あらすじ
19世紀ロンドン。ヴィクトリア女王の御世にロンドンへメイドとして働きに来たローズ・ガース。彼女がお仕えするお屋敷は、何もかもが型破り。目新しい生活に全力でとりかかるローズ。彼女には、どうしてもロンドンに来たい理由があった。それは姿を消した兄を捜し出すことなのだが。
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Posted by ブクログ
ローズちゃん、可愛い!
ひたむきで、頭の回転もよくって、家族思い。
なんて可愛いんだろ。
そんなローズちゃんが、メイドとしてやってくる。
兄アーサーを探したいという大きな秘密を抱えて。
そこは、レディ・ヴィクトリアの、風変わりなお屋敷。
シレーヌもディーンも、もちろん、登場。
そして、やっぱりかっこいい。
許し難いのはBWのやつ。時代が時代だからって、ありえないでしょ!天誅!!
暴走するローズのひたむきさを、シレーヌたちがうまく導く様子が嬉しい。
彼らのその後が、早く読みたい。
あとがきによると、ここからが本筋みたいだし♪
Posted by ブクログ
一作目より面白かった。なるほど、これから本編でしたか、納得です。
頼れる仲間たちとの今後の展開、楽しみです。
(シレーヌが非常に格好良かったです。何者だ、この人・・・)
Posted by ブクログ
嘘で塗り固められたメイドが就職したお屋敷は
何もかも驚きの連続。
役割はきっちりと、身分制度もきっちりと、が
普通の世界では、確かにこれは型破り。
とはいえ、やれる人間がやった方が早い、というのは
今の感覚なのでしょうか?
専任なら、確かにスペシャリストになれますけど。
兄を探しにきた新米メイド、が主役な今回。
あとがきにありましたが、ここからが本編だそうで。
確かに、前回とはまったく違う話の運びです。
連絡がつかなくなった兄は、どこで何をしていて
どうなっているのか。
歳を誤魔化して就職して、探しているわけですが
何だか今回、自称探偵が本物のような動き(笑)
仕事している! という感じでした。
そして冒頭だけの出演かと思っていた、前メイド。
見逃していたからこういう性格になったのか
そもそも元からこうなのか。
この職場、ちょろまかすには天国のように
やりやすかったと思いますが。
Posted by ブクログ
「世間では無論、違う意味でそのことばを使うでしょう。ですが、私が思う≪レディ≫の条件は、誇りと気概と意志です。アダムが耕しイヴが紡いだとき誰が貴族であったか、ということばもあります。生まれ育ちや親の持つ財産の多寡ではない、己れの価値は己れが決める。敬意を持って扱われるべき(リスペクタブル)レディとは、そういうものだと思うのです」
(P.49)