【感想・ネタバレ】京なさけ 小料理のどか屋 人情帖19のレビュー

あらすじ

皿を食わせるのかと、客が怒る老舗京料理屋。時吉に立て直せるか?

このままでは店が潰れる! 客をも見下す大女将と板長。
二人の料簡違いを窘めんと、跡取りの願いで時吉は京へ。事態は思わぬ展開をみせ…。

時吉とおちよの旅籠付き小料理のどか屋に、京から老舗料理屋の跡取りが訪ねてきた。時吉の料理の師・長吉が若い頃に修業した四条大宮の宮戸屋の若旦那・京造だった。父の死後、母と板長が形にこだわって心のこもらぬ料理しか出さぬので、客が怒って、このままでは店が潰れてしまう。なんとか料簡違いを窘めて店を立て直してほしいというのだ。時吉は京に行ったものの……。

~本書に登場する小料理~
・蛸のやわらか煮 ・蓮根せんべい ・烏賊の黄金扇 ・狸汁
・常節の鹿の子煮 ・椎茸雑炊 ・里芋の柚子味噌がけ
・秋刀魚の菊花巻き ・穴子の八幡巻き ・翡翠揚げ松葉刺し

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出た!時吉への無茶振り!

出たっ!時吉への、無茶振り!今度は、京都へ。了見違いの店の母親と板長へ、意見をしに。首尾良くとは行かなかったが、その息子が、嫁と一緒に、京都に、のどか屋を開き、盛況となる。いけずな母親と板長の店は、潰れる。ざまぁみろ(笑)ま、めでたしめでたしなので、星四つ。

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2021年04月27日

Posted by ブクログ

倉阪鬼一郎さんの人情小料理屋(旅籠)「のどか屋シリーズ」№19「京なさけ」2017.3発行です。京都の老舗料理屋の若旦那の依頼で料簡違い(皿が上から出る、客を見下す、見てくれだけ、自慢ばかり)の大おかみと板長を諫めるため京に出かけた時吉。結局は「料理は心」ということが通じず、若旦那、若おかみは店を出て、時吉の教えを受けながら新しい店を始めることに。京都にも小料理 のどか屋が誕生しましたw。マンネリ気味でしたが、今回はメリハリが効いてました!

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2017年03月31日

Posted by ブクログ

第十九弾
師匠の義父が世話になった京の老舗料理屋の跡取り息子の依頼、心を込めた料理を諭しに京へ
結局は新しい店を立ち上げることに

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2021年07月10日

Posted by ブクログ

時吉の師匠の長吉が若い頃に料理修業していた老舗京料理屋から若旦那が訪れる。その訳は女将と板長が客の事を考えず、形ばかりの心がこもっていない料理を出すので、料簡違いを嗜めて欲しい!と(゜゜;)そこで時吉が若旦那とともに京へ…
時吉の事だから、上手くやるんだろう(^^)と楽観していたら、この女将と板長がとんでもない人達(--;)時吉でもどうにもならない時があるんだね~( ̄~ ̄;)まぁ最後は良い雰囲気で終わったけれど、女将と板長が心を入れ替えたのかどうか知りたい(-.-)

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2017年05月25日

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