【感想・ネタバレ】ここで生きる 小料理のどか屋 人情帖15のレビュー

あらすじ

魚の目が怖いと怯える奇妙な料理人見習いは、大磯の船宿の跡取り!

江戸で唯一の旅籠付き小料理のどか屋に、同心が駆けこんだ。
大川端に書き置きを残して、のどか屋の見習いが消えたというのである。

江戸で二度の大火を経て、元侍の時吉とおちよの「のどか屋」は、これまで前例のない「旅籠付き小料理屋」となった。そこへ、大磯の網元船宿の跡取り由吉が見習いとして修業のためにやって来た。この由吉、料理の腕はそこそこなのだが、なぜか魚をさばく段になると、立ちすくんでしまう。魚の目が怖くて、かわいそうだというのである。そんなある日……。

《本書に登場する小料理》
・長芋の小判焼き ・鰹の皮の葱巻き ・白魚づくし
・筍の姫皮の梅肉和え ・蕪と油揚げのほっこり煮
・豆腐飯 ・心の茶碗蒸し ・鯛飯 ・平目の三種盛り
・胡椒飯 ・小鯵の南蛮漬け

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めでたしめでたしの終わりは良し

人騒がせの弟子の、大川への身投げ騒動が有ったり、そのせいもあって、長吉が、秩父の札所参り行ったり、殺した手代の方に、同情の集まる主殺しが有ったり、と、そこそこの事件は挟みながらも、安定の人情話。皆が幸せになって、めでたしめでたしの終わりは、良いなぁ。

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2021年04月25日

Posted by ブクログ

今回も食べたくなる料理が満載!(^q^)しかし話は魚の目が恐くてさばけない弟子が見投げ、どうしようもない罪で処刑になってしまう罪人の最後の食事などなど重苦しい雰囲気(--;)時吉とちよの息子千吉だけが希望の光りって感じだけれど、後半は苦しい思いをした人たちが新たな旅立ちをする希望に満ちた終わり方で良かった♪

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2016年06月25日

Posted by ブクログ

倉阪鬼一郎さんの「小料理のどか屋人情帖シリーズ」も15巻になりました。「ここで生きる」、2015.11発行です。シリーズのタイトルどおり、登場人物の人の良さ、飼ってるネコのかわいらしさ、美味しい料理に人情の機微・・・、のどかでほっこりする物語です(^-^) 最後に終章とありましたが、これで完結でしょうか・・・。随分楽しませていただきました(^-^) 新しいシリーズの登場を待っています!

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2015年12月12日

Posted by ブクログ

第十五弾、久しぶりに読む
読み始めて登場人物を思い出す
心優しき見習い修行の網元船宿の跡取り息子、一波乱はあったが魚を捌くことを克服?

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2021年06月25日

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