篠田真由美のレビュー一覧

  • 失楽の街 建築探偵桜井京介の事件簿

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    ネタバレ

    今までの建築はお金持ちの別荘とかが多かったが
    今回下町の古い共同体という事で珍しい。
    教授視点。

    木造は残すのが難しい。。。
    以前文豪の住んでいたアパートに行こうと思ったら取り壊されていたし。。。

    爆弾テロが題材だったのだが
    京介のセリフ
    戦争で沢山の人が死ぬのと、身近な人が一人死ぬの
    どちらがより悲しいか、
    確かに明言は避けるけれど、人ってそういうものだと思う。。

    今回は色々新しくて、展開が読めず。
    二部はこれで終わりらしいが、まだまだ未読があって嬉しい。

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    2017年07月10日
  • レディ・ヴィクトリア ロンドン日本人村事件

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    当時の日本人をイギリス人から見ると、実際にああいうふうに思われていたのだろうか。
    一生懸命さを嗤うなんて、傲慢さが鼻につく。
    その分、レディ・ヴィクトリアの魅力が際立つのだけど。
    ローズのひたむきさも微笑ましくて好き。
    サー・ミットフォードは本当に最低。実在の人物とのことだけど、実際には、あそこまでの人でなかったと思いたい。ま、奥方の反撃は痛快だったけど♪
    佐絵も実にかっこいい。あの行動力、決断力、惚れ惚れする。
    きっと、流されることなく自分の道を切り開けるに違いない。
    似た印象だなんて、ローズの将来も楽しみ。
    あのお別れも、きっと彼女の糧になる。
    ああ、読み終わったばかりで、もう続きが待ち遠

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    2017年03月31日
  • イヴルズ・ゲート 黒き堕天使の城

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    ヨーロッパの不気味な古城。
    そこで行われていることがおぞましくも恐ろしい。
    ルカ&ヤトのコンビも、今回は切り離されているし。
    ヤトが、まっすぐにその城に押しかけるところが、いかにも「らしくて」好き。
    アデルへの対応も、男前すぎる!
    ま、アヌビスの活躍の場がなかったのはちょっと残念かな。
    でも、彼らの物語はまだまだ続きそうで楽しみ。

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    2017年01月22日
  • レディ・ヴィクトリア 新米メイド ローズの秘密

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    ローズちゃん、可愛い!
    ひたむきで、頭の回転もよくって、家族思い。
    なんて可愛いんだろ。
    そんなローズちゃんが、メイドとしてやってくる。
    兄アーサーを探したいという大きな秘密を抱えて。
    そこは、レディ・ヴィクトリアの、風変わりなお屋敷。
    シレーヌもディーンも、もちろん、登場。
    そして、やっぱりかっこいい。
    許し難いのはBWのやつ。時代が時代だからって、ありえないでしょ!天誅!!
    暴走するローズのひたむきさを、シレーヌたちがうまく導く様子が嬉しい。
    彼らのその後が、早く読みたい。
    あとがきによると、ここからが本筋みたいだし♪

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    2016年10月23日
  • 魔女の死んだ家

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    ネタバレ

    桜井京介として読めば物足りないのかもしれませんが、普通のミステリーとして読めば中々面白い叙述トリックをしていたと思います。娘がまさかの息子だったりと設定としてはありきたりですが面白かったかなと。読みやすかったので、その辺も高い評価に相応しいと思います。
    ただ、やはり桜井京介としての話ではないので煽りとしては失敗だと思います。

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    2016年11月05日
  • レディ・ヴィクトリア 新米メイド ローズの秘密

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    一作目より面白かった。なるほど、これから本編でしたか、納得です。
    頼れる仲間たちとの今後の展開、楽しみです。
    (シレーヌが非常に格好良かったです。何者だ、この人・・・)

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    2016年09月04日
  • 燔祭の丘 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵桜井京介シリーズの長編15作目。
    遂に最終巻です。


    スピンオフ作品がいくつもあるし、
    主要人物たちのその後も垣間見えるらしいので、
    名残惜しいという感じは正直あまりしないんですが。


    それよりも。
    流石、ストーリーテラーのこの著者。
    背表紙の分厚さを物ともせず、
    最後まで一気に読ませられました。
    これまで秘められてきた京介の過去は、
    一族にまつわる話と共に、
    まるで大河かサスペンスドラマかという感じで引き込まれました。
    読み応え抜群です。


    若干残念だったのは、
    建築探偵という一面がすっかり鳴りを潜めたこと。
    シリーズ中盤くらいから、
    京介の過去というゴールがある為か、
    徐々に

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    2017年10月14日
  • 桜闇 建築探偵桜井京介の事件簿

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    桜井京介シリーズ短編集。
    京介が海外で遭うミステリーは面白く読めたし、蒼があの温室を訪れる話は何とも言えず。
    原罪の庭を読んだ人なら見守る気持ちになったはず。
    表題の桜闇は京介の初めての×××。
    何でそんな事になるんだ?と置いてきぼり感があった。

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    2016年07月16日
  • 灰色の砦 建築探偵桜井京介の事件簿

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    蒼が出てないからどうかなぁと思ったけど、なかなか面白かった!犯人は予想通りだけど動機がうーん。荷担した人もうーん。死んだ人がみんな可哀想だった。

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    2016年07月01日
  • 玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿

