篠田真由美のレビュー一覧

  • アンソロジー 隠す

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    「隠す」というお題なので薄暗い犯罪ものだと思ったが、癒し系など色んなタイプを楽しめる短編集で、どの話もぐいぐいと世界観に引っ張っていくものが多いので短編でも充分な満足感があった。

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    2022年05月10日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    今回も楽しませてもらいました!アミの会(仮)のアンソロジー。
    近藤史恵さんの「孤独の谷」はこわい話でしたが最後に見事にやられました。
    新津きよみさんの「十年日記」は心温まる話でよかったです。
    松村比呂美さんの「青い封筒」はうちでは絶対にないかもと思いました。

    232ページの静まり帰ったは静まり返ったでは?

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    2022年04月08日
  • 迷 まよう

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    ミステリー小説家のアンソロジー。
    長編にできそうなネタを惜しげもなく短編に仕上げている作品もあり、とても楽しめた。
    特に下記三作品が面白かった。

    近藤史恵「未事故物件」
    乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
    新津きよみ「女の一生」


    ●近藤史恵「未事故物件」
    引っ越したアパートの上の部屋から午前4時に洗濯機の音が聞こえてくる。しかし部屋は空き家だという。騒音に悩まされた主人公は音の正体を探り始めるが…。

    ●福田和代「迷い家」
    泥酔して他人の家に上がり込んだ主人公。食卓に用意された鍋を食べ、食器を1つ持ち帰る。後日、その屋敷の住人が行方不明になったと耳にする。しかも主人公が迷い込んだ日だと

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    2022年03月29日
  • 迷 まよう

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    ネタバレ

    近藤史恵「未事故物件」
    一人暮らし始める前に読まなくてよかった。
    ホントに怖いのは生きてる人間。
    でも、毎日4時に洗濯機回されたら発狂しそう……

    福田和代「迷い家」
    舞台は現代日本だけど、導入はほんのり日本昔話テイスト。
    優しいお出汁のお鍋食べくなっちゃった。笑
    最後のオチはちょっと強引な気もするけど……。おちょこに指紋ついてるくらいなら、他のものにもベタベタついてるでしょって。

    乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」
    自分の両親も主人公と同年代くらいの頃に離婚しているからか、感情移入がはんばない。しかも4つ下の弟がいるのも一緒!
    両親のどっちについていっても良いよって、子供の気持ちを尊重し

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    2022年03月18日
  • 龍の黙示録 紅薔薇伝綺

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    龍の黙示録シリーズ 第5弾。
    龍とセバスティアーノが中世に飛びます。
    修道院に隠された秘密、と事件の真相を探るべく
    他人の体に入り込んでの捜査となります。
    篠田真由美版『薔薇の名前』!
    そして映画「薔薇の名前」で主演された
    ショーン・コネリーさんの訃報が飛び込んできました。
    心から、ご冥福をお祈りいたします。

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    2022年01月03日
  • 迷 まよう

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    ネタバレ

    アンソロージーはいろいろな作家の方の作品が読めるので好きです。

    今回は近藤史恵さんの『非事故物件』が特に面白かったです。

    それぞれに個性が出ていて、面白かったですねぇ。

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    2021年12月05日
  • アンソロジー 捨てる

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    中古で買ったら、なんと大好きな松村比呂美さんのどなたかに向けた
    直筆サインが入っておりました。ラッキー。
    「捨てる」をテーマにしたアンソロジーもの。
    テーマからいうと断捨離・清算などが思いつくけれど、
    それから展開される物語はどれも面白かった。
    特に好きなのは、「蜜腺」「ババ抜き」
    読み終わってしばらくたつ今でも、思い返すと背筋がぞくっとする。

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    2021年03月29日
  • 龍の黙示録 水冥き愁いの街 死都ヴェネツィア

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    龍の黙示録シリーズ 第6弾 イタリア三部作 第1弾

    ヘタレ修道士の為に舞台はヴァティカンからヴェネツィアへ。
    意識のない状態で移送された先で待っていたのは、
    師を龍に殺され、復讐に燃える200歳の美しき吸血鬼タジオ。
    そしてべタニアの姉妹はじめ、教会の刺客たちが水の都に集結。
    いきなり襲ってきます。
    そんな時でも脳みそピンクにしたり、グルグルさせるのは
    本当に勘弁して!
    が、セバスティアーノも透子も闘う意味を見出します。
    最後の方のシーンは、是非とも映画館の大画面で
    見たくなるような情景描写でした。
    そして、メインキャストを増やして舞台は
    ヴェネツィアからトリノへ・・・

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    2020年11月16日
  • レディ・ヴィクトリア ローズの秘密のノートから

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    ヴィクトリアの理解者がますます増えて暮らしやすそうになってきました。
    ローズもすっかり女らしくなってきているので、そちらの話も進めていただけそうです。
    今後も楽しみです。

