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Posted by ブクログ 2021年07月14日
先日読んだ「怖い短歌」の姉妹書で、著者である倉阪鬼一郎基準で選ばれた古今の怖い俳句を集めたアンソロジー。(刊行はこちらの方が先)
読み比べてみると短歌に比べて文字数が少ない分、描写がよりタイトで読み手の想像の入り込む余地が多く「怖い」。
収録されている句では渡辺白泉の「戦争が廊下の奥に立つている」や...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月14日
寺山の歌集に衝撃。
しかし頭の悪い高校生ゆえ季語を知らない。
切れ字もぴんとこず。
とはいえ川柳というと言葉が低俗な印象。
やっぱり俳句より短歌だ、
俳句ではわずかに山頭火くらいだな、
とまったく無駄なこだわりを持ち続けていたが、
まったくの誤りであると眼を見開かされた。
言葉少なく指し示すことの...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月07日
【怖い~を読む―2】
いそうでいない…とか、見えそうで見えない…
ってのが、「怖さ」を引き起こすんだろうなぁ。
俳句は17音…すべてを語るには短すぎる…
わかりそうでわからない…う~む、やっぱり怖い…
本書にもあるように…
「鑑賞する主体によって、感じる怖さはおのずと違ってきます。」
…というわけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月23日
そういえば最近、
(怖い思いをした事が無いな・・・。)
本書を手にとりながら、そう思った。
夜中のトイレも
母親の小言も
ホラー映画の中のゾンビにも
ビビらなくなったね。私…。
ふと、
(怖いもの…
どこへ消えたんだろう?何時の間にいなくなっちゃったんだろう?)
無敵の私は、ほんのちょっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月01日
世界最短の詩である俳句。
その俳句の世界で、誰もがその名を知る「俳聖」松尾芭蕉は
「言ひおほせて何かある」(すべてを言いつくしてしまって、何の妙味があるだろうか)
と言っている。
(この言葉は本書の中でも紹介されている)
要するに「チラリズム」
ただ、俳句で「怪奇」や「恐怖」を表現した場合、短...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月06日
これはすばらしい。俳句はあまり知らなかったが、この1冊で、とたんに興味が湧いてきた。俳句とは写生であるという理論もあるが、その場合も描写される現実をあるフレームで切り取るということになり、その構成の中に暗示された「背後の意味関係」が重要になる(それがなければ凡庸な句にしかならない)。そういった暗示性...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月26日
世界最短の詩文学・俳句は同時に世界最恐の文芸形式でもあります。日常を侵犯・異化するなにか、未知なるものとの遭遇、人間性そのもの…作品の中心にある怖さはそれぞれですが、どれも短いがゆえに言葉が心の深く暗い部分にまで響きます。一句二句、暗唱して秘められた世界に浸ってみてください。不思議なことに、そこはか...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月09日
まえがき冒頭は
俳句は世界最短の詩です。
とのこと
俳句・・・何気にと手にしたら、結構はまりました
はっきりくっきりこわい句や、そこはかとなくこわい句の数々
芭蕉から、戦前、戦後、女流、自由律、現代まで、
多くの俳人の作から著者が採ったものを紹介
この最短の詩から、背景や意味を読みとるのは、
...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月20日
短歌やってて俳句に触れないってやっぱ変じゃね、と思って入門の入門から。前に『怖い絵』がプチベストセラーになりましたね。「怖い」ものって実は悲しみとか可笑しさとかと表裏一体で、単純な感情ではない。
ただ、取り上げる句数が多過ぎなんですかね。評がボキャ貧な気も。「気絶するほど怖い」「白いぶよぶよした...続きを読む
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