篠田真由美のレビュー一覧
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シリーズ第4作。
いつもなら蒼君目線で語られるけど、今回の語り手は深春です。
1995年の大晦日。
京介の涙を見た事があるという深春は、蒼にせがまれ記憶の扉を開く。
19歳だった7年前の12月。
深春が慌しく引っ越した「輝額荘(きがくそう)」で
初めて京介と出会うのだが、クセのある住人はいるものの、
居心地は悪くはなかった。
しかし、住人の1人であるカツが裏庭で変死。
その時から輝額荘は居心地の良い場所ではなくなった。
事件直後に輝額荘に入ってきた建築評論家の飯村。
今度はその秘書が、他殺死体で発見される。
そして意外な依頼人によって、探偵桜井京介が起動し、
相棒に選ばれたのは深春だった。 -
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『建築探偵 桜井京介の事件簿』第5作目!
ガラスの柩を思わせる巨大な温室の中で惨殺された病院長一家。
その血塗られた密室に置かれたチェストで、天使のようにまどろむ7歳の少年。ただ1人生き残った彼は、しかし言葉を失っていた。
闇に閉ざされた魂を救うため、最大の謎「薬師寺家事件」に挑む桜井京介。
建築探偵シリーズ第1部の掉尾を飾る傑作。
<京介と蒼の出会いの物語>
人は人によって傷付けられるけど、人は人にしか救われない、癒されない。
人と人との絆の大切さ。それがすごく胸にしみました。
全てを「守る」のは難しいけど、自分の大切な人は「絶対に守る」。
その姿は幼いながらも、かっこよく、勇ましく思え -
Posted by ブクログ
これまで読んできた篠田先生の「桜井京介」シリーズの中では異色で、私にとって今の所一番の作品になりました。
とにかく、印象的で心掴まれる言葉が散りばめられていて最後までどんな結末が待っているのか分からなかった。
文字通り、本に吸い込まれました。
★「僕は、自分と同じものを他人に要求したことはありません」
「身勝手に一方的に思い込んで他人に期待して、相手がそれから外れたといって裏切られたと騒ぐような、甘ったれた真似だけはしたくないんです。そんな醜態を晒すくらいなら、傲慢だと非難される方がはるかにましです」
★あまりにも無力なもの、無垢のもの、無防備な存在はそれ自体で人を引き付け誘惑す