倉阪鬼一郎のレビュー一覧

  • 八丁堀の忍
    少年忍者ものとして大変に楽しめました。(^^
    世間知らずが都会に出てきてのちょっとしたトラブルとか、何かとフォーマットに沿っているという印象も強いのですが。
    忍者の里を抜けて江戸に着くまでが大半なので、一通りキャラクターの紹介をしましたって感じです。
    次巻以降にも期待大です。
  • 人情料理わん屋
    倉坂鬼一郎さん、久しぶりです。「人情料理 わん屋」、2019.4発行。人情と料理の時代物、健在ですw。
  • 怖い短歌
    あまり短歌は嗜まないが、面白かった。
    様々な『怖い』があり、想像してた『怖い』とは違った。良い意味で裏切られた。
  • 赤い額縁
     「世界一怖い物語」、THE RED FLAMEをゲームブックを書く参考にしようとしている小説家、翻訳しようとしている翻訳者、購入した吸血鬼の古本屋の話。
     ゲームブックのようにAからZまでタイトルがついており、章ごとに視点が変わる。ただし、ゲームブックのように順番を変えて読む必要はない。
     途中か...続きを読む
  • 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人
     巻末の著訳書リストによると、この本は「バカミス」に当たるらしい。確かに館モノを揶揄するかのように似たような単語を並べたタイトルはやけに長いが、バカミス扱いは良いのだろうか。でも作者が載せているということは作者はそのつもりで書いたのだろうか。
     そう思って読み進めたのだが、確かにこれが「バカミス」と...続きを読む
  • 桑の実が熟れる頃~南蛮おたね夢料理(五)~
    実在の人物が出てくるので、おっと思うものの、そもそも佐久間象山もそうでしたね。
    毎回、象山に誠之助が会いにいくたび、象山の外見に触れ功績に触れするので、シリーズものなのに一見さんに重きを置きすぎやしませんかね?
    一事が万事その調子なので、シリーズをまとめて読むのは得策でないかもしれません。
  • 八丁堀の忍

    忍びの痛快な仕事そして働き

    鬼市は幼子時にかどわかされて、人体兵器となるべく、忍びの里に連れて来られた。悲しくも親の顔も知らない時の出来事だ。その定めの鎖を自ら断ち切り、鬼市は裏伊賀の隠れ砦を抜け出してはるばる遠くの江戸まで逃げて来たのだった。
    鬼市は、江戸の賑いに戸惑い、大川近くの食べ物屋で岡っ引きに捕えられたが、見回り同...続きを読む
  • 風は西から 小料理のどか屋 人情帖24
    第二十四弾
    今日ののどか屋から来た為助、そして盗賊団も、盗賊団は千吉の名推理と時吉の活躍で、更には大川端の屋台蕎麦も
    そして為助の方は力屋の看板娘おしのと祝言、更には盗賊団に巻き込まれた板前も新たな店を
  • 走れ、千吉 小料理のどか屋 人情帖18
    第十八弾
    これも久しぶりに読むので登場人物の把握が今一つ、特に女性の平仮名の名前、シリーズ物ではどれでも
    暗い中に足に障害のある子供の逞しさ
    生きる希望を失った者の生きる活力は?
  • 千吉の初恋 小料理のどか屋 人情帖25
    倉阪鬼一郎 著「千吉の初恋」、小料理のどか屋人情帖シリーズ№25、2019.3発行。千吉13歳、のどか屋に修業に来たおまさ14歳、千吉のおまさへの淡い気持ち、成就出来たらよかったなと思いました(^-^)
  • 怖い短歌
    「怖い」をさらにカテゴリ分けしていて、それぞれのテーマに合う短歌がとにかくたくさん紹介されているので、短歌入門アンソロジーとしてとても良い。

    印象的だったのは

    自分が子を殺すさま想像できますか想像しながら家の鍵まわす(渡辺松男)

    ほとんどの人は人を殺したことがないし、誰も死んだことがないからこ...続きを読む
  • 風は西から 小料理のどか屋 人情帖24
    西から来た盗賊「嵐組」を一網打尽に!なんだか千ちゃんがかわら版に載るのは定番になってきたな(゜゜;)いい料理人にも十手持ちにもなりそう(^^)もう一人、西から来た料理人は「力屋」へ入り婿に♪そして好評の豆腐飯を出す店がどんどん増える(^^;)
  • 江戸ねこ日和 小料理のどか屋 人情帖22
    いきなり看板猫のどかが逝ってしまう悲しい話から始まる(ToT)火事場での炊き出し、盗まれた仏像を千ちゃんが見つけて、かわら版に載るなど心が元気になる話もあるけれど、猫カフェの話にしんみりとする(._.)別の本でも最近読んだけれど、虹の橋と毛皮を着替えて舞い戻る話はアカン(--、)
  • あっぱれ街道 小料理のどか屋 人情帖21
    千ちゃん満9歳、そろそろ料理修行へ出る話もチラホラ(^^)今回はおとうと千ちゃんと常連客の季川が句会に招かれ流山へ(^o^)そこで千ちゃんが盗賊を捕まえ大活躍!(;゜∇゜)パレードしたりサインを頼まれたり、凄い事に(^^;)でも天狗にならなかった千ちゃんは偉い!のどか屋の初代福猫のどかが弱っているの...続きを読む
  • 怖い俳句
    怖いものが好きというよりも俳句が好き。あの短く切り詰められた形式は、長い文章よりも人の想像力をさまざまに刺激するからこそ、見えない世界の怖さを感じさせる作品も多いのだろう。怪奇趣味のものだけでなく芭蕉から今日まで幅広い句集を渉猟して紹介した編者の労力がすごい。以下、個人的に印象に残ったものをいくつか...続きを読む
  • 開運十社巡り 大江戸秘脚便
    第三弾
    江戸時代の男女混合実業団駅伝、背後には不正優勝と殺人、そしてレースを利用した妻殺し
    安政の異変を鎮めるための執り行われたレース、ここで明らかになるのはころり亡くなった人が身近に多い事か
    双子を含め兄弟、身近に助けられて
  • 娘飛脚を救え 大江戸秘脚便
    第二弾
    今回はデビューしたてのあし屋のおみかが紅蝙蝠屋の残党により誘拐、監禁場所の確定と、身代金の支払い場所?
    協力して無事解決、しかし、背後の黒幕は-幕府を陥れるため、公家方の依頼で?
  • 廻船料理なには屋 荒波越えて
    倉阪鬼一郎 著 廻船料理なには屋シリーズ、「帆を上げて」に続く「荒波越えて」、2018.5発行です。大坂から江戸に出てきて上方の味を料理する「なには屋」、次平とおさやの兄妹と料理人の新吉、それに茶白の猫、きち。上方嫌いな店や悪徳豪商からの嫌がらせがあるものの、常連の客(これがすごいw、南町奉行、与力...続きを読む
  • 大江戸秘脚便
    シリーズ第一弾
    良く分からないが以前の話がある?
    何か途中から始まっている感じ
    闇の紅蝙蝠一味との格闘?
    仇を取り、一見落着とはいかず今後も?
  • うしろ
    それは奇妙なマンションだった。女性専用で、セキュリティは万全、一見何の問題も無いように見える。だが、常に観察していれば気づくだろう、ここでは妙に人が入れ替わることに。そして、出て行く者の顔は必ず恐怖に歪んでいることに。音楽を学ぶために来日したイェニョンは、希望を胸に訪れたが―。仕掛けられた呪いが発動...続きを読む