元武士で刀を包丁に持ち替えた料理人時吉と恋女房おちよの店「のどか屋」に、常連の客、隠密「黒四組」組頭の安東満三郎が顔を出した。ある“やんごとなき御方”がお忍びで食した「のどか屋」の料理をもう一度味わいたいが外に出られない。出張料理をしてほしいというのである。その後、立派な駕籠で向かった先は、なんと江戸城であった。はたしてこの出張、吉と出るか凶と出るか。
Posted by ブクログ 2013年05月29日
店の名前は「のどか屋」なのに、いつも事件に巻き込まれてしまう(^-^; 今回は時吉があんみつ隠密に連れられ江戸城へ出張料理に出かける。そこで聞いちゃいけない話を聞いてしまって、命を狙われる事に!すべてが片付くまで、おちよと二人で銚子の飯屋「はまや」で住み込みながら料理を作る。銚子の人達も江戸の人達も...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月16日
小料理屋を切り盛りする夫婦の話シリーズ。
前巻の味比べ対決の審判を行った、紫頭巾の御方から料理を気に入られて出張で作りに行くことになった主人公。
しかし、その先で偶然にもトラブルの種を発見してしまい、色々と事件が起こる。
季節は正月で、正月にちなんだ料理が出てくる。
しかし、江戸時代、武家は色々と決...続きを読む
××様に呼ばれて、料理を召し上がって貰って、誉められて、そこまででも、良かったかな。御膳奉行らの関わる悪巧みに巻き込まれたのは、ちょっと何だか微妙。まぁ、こういう分かりやすい悪人は、時代物には、付き物だけどね。
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