posted by ブクログ 2015年09月07日

コレはすごかった。冤罪者ってタイトルだけに どこかで騙されてる、と自覚しながらよんでいたのに 騙され方が衝撃すぎ。
後半は伏線をつなごうと必死に読んだけど どう読んでも糸が切れてしまう感じ。じれったく,ハラハラし、そうして折原ワールドに引きずられていきました。タイトルに騙されて社会派を期待しないで下...続きを読むさい。冤罪でもいいからコイツ犯人にしようやって気持ちになるひどい奴ばかり。
冤罪,と思いきや おとしめられたのは冤罪者ではなく読者のあなた って帯にのせたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年11月26日

これ、すっごい面白かったわ~!!
Book-Off で何気なく買ったんだけど、こんな面白いと思わなかったっ!!
かなーり興奮しています。
『冤罪』って聞くと社会派的な内容なのでは。。。?
って思ったけど違うの~。
完全ミステリーです。

ストーリーは
ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられ...続きを読むた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、それはとても素直に受け取れるものではない。
でも五十嵐は記事を書く。そしてやがて冤罪を証明する証拠が発見され、河原は釈放。
で、次々に起こる事件。ほんとうに彼は冤罪だったのか???

ってお話。
実は真犯人は五十嵐の奥さんだったのよね~。
これはたまげた!!
で、エピローグで連続婦女暴行魔はあの冤罪者・河原だったのが分かって、これまたビックリ!
もうね~。やられっぱなしよ。

主要人物がみーんな怪しくってね、よく設定できてるの。
ほんとハマったわぁ。
なんでもこの作品は、直木賞の候補に挙がってたらしいわよ。
でもその年は受賞作でなかったみたいだけど。。。

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Posted by ブクログ 2012年02月29日

おー。

かなり分厚い作品だったけど、ほぼ一気読み。
いやいやいやいや、久しぶりに充実感。
読み終わって、「おー」って思わず、声だしちゃった。

いやいや、とにかく怪しい人三昧。
何度か書いたけどこの人の作品は、慣れればこそどこでだまされるのかと、
思わず気合いが入ってだまされる!

だまされるのが...続きを読むこんなにも、カイカンだなんて思わなかった。
そのくらいのヤラレタ感。
しかもだまされて、振り返って読み直しても、扱いはあくまでフェア。

そうか、確かにそう書いてあるよね、
あるいは確かに、そうは言ってないわ!

ここまで見事に伏線張られて、怪しい人ばっかり出されて、
こんなに美しく収束されるともう、脱帽。

読んでよかった。
あー気持ちいい、このなんとも言えない満足感。

この本は、確実に、読むべき本です。
翻訳して世界中に紹介してほしい、ぜひぜひ。

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Posted by ブクログ 2023年01月18日

ある殺人で無期懲役の判決を受け服役中の男がいた、主人公のライターはその男から自身の無実を証明してくれと頼まれる。 悩みそして怒る主人公・・・なぜならその男が殺したのは主人公の婚約者なのだから・・・。
事件は冤罪だったのか、新たに起こる犯罪は何を意味するのか、登場人物を複雑に書き分け真相に迫っていく。...続きを読む

ミステリとして極めて複雑だったと思います。 折原さんの作品でもトップレベルで登場人物多いんじゃないかな。 本シリーズ特色として実際の事件がモデルとして背景にあります。 冤罪、警察の応対、加害者の人権、そして遺族の憤慨、モデルとなった事件は存じなかったのですがどのような事件だったのか想像がつくようです。 でも社会派小説では全くないです。 社会制度について思案するのも悪くないですが作者は手加減なしで騙してくるのでご注意です。

水沢舞殺しに関してだけは河原は冤罪であり、水沢舞殺しだけは栃本久美子による便乗殺人だった――

ざっくり分けると
河原の冤罪、監禁中の男女誤認、小谷ミカの誤認がトリックなのでしょうけど、小谷ミカについてはルームメイトの存在だけじゃちょっと理不尽じゃないですかね。 あそこまで小谷ミカ本人の描写をして事件の本筋とは関係ない名前貸しだけの存在というのは頂けないです。 無論何かを見落としている可能性もありますが。
それ以外の叙述トリックはそもそもの物語の複雑さもあってかなり面白くなっているかと思います。 
しかし折原さんの作品ここまでボリュームあるとかなりエネルギー使いますね。 用法用量を守って読みましょう。

