あらすじ
風光明媚な「日本桜富士館」で催される、富士と桜を愛でる会。ひとりずつ旅に出なければならないというルールに従ったメンバーは皆、日本桜富士館に還ってくる直前で不可能殺人の犠牲になってしまう。「無傷」なのに死ぬ者、自在に飛び回る「天狗」に襲われる者。メンバーが愛する日本の美そのものの光景が反転解体した時、誰も予想できないアーティスティックな真相が出現する! やりすぎ凝りすぎ倉阪ミステリー、最高潮!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
アートなバカミス??バカミスでは恒例となっている、あの部分は相変わらずの力作で毎回次作は出るのかと心配になるくらい。ミステリ部分は、ここ数年の中でかなり脱力系。何と言っても、ヒントの部分が凄く脱力。
Posted by ブクログ
"そやから、わいは最後に謎を解ける。世界を背負ってるさかいにな。
世界のない名探偵はかわいそうやった。それでどうやって名探偵をやれっちゅうねん。
おなじような謎は、いくらでもあったな。
人はなぜ館にこんなにも惹かれるのか?
リアルでもフィクションでもええ。青年から年寄りまで、館っちゅうもんに妙に惹かれるのはなんでやろ?名探偵と同じで、館は世界を背負ってるからや。"[p.81]
なんというか、面白かった。
この人の本は他に読んだ覚えがないけれど、他もこんな感じだと思ってしまっていいのだろうか。