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    犯人はだれか、何となく途中から察しはついていたけれど犯人の秘密には最後まで気づかなくてアッと驚かされた。

    ちぐはぐな点もあった気がするが最後まで面白く読めた。

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    2016年06月26日
  • 建築探偵桜井京介の事件簿 未明の家

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    桜井京介シリーズ第一弾。
    面白いミステリーはないかなぁと探していた所に出会った作品。
    ミステリーよりも登場人物の過去が知りたくて読み進めていた。
    蒼がかわいいなぁ。
    これからどんどん成長して行くけど、この時の掛け合いが楽しくていいなぁ。

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    2016年06月18日
  • イヴルズ・ゲート 睡蓮のまどろむ館

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    篠田真由美さんの描く、こういうお話は本当に好き。
    雰囲気があって、ホラーが苦手なのに、ついつい読んで、はまってしまう。
    この作品では、御子柴センセの無頼ぶりが特につぼ。
    ルカとの掛け合いが楽しいったらない♪
    2人の出会いの場面はもちろん、アヌビスとの出会いとかも、読んでみたいなー。
    衿の心は悲しすぎたので、あのラストは救いもあったと思いたい、、、

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    2016年06月04日
  • 黒影の館 建築探偵桜井京介の事件簿

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    再読。なのに全然覚えておらず新鮮な気持ちで読みました。
    先生との出会いはいつも仮面の後の本心とのギャップで、皆それに驚いている内に虜になってしまうのかしら、と感じました。

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    2016年05月28日
  • 誰がカインを殺したか 桜井京介returns

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    成長譚から学ばせていただく事多し。それにしても、いつまでも追える背中のあることのなんと頼もしいこと。

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    2016年05月26日
  • レディ・ヴィクトリア アンカー・ウォークの魔女たち

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    ああいう雰囲気、篠田先生は本当にうまいなぁ。
    19世紀のロンドン。
    アメリカからきたヴィタ。
    しかも、謎解きまでと思ったら、謎は侍女シレーヌが名探偵?
    執事のディーンも、不思議な存在。

    お隣さんのアリスお嬢様が、自由闊達で素敵。
    まだまだ、いろんな問題が残っているし、シリーズ化だよね?
    楽しみ。

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    2016年03月05日
  • 誰がカインを殺したか 桜井京介returns

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    40代半ばですでに軽く隠居老人めいてきた桜井京介(笑)。
    20~30代の頃よりも随分丸くなったものです。とくに女子中学生である庄司ゆきちゃんとの会話はまるでおじいちゃんと孫のよう・・・。
    なんだかそれはそれで新鮮です。

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    2015年08月29日
  • 失楽の街 建築探偵桜井京介の事件簿

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    建築探偵シリーズ第10弾(通算14)&二部完結。
    今回の舞台は東京。そしてメインキャラ達はまだマレーシア。
    そうなんです。前作とちょっとだけ被ってます。
    家出少年の行方と爆弾テロと元W大教授の息子の死の真相。
    狙われたW大と神代教授宅。
    ジメっとして粘着質で変に熱い思考が入り乱れて
    本当に梅雨のような心模様ですよ。
    蒼も爆弾テロに巻き込まれたために、京介が警察に協力することに。
    テログループ『火刑法廷』の目的とは?
    今回はちょっと物足りなさが残るけど、さりげなく過去キャラが
    登場してるし、京介ファンにはたまらないシーンもあって
    久しぶりに妄想炸裂してしまいました。

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    2015年07月29日
  • 誰がカインを殺したか 桜井京介returns

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    懐かしい人たちとの再会は嬉しいですが、シリーズ完結
    後にこういうのを2冊も出されると、ちょっとですが
    「やめる」「やめる」詐欺みたいだよね(笑)

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    2015年07月15日
  • Ave Maria アヴェ マリア

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    わたくし・・・美少年が大好きでして(腐女子まではいってませんが^^;)、建築探偵桜井京介シリーズに登場する「蒼(あお)」君も大好きなんざんす。本書はその蒼君の物語を書いた番外編となりますです。うれしぃ~~!
    表紙を開くとすぐに「はじめに──作者からのおことわりとお願い」があります。
    そこに書かれているのはこの作品にはシリーズ第5作目「原罪の庭」の真相に触れているので、あしからず。という内容なんです。
    やっぱりシリーズものは最初から順番に読まなきゃね~。
    せめて「原罪の庭」を読んでから読まれることをオススメします。
    すると~もっと内容を理解することができますので。
    本書では蒼君、22歳の大学生で

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    2015年01月21日
  • angels 天使たちの長い夜

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    キャ~~、蒼くんが主役だぁ!
    すっごくめんこいんですよん、蒼くん。
    建築探偵桜井京介シリーズを読んでいないとわからないとは思うのですが・・・。
    あ、でも本書はシリーズとは全然関係ないので、単独で読んでも大丈夫です。
    建築探偵シリーズの最初の方では、蒼くんはマスコット的存在なだけだったんです。
    あまりに愛らしいキャラがうけたためか、だんだん登場することが多くなり、幼くて純粋に生きている蒼君の暗~~い過去を題材にした本が出て、そして番外編に。
    まずは「センティメンタル・ブルー」というのが蒼くん主人公の番外編でした。
    今ではシリーズの主人公は蒼くんかも・・・。
    本書は夏休みの高校を舞台に、自動電気錠

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    2015年01月16日