【感想・ネタバレ】五色沼黄緑館藍紫館多重殺人のレビュー

あらすじ

絢爛なトリック! 拡散された伏線! 戦慄の終幕劇!!某県・五色沼のほど近くに唐草模様で彩られた黄緑館・藍紫館という名の面妖な洋館が並んで佇んでいる。深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティーが開催された。が、招待客はわずか4人。奇妙なムードの中、第一の殺人が!! 被害者は「怪物が……」と死の直前に呟く。連鎖し起こる不可能殺人! 衝撃の真相が待つ!!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

五色沼黄緑館藍紫館――― 
落成パーティに招かれた文化人方々。 事情も呑み込めず密室状態になった屋敷で起きる急転直下の連続殺人の真相は? 

 仰々しいタイトルですが例の如くあのシリーズです。 全力で遊んでます。

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2024年03月19日

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お疲れさまでした!作者の徒労を眼前に明かされて、他にも労力の使い道があっただろうにと思う一方、その無邪気な稚気が微笑ましい限り。意表を突く行動で蓋然性の欠如を拾っていく最後の様は爽快的。ページ数の問題で文庫化したら話が成り立たないんですが…

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2011年12月31日

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なんだろ…驚きというより、すんごい労力の振り幅ッ!って思ったのが、印象に残った。笑

五色沼の唐草模様に彩られた黄緑館、藍紫館で各界の文化人を呼び、落成パーティーが開かれ、次々と起こる殺人事件。

なんら普通の推理小説と思いきや、中盤から一気に毛色を変えてくる。
ミステリーの中でもバカミスと言われるジャンルで、確かに良い意味でくだらねぇ笑…と言いつつも、そのバカミス愛を全力で出し切って来る、作者には感服するし、今まで読んだミステリーの中でも異彩を放つ物語の構成は新鮮味があり、なんだかんだで楽しめた。まあ〜これは好みが分かれそうな作品だが、個人的には面白かった!

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2025年06月12日

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倉阪鬼一郎先生にしか書けない作品!!!
ここまでバカミスを貫いてくれると、もう芸術ではないだろうか!!
無駄な(←褒め言葉)労力を込めて作り上げてくれた作品であることは間違いない!!
最初の1ページ目いや、それより以前に既に倉阪ワールドに入っていた笑
全ての人にオススメはできないですが、やっぱり大好きだーーー!

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2022年06月15日

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倉阪さんのバカミスが好きだからこそ、少しだけ惜しい内容。

「金赤館銀青館」で倉阪さん流<館シリーズ>の土台を作り、それを踏襲した…と見せかけた2作目「黒鳥館白鳥館」が色々と突き抜けすぎていて、この「黄緑館藍紫館」にも1作目→2作目程度の大転換を期待しすぎました。
多分、1作目→本作の順に読んだら、地面がひっくりかえるような気持ちを味わうことができたと思います。

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2012年10月01日

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相変わらずのバカバカしさ。少し失速気味の気もするが、それでも、詰め込まれた尋常じゃない量の脱力系のネタやその手間隙を思うと感動すら感じてしまう。序盤に繰り広げられるバカミス談義も愉しい。

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2011年09月08日

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パズルや謎解きが好きな人むけ推理小説。バカミス。
先に「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」を読んでいたのもあって
舞台や仕掛けの一部は途中で気づけたのが
なんというか倉阪氏知識レベルが自分に蓄積されているようで笑ってしまった。

ミステリーの仕掛けよりも、なんかちょっと違うところでの工夫に読後「おつかれさまでした」と言ってしまう作品。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんともバカバカしく,かつ,強引なトリックが,なんともいえない読後感を醸し出す,ザ・バカミスといえる作品。作者がバカミスを作ろうとして作ったバカミスは,寒い仕上がりになってしまうことが多いが,少なくとも寒い仕上がりにはなっていない。まごうことないバカミスとして,読み終わったあとに,なんともいえない気持ちになってしまう作品である。
黄緑館と藍紫館という二つの館に正体された4人の来客と館主,そして使用人達。4人の来客のうち,3人までが殺害され,さらに使用人のうちひとりも殺害される。
殺害方法もバカバカしく,ミステリの大家であるカーの傑作バカミスである「魔女が笑う夜」にヒントを得たというトリックなど,なんともバカバカしいトリックで殺人が繰り広げられる。ひとり目の殺人は,心臓が弱い被害者を,だまし絵を利用して殺害。ふたり目の殺人は,自殺した妻の顔をトイレの蓋に映らせて,驚かせて殺害(ひどい!),三人目は,密室と呼ばれる作品を利用して殺害(そもそも,黄緑館と藍紫館は,美術館の1階と2階で,「密室」や「虚無」というタイトルの作品があり,それらの作品により殺害されるというトリック。
さらに,犯人は,館主の娘の別の人格・・・というオチで,さらにそれを作中作としてしまう。やりたい放題。
おまけに,泡坂妻夫の「しあわせの書」を彷彿させる活字のトリック(ほとんどのページの特定の場所に「空」,「間」,「虚」,「無」を配置し,四隅を「か」,「ら」,「く」,「さ」にするという無意味かつ無駄な労力を掛けている!)。
最後の最後で,からくさを並び替え,「くらさか」にし,テキストを過剰に支配する真の作者としてしまう上に,評し折り返し部分の著者のことばにまで,L字に「館は美術館」という文字を配置するという凝りに凝った作り。
推理小説としては全く楽しめなかったが,本としては結構楽しかった。もう,ここまで来るとミステリではない。ギャグ小説という雰囲気。敬意を評し,★3をあげます。

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2015年12月01日

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お疲れ様!
く、く、くだらなすぎる、著者近影見るたびに笑っちゃう。
でも三崎黒鳥館の脱力感には及ばないかな

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2012年08月07日

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某県・五色沼のほど近くに唐草模様で彩られた黄緑館・藍紫館という名の面妖な洋館が並んで佇んでいる。
深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティが開催された。
が、招待客はわずか4人。
奇妙なムードの中で第一の殺人が!

なんていうあらすじはもうどうでもいいんだ、って感じの、恒例の倉阪さんのバカミス
ここまで読むと、ストーリーは二の次ですよね。
それよりも今回の仕掛けは!?ですよ。

そして今回も素晴らしい執念の仕掛けでした。
本当に、よくもまぁここまで・・・。単純にすごいと思う。
さすがにここまで続くと一つは見つけられましたが。
そしていつもながら真相は脱力ものですが。
そんなこともどうでもいいのです。とにかくこの仕事は称賛に値します。

それにしても最後のページは笑った。
ここは絶対に先に開いてはいけませ-ん!

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2011年10月14日

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バカミスってなんだろうと思いながら読んでいました。

残り1/4は読むのが辛かった。
そして、やっと辿り着いた最終ページで、思わず
「なんじゃこりゃ~」と叫びたくなった。
ああ、バカミスってこういうことなのね。

私にはあわないみたい。

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2011年09月14日

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