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    2020年10月14日
  • 閉ざされて

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    汀の心があまりにも悲しい。
    自分を醜いと思い詰め、父の再婚によりできた家族にはひどい扱いをされる。
    ただ1人の味方のはずの兄は遠くにいる。
    心を開けると思う相手ができたのに、、、
    それがさらなる悲劇をうむなんて、悲しすぎる。
    汀の魂に救いがあることを願わずにいられない。

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    2020年09月21日
  • レディ・ヴィクトリア 謎のミネルヴァ・クラブ

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    ローズが身分や人種、血縁に捕らわれずに我が家を認識できました。
    良い職場で信頼できる人に囲まれて暮らせて幸せです。
    まだいろんなの事件は有りそうだけどきっと乗り越えて行けるでしょう。
    今後が楽しみです。

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    2020年09月01日
  • 黎明の書 巻之陸 翼あるもの

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    ネタバレ

    前巻までの内容ほぼ忘れていたけど、読み進めて行くうちに思い出しつつ、先が気になって一気に読めてしまった。
    いろんな人がいなくってしまって悲しいだけの終わりに感じなかったのは、彼らが生を全うしたと思えたから、残されたラウルに彼らの想いが続いていくと思えたから。
    いろんなペアの主従関係たいへんおいしかったです。

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    2020年09月12日
  • アンソロジー 隠す

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    気になる作家さんが沢山。読み応えがあった。
    アンソロジーは知らない作家さんとの出会いがあるから好き。個人的に新津きよみ「骨になるまで」松村比呂美「水彩画」がよかった。

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    2020年07月31日
  • レディ・ヴィクトリア ロンドン日本人村事件

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    主役がメイドになりました。
    日本人が当時のイギリスで本当にこんな感じだったのかな~とか思って読みました。
    かなり忠誠心の熱い人がいて、かつ陰が薄い…
    登場人物が多いのでキャラを立てるのは大変ですね。

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    2020年07月26日
  • アンソロジー 隠す

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    11名の女流作家たちが一つのテーマで物語を紡いでいます。近藤史恵、松村比呂美、光原百合の作品が良かったし怖かった。

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    2020年06月05日
  • レディ・ヴィクトリア ローズの秘密のノートから

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    奥様がローズに贈った秘密のノートが素敵。
    何を記そうか迷うローズも可愛い。
    そして、奥様は言うまでもなく、シレーヌたち、チームヴィタのみんながかっこい。
    男装の麗人って憧れる。
    美しい踊り子サロメもよかった。
    女性の地位が低かった時代。
    現代では当たり前の行動でも、後ろ指を指されてしまう。
    それを恐れない姿勢か美しい。
    さて、不穏な終わりで、続きが待ち遠しい。

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    2020年04月16日
  • レディ・ヴィクトリア ローズの秘密のノートから

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    ネタバレ

    いやぁー、今回も面白かった(^^)
    ビクトリア王朝の光と影をしっかり描いたこの作品は、見落とせない。
    次は切り裂きジャックか、楽しみ。

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    2020年03月03日
  • アンソロジー 初恋

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    アミの会(仮)のアンソロジー。
    大人の「ファーストラブ」とのことで、大崎梢さんの「レモネード」な感じの作品集かなと思って読んでいましたが、色々な形の初恋の話でした。

    福田和代さんの「カンジさん」みたいな、ちょっとゾワッとくる話もありましたが、好みの展開が多かったですね。
    松村比呂美さんの「迷子」で暖かな気持ちになって読み終わることができました。

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    2020年02月12日
  • アンソロジー 初恋

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    アミの会の面々が描く初恋、色々な初恋があって楽しかった。
    思いがけずイヤミスちっくなものもあったし。
    涙を流す絵の話が1番好きかな。
    あと、迷子も同じぐらい好き。
    どちらも、ほのぼのしていて、可愛くて、私の好みにぴったり。最後のあれには完全ノックダウンw
    アミの会、次のテーマはなんだろう。楽しみでならない。

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    2019年12月28日
  • 黎明の書 巻之陸 翼あるもの

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    篠田せんせいのこういう話、大好きなのに、予想外に読むのに時間がかかってしまった。
    こういう、ゴシックな話、大好きなのに。
    分厚さと二段組みのボリュームはさすが。
    オラフの過去があまりにも凄絶で、読むのが辛かった。
    でも、それが出会いをもたらしてくれてはいるのだけど。
    ミハイの壊れっぷりはぞっとした。
    哀れでもあるけれど、、、
    でも、正直、あのラストは私の好みではなかった。
    ラウルとイオアン、大好きだったのに。
    衝撃で、思いも寄らないというのは確かだけど、、、

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    2019年09月23日