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Posted by ブクログ 2022年04月01日

信用と信頼の折原一長編はやはり面白い。保証制度濃厚なので、この600Pを超えるぶ厚い作品でも躊躇せず手に取ることが出来るし、やはりあっという間に読み終えてしまった。

連続婦女暴行殺人事件。被害者は真夜中開けっ放しの窓から侵入され陵辱された後、顔と足にガソリンを撒かれ火を放たれる。その容疑者として捕...続きを読むらえられたのが河原輝夫だ。彼は年月を経て拘置所からノンフィクションライターの五十嵐友也に冤罪を訴える手紙を出す。
最後の被害者 水沢舞の婚約者であった彼は一から事件を見直す事となる。彼自身の心の葛藤、そして複雑に絡まる人間模様は容赦無く予想打にしない結末をとして我等読者に突き立ててくるのだからもう堪らない。

歩みが遅いのは確かだが、この丁寧さが後のクライマックスを多いに引き立ててくれている。人物描写の作り込みは秀逸だし、背景をしっかり認識できるものだから面白いが止まらない。歯止めが効かなくなるので残りページが1/4を切った時、その後ゆとりのある時間を取れないようなら一旦ブレイクタイムを挟んだ方が良い。現実に戻れなくなり、確実に生活に支障が出る。実話だ。
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対象者が犯罪者の時点で致し方ないのだが、性描写の嫌悪は強めに出た。男尊女卑の言葉がメジャーと化した現代ではココを頷ける方は少ないと思うが、個人的には、この未来を知らない時代に作られた燃え上がる前の火種 原点を覗き見できた事に満足している。
正常人枠である筈の主人公、五十嵐友也の奇行に詳しく触れていない事が男尊女卑の言葉を浮上させている気がするが、これも演出に一役買っている様に感じた。皆どこか狂っているし何かに取り憑かれている状態なのだ。この、終始薄気味悪い重たい空気が流れているのも魅力的だ。決してホラーで無ければファンタジーでもない、潜在意識として組み込まれた人の恐ろしい部分を皆絶妙に解放している。ここに恐怖を覚えるのは(恐らく)人として間違えていないはずだ、と妙に安心してしまう程だった。

著者のミステリーは古風だが(事実、1997年の作品である)裏の裏をかいてくる複雑なトリックと、終盤のサスペンスな展開には毎回釘付けにされてしまう。推理を放棄し熱中、終わりの見えない転々連撃に自身のHPがみるみる減っていく。これには抗わず、素直に悦に入るのが吉かと思う。回復薬も必要ない、根性で乗り切ろう。
このギリギリに削られた状態がサスペンスの醍醐味に感じているのだが、苦手な人は「こいつおかしいんじゃないか」と脳内で蔑んでいただければ...決して声に出さず... メンタル豆腐なので...(フェードアウト)

ページ数と同じく内容も重厚感溢れる作品なので手に取る際は人によっては精神統一のプチ儀式が必要やもしれない。だがそれを経て得られる娯楽は大きいと思う。昔の作品に触れるとその時代の背景も見えてくるし、人の根源の恐ろしさを再認識すると一概に「過去の出来事」と一蹴する事は出来なかった。更に、警察捜査のもどかしさや横暴さも今と比べて善し悪しの判断材料になる。それを善か、悪か、と考えをまとめるのは個人の楽しみだ。
色々な思想を生み出してくれる昔の作品は大好きだし、私的その筆頭が折原一という作家だ。
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エピローグの昭和ロマンス感は最初こそ嘲笑したが一周まわってご愛嬌と化した。「僕は狩人さ」「まぁ、命中率の低い狩人さんですこと」
........これをノーリアクション、真顔で通過できた方は是非お知らせして欲しい。その鋼の精神是非御教示いただきたい。

