あらすじ
冬の江戸の町に強風が吹き荒れるなか、神田三河町の茶漬屋から上がった火の手は、元武家で刀を包丁に持ち替えた料理人時吉の「のどか屋」にまで迫ってきた。師匠の娘おちよと客を一足先に逃がした時吉は、猛烈な火勢と煙のなか、風上に向かって走りだしたのだか……。喧騒のなか、どこからか赤子の鳴き声が聞こえてきた。しかし、火はもうすぐそこまで迫っている……。
...続きを読む感情タグBEST3
目出度い話と悲しい別れ
目出度い話も有れば、火事での悲しい別れも有る。古くからのお馴染みさんの死に、お嫁さん一人の祝言には、泣けた。泣けた。
時吉とおちよが、やっと夫婦になり、猫ののどかが帰って来た。これからは、幸せになって欲しい。
Posted by ブクログ
のどか屋の世界にスッと入られるようになった(^^)今回は火事でどうなることか!?と心配したけれど、万事上手くいって良かった♪時吉とおちよも夫婦になり、行方不明になっていた看板猫のどかも戻って良かった!しかし、相変わらず悲しい時に食べる料理が多いからしんみり(._.)
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
のどか屋に災難と幸せが降ってきます。
短編連作で続いてきた話が、この巻で一区切りつくような感じです。
このシリーズは涙なしでは読めない感動ものが多いのだけど、今回は感動より悲しみが多くて逆に泣けなかったです。
料理は普段より質素なものが多いです。