あらすじ
刀を包丁に持ち替えた元武家の料理人時吉の「のどか屋」に天下一品の豆腐を卸している相模屋の主が病に倒れた。このままでは裏長屋の小さな豆腐屋の絶品な味がとだえてしまう。時吉と常連客たち、長屋の住人が起死回生の策で立ち上がった(表題作の『結び豆腐』)。他に『思い出の一皿』『蛍火の道』『「う」はうまいものの「う」』を収録。時吉の小料理が人々の心をほっこり温める。
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輪?和?縁?
のどか屋の周りに、幸せの輪?和?縁?が広がっていく。みんな、不幸な出来事も乗り越えて、幸せになって貰いたい。そんな人の心に寄り添った料理が、心にもお腹にもしみる。
Posted by ブクログ
またもや感動して泣いてしまう話が多いです。
電車内でうっかり泣きながら読んでしまったので読まれる時はお気をつけて。
前巻で書かれていたように、一難がやってくるが、これは悪者が非常にわかりやすい。
これから来るであろうおおごとのために、とりあえず一難を書いたという感じだろうか。