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Posted by ブクログ 2021年12月27日

結構異質な状況のキャラがいて、何年もやり取りが続いているというところで何かあるなと思わせてしまうのは良くなかった。

で、一夜を共にした女性とくればその理由に思い当たるので、あーこのキャラの正体があれだねと思わせてしまうのはあまり良くなかったかな。

それでもなかなか読ませてくれる。

正直な話、実...続きを読む在の事件に触発されたというのは不謹慎な気もしなくもないが、そういうのも含めてエンタメとして消化するというのは作者の力量が問われるね。

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Posted by ブクログ 2016年08月02日

2016年40冊目。
なんていうか、読むのが大変だった(;´・ω・)河原が冤罪ならいったい誰が犯人なのか、いや本当はやってんじゃないのかとか悶々としながら読んでた。後半からは冤罪ネタよりも真犯人に迫っていくのだけれども、これまたぜんっぜん分からなくてめっちゃ混乱した。
ラストの怒涛の展開に圧倒され、...続きを読む何とか読み終えたところ。
この作品はどんでん返しものだと知らずに読んだので、犯人が分かった時にはえええええええーーーーっ!?って必要以上におどろかされた。
ちょっと待って。
ネタバレした今だからこそもう一度最初から読んで整理したいんですけど(;^ω^)

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Posted by ブクログ 2016年01月10日

自分の婚約者が殺害された連続婦女暴行事件の容疑者として逮捕された河原輝男から、自分は冤罪であるため助けて欲しいと手紙が届く。
葛藤を感じながらも過去の事件を調べていくうちに、河原は無罪放免となる。だが、河原の釈放後も事件は発生する。果たして河原は本当に無罪なのか……。

やや長編気味の作品ですが、読...続きを読むみやすく中だるみもなく、一気に読めた作品でした。
作品名から、河原は冤罪で真犯人がいるんだろうなと思いながら読んでいたのですが、河原が一癖も二癖もある人物で、本当に冤罪なんだろうかと途中で思ったりもしました。
終盤は、さすがと思わせる展開で、十分楽しめたのですが、ある登場人物の性格設定には、少し無理があるかなと思いました。

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Posted by ブクログ 2015年11月28日

折原一による「○○者」シリーズの第一弾。「○○者」シリーズは,ノンフィクション作家の五十嵐友也が共通の登場人物として出てくるが,冤罪者では,五十嵐友也が主人公として,深く関わってくる。
五十嵐友也の婚約者である水沢舞を殺害した容疑で裁判がされ,冤罪を主張する「河原輝男」。物語の前半部分は,五十嵐友也...続きを読むが新たな証人を見つけるなどし,新たな証拠が見つかったなどの理由から,「河原輝男」が控訴審で無罪を勝ち取るまでの話である。警察による厳しい取り調べと冤罪ができる仕組みが、バックグランドとして描かれている。
しかし,後半部分は,物語が一変する。通常であれば,冤罪で逮捕,勾留されていた河原輝男はいい人物として描かれそうなものだが,河原は単なる「善人」ではなく,一癖も二癖もある人物である。
五十嵐友也は,婚約者であった水沢舞が殺害されてから,久美子という女性と結婚し,小谷ミカとも交流が続いている。水沢舞の妹が上京し,河原輝男の被害者側の視点と,冤罪を支援する側の視点から話が進む。
最後の意外性は,折原一作品でもトップクラス。五十嵐友也の妻であった久美子が,かつての同居者であった小谷ミカの名前を騙っており,水沢舞殺しの真犯人であった。本物の小谷ミカの記述を入れたり,目撃者として出てきた村越という人物を最後に絡めてきたり,物語としての作りも秀逸。折原一らしく,読んでいるときの,これはどうなるんだというワクワク感はあり,折原一らしくなく…というと失礼だが,結末の意外性も一級品。傑作と言っていいデキ。★4で。

