倉阪鬼一郎のレビュー一覧
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怖いものが好きというよりも俳句が好き。あの短く切り詰められた形式は、長い文章よりも人の想像力をさまざまに刺激するからこそ、見えない世界の怖さを感じさせる作品も多いのだろう。怪奇趣味のものだけでなく芭蕉から今日まで幅広い句集を渉猟して紹介した編者の労力がすごい。以下、個人的に印象に残ったものをいくつかメモ。
流燈やひとつにはかにさかのぼる(飯田蛇笏)
人殺ろす我かも知れず飛ぶ蛍(前田普羅)
死にければ闇たちこむる蛍籠(山口誓子)
包帯を巻かれ巨大な兵になる(渡邊白泉)
萬緑や死は一弾を以て足る(上田五千石)
野遊びの児を暗き者擦過する(永田耕衣)
鶏殺すこと待て海を見せてから(大原 -
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ネタバレ何かの折、狂気太郎さんの名前を知り、Booklive!で狂気太郎さんを検索して、この人の本もオススメです、みたいな感じで出てきたので試しに買ってみた……ような記憶があります。
あと表紙買いしたかもしれないです。表紙の女の子が可愛い。けど表紙を描いた人の名前が見当たらない。くすん。
エログロ。ひたすらにエログロ。
人を殺し、殺し、性行為をおこない、そしてまた人を殺す。そういう世界で、それが当たり前の世界で、主人公であるユキには、ほんの少しだけ違う部分があるーー世界の秘密を知りたいと願う心が。
そんなユキの心の移り変わりを軸にしつつ、彼女と関わった人間の移り変わりも書き込まれて行く。
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Posted by ブクログ
ネタバレ倉阪鬼一郎さん「猫俳句のパラダイス」2017.1発行です。猫だらけの俳句(川柳)アンソロジーです(=^・^=) 俳句では①子猫らの逃げ場所となる書棚かな(いそむら菊)川柳では②泣き笑い我が人生は猫といた(戸部好郎)③猫といる時間がとてもやわらかい(玉利三重子) 作不詳で、④表札にネコの名前も三つ添え ⑤肩書の取れた余生を猫と生き ⑥世は愉しぞっこん愉し猫飼えば ーーーうちの猫も子猫の時は書棚が大好きでしたw。川柳は猫好きさんの思いを見事に表現してますね(^-^)ーーー
倉坂鬼一郎「猫俳句パラダイス」、2017.1発行、再読。数百句紹介されています。私にとっては、俳句より川柳がぴったりきます