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Posted by ブクログ 2015年05月14日

ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、それはとても素直に受け取れるものではない。河原の他に真犯人がいるのだろうか。謎のまた謎の千枚。

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Posted by ブクログ 2013年10月08日

一人の冤罪者を追う物語です。新聞記事、雑誌記事、裁判傍聴とノンフィクションのような状景が繰りひろげられ、混迷の様相を呈していきます。捻りに捻ったプロットを破綻なく一気に収束させる展開は圧巻です。著者の代表作の一つだと思います。

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Posted by ブクログ 2013年04月09日

これが折原ワールドなんですね。
折原一は三作目ですが、この人の本の読み方はわかった。
立ち止まったり、振り返ったり、読み返したりせずに読む進むべし!

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Posted by ブクログ 2022年05月25日

ルポライターの五十嵐友也はその昔、ある婦女暴行連続殺人事件を追っていた。女性を暴行し殺害した後、被害者の顔に灯油をかけて燃やすという残虐なものだった。そして五十嵐と当時付き合っていた彼女までが、なんとその連続殺人事件の被害者となり、殺されてしまったのだ。
やがて河原輝男という男が容疑者として浮上して...続きを読むくる。警察は河原を取り調べるが、決定的な証拠はなかった。そこで警察は、窃盗などの別件で勾留期間を繰り返し延長。ようやく河原は自白し、裁判で無期懲役となった。
その事件から約10年経って、五十嵐は獄中の河原から「これは冤罪だ。自分の無実を証明するために協力して欲しい」という旨の手紙を受け取る。
河原は本当に無実なのだろうか、もしそうであれば真犯人は今どこで何をしているのか。

五十嵐は恋人を殺された後に出会った女性と結婚していたし、今更辛い過去を思い出したくはなかった。でも河原と面会したとき、以前の印象と違って誠実な真面目な人間のように見えたために、冤罪もあながちありえない話ではないと感じる。そこで、この事件をもう一度調べ、それを記事にすることに決めたのだ。

この物語のいいところは、いろんな人が出てくるわりにはごちゃごちゃしていないところだ。あれー、この人なんの人だっけ?ということがない。
怪しい人ばかりなので、もしかしたら連続殺人事件と見せかけて、本当はそれぞれ犯人が違うのではないかと予想してみる。犯行現場は2階なのでそれが何か関係があるのか、名前のよく分からない男女は誰なのか、自転車を乗り回す奇異な少年はどう関わってくるのだろうか。もう先が気になって仕方がないので、会社の休み時間も電車の中もひたすら読んで読んで読みまくる(とくかく分厚いから)。

結構グロテスクな描写があり、女性の立場から言わせてもらうと、読むに堪えないシーンも多々ある。苦手な人もいるかもしれない。わたしもギリギリのラインだった。こういう犯罪を犯す人間には怒りしかないし。
でもその怒りすらも、真犯人が分かった時点で吹き飛ばされそうになっちゃう。でも悪い人はやっぱり絶対許せないけどね。

折原一、独特の面白さがあると思う。






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Posted by ブクログ 2020年08月16日

暴行殺人犯が冤罪を訴え出所したものの、そこか始まる惨劇の第2幕。
意外といえば意外だが、納得といえば納得の真犯人。ちゃんとまとまり、落ち着くところに落ち着いた話だが、女性の扱いがちょっと不快。時代なのかな。

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Posted by ブクログ 2019年10月12日

期待しすぎた!
犯人は最後までわからなかったけども
それにたどり着くまでが長く、わからないからといって面白いとも限らないんだなと

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Posted by ブクログ 2017年12月08日

評価は3.

内容(BOOKデーターベース)
ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、それはとても素直に受け取れるものではない。河原の他に真犯人が...続きを読むいるのだろうか。謎のまた謎の千枚。

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Posted by ブクログ 2016年09月15日

良い点
長いけど、一気に読めて飽きさせない
最後まで、犯人を分からせない
展開が早く、推理させない
登場人物が個性的

悪い点
事件後の警察のせいで次の事件が起きる
隼の男の存在が薄い
五十嵐がモテる理由が不明
河原郁江の必要性が不明
犯人のそこまでやる意味か理解できない

以上

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Posted by ブクログ 2016年02月13日

長い。上に重い……さらにあんまり救いがない
主人公が軽薄だなー。クズはどうなってもクズだなー。って思いながら読んでた。
犯人は真ん中くらいでなんとなく想像していた通りだったし、もう一人の犯人もその通りだった。
娘を殺された親が、犯人(だと思っている)男に、一回も娘を殺したのはお前なんだな。と聞かなか...続きを読むったことにビックリ。
ただ、後半はやっと話が展開していくので、ドキドキしながら読める。

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Posted by ブクログ 2014年03月18日

大長編だが、第二部に入ってからは展開が目まぐるしく動き一気に読めた。登場人物が多くそれぞれの視点から群像劇のように進んでいく今作。怪しい人は山のようにいて、最後まで真犯人が分からなかった。まあ、冤罪者とはよく言ったものですな。

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Posted by ブクログ 2013年09月20日

折原さんらしい、いくつもいくつも謎が含まれる本。ただこういう所々にエロさがあるの、この作者欲求不満かと疑うほどに強姦がテーマだった。
いいけどみる人にとっては不快にさせそう。
よく分厚くここまで書けるなと思った
レビューであったけど、ミステリー小説でもなんでもオチは書いちゃいけないと思う。いくら自分...続きを読むのレビューでもそれがマナーじゃないだろうか。

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Posted by ブクログ 2013年03月31日

読んだきっかけ:100円で買った。

かかった時間:12/30-1/4(6日くらい)

あらすじ: ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、そ...続きを読むれはとても素直に受け取れるものではない。河原の他に真犯人がいるのだろうか。謎また謎の千枚!

感想とあらすじ:叙述トリックと意識して読む。騙されまいとして読む。それが千枚。
……疲れました。
おかげで、ある程度、自分の推理は当たってました。
ただ……長すぎるなぁ。。。
疲れた。

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Posted by ブクログ 2012年12月12日

しばらく積読本と化してたが、眠れぬ夜に一気に完読。
かなりのボリュームの割りにはすんなりと読むことができた。
まさに折原ワールド全開と言った感じで、なかなか楽しめた。
いかに騙されるかを期待して読むというのがスタイルなのですが
こういう本も、たまに読んでみるのもいいものですね。
ま、しばらくは折原本...続きを読むは読みませんが(笑)

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Posted by ブクログ 2012年12月07日

娯楽作として楽しませてもらいましたが、この手の異常犯罪を題材にした作品はやっぱり読んでいて気持ちの良いものではない。
また犯人の動機がいまいちであり、それがこの作品の「力」の弱さをもたらしていると思われる。

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Posted by ブクログ 2012年11月11日

婦女暴行事件の容疑者が冤罪ではないか❓しかしひのないところには煙はたたずというわけで読後感はあまりよくなかったな。おもしろかったけど。そんなに主人公はいい男だった❓もてもてだったけど、女々しいよね

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Posted by ブクログ 2012年11月01日

この本、「読んだっけ……?」と思いつつ、置いてありました。
この冤罪者の他にも失踪者、誘拐者というのがあって、
「なんか失踪者は読んだ気がするけど、冤罪者だったかな?」
とこんがらがってしまって。

結論は、「まだ読んでなかった」でした。

冤罪って、怖いよな~。
やってないのに「やりました」と言わ...続きを読むざるを得ない状況に
追い込まれる。

しかも警察の方々にですよ?
普通に暮らしてたら「市民の味方!」のはずの人なのに。

しかしこの河野という人、気持ち悪い。
そして私は五十嵐も気持ち悪くて仕方なかったんだけど。

でも折原一さん読むの久しぶりだったので、楽しめました。

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Posted by ブクログ 2012年07月01日

 むむむ。
 なるほどこういう展開なのか。

 読後感の悪さは、意図的なんだろうなぁ。解説にもあるように、主人公を含め、胡散臭い登場人物しか出てこない一冊。ほんとすごいよ。

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