倉阪鬼一郎のレビュー一覧

  • 人生の一椀 小料理のどか屋 人情帖1

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    可もなく不可もなく、普通の時代小説とゆう感じ。しかし「小料理のどか屋」がその名のとおり、のどかな気分にさせてくれる(^^)続きも気になる作品。

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    2012年02月16日
  • 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

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    ネタバレ

    バカ過ぎる!やっぱりバカミスでした(笑)しかし、高度に計算されたバカミスです。その努力には脱帽です。こんなのもあっていいと思います。最後のマルチエンディングみたいな終わり方もニクいですねー。

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    2012年02月14日
  • すきま

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    念願のマイホームを購入した間庭一家。郊外に建つその中古物件は、美しくリフォームが施され、格安な上に驚くほど好条件な家だった。
    あこがれの一軒家での新生活がスタートしたはずなのに、それは徐々に綻びはじめ…。

    いわくつきの建物に住み始めた一家の恐怖を描いた小説だと思ったら、土地の荒らぶる神がおこす災いに重点が置かれていて、ちょっと肩すかしだったかな。

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    2012年01月11日
  • 四神金赤館銀青館不可能殺人

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    あまりの大胆であからさまな伏線と長きにわたる文章自体の伏線に全く気づかなかった自分が悔しい。これがバカミスですか、恐れ入りました。倉阪鬼一郎の長い題名の他二冊も読みます。

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    2011年12月14日
  • うしろ

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    文字禍や、呪術的な実験といったテーマについていえば、「おそれ」につながる部分があるのかなと感じた。
    「おそれ」を先に読んでしまったのが残念だった。

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    2011年11月13日
  • 五色沼黄緑館藍紫館多重殺人

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    某県・五色沼のほど近くに唐草模様で彩られた黄緑館・藍紫館という名の面妖な洋館が並んで佇んでいる。
    深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティが開催された。
    が、招待客はわずか4人。
    奇妙なムードの中で第一の殺人が!

    なんていうあらすじはもうどうでもいいんだ、って感じの、恒例の倉阪さんのバカミス。
    ここまで読むと、ストーリーは二の次ですよね。
    それよりも今回の仕掛けは!?ですよ。

    そして今回も素晴らしい執念の仕掛けでした。
    本当に、よくもまぁここまで・・・。単純にすごいと思う。
    さすがにここまで続くと一つは見つけられましたが。
    そしていつもながら真相は脱力ものですが。
    そんなこともどうで

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    2011年10月14日
  • 鳩が来る家

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    ネタバレ

    なんとなくオチの分かるストーリーばっかりだったけど、「蔵煮」は一番読んでて気持ち悪かった…。個人的には「布」のあの文字をずっと見ていると感じる気分の悪さがなんとも言えなかった。

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    2011年10月01日
  • 五色沼黄緑館藍紫館多重殺人

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    バカミスってなんだろうと思いながら読んでいました。

    残り1/4は読むのが辛かった。
    そして、やっと辿り着いた最終ページで、思わず
    「なんじゃこりゃ~」と叫びたくなった。
    ああ、バカミスってこういうことなのね。

    私にはあわないみたい。

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    2011年09月14日
  • 活字狂想曲

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    本を捨てる前に再読シリーズずっと前に買ったときに読んだときは,なんか自意識過剰の変なエッセイだと思っていたが,今読むとそれほど嫌悪感を感じない。どうしてなのか。自分が年をとって余裕ができたからなのか。もう少し笑えるところや,自分を落とす部分があると面白く読めるのになと思いました。

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    2011年09月28日
  • 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

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    ネタバレ

    いやーすごい力作でした。
    こういう仕掛けにものすごいエネルギーを注ぐ姿勢、大好き!
    私はウェルカムドリンクは、何か幻視を見せるドラッグかと思っていたのですよ。
    真相にやられた!と(笑) 確かにヒントはバッチリ出ていましたね。
    ダイイングメッセージも、正体はわかったものの、あのからくりまでは想像できず。コンセプチュアルアートの一端なのかなとか思ってました。
    いやーすごかった。あっと言わされました。





    泡坂先生の某作を彷彿とさせるあの仕掛けに、どれだけの労力がかけられていることでしょう。
    頭が下がります。
    ラストの意味がはっきりとわからなかったのは、私の頭が悪いのでしょうか。
    彼らもまた、

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    2011年06月06日
  • 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

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    「4月9日(金)午前0:20にお越しください。お目にかかれるときを楽しみにしております。黒鳥館主人」
    招待状を手に東亜学芸大生・西大寺俊は黒鳥館と名づけられた壮麗な洋館に赴く。
    招待客は全員無作為に選ばれたという。
    ウェルカムドリンクを主人から受け取った西大寺は、館内の完全な密室で怪死!!
    呪われた館を舞台とした凄惨な連続殺人の火蓋が切って落とされる!

    ・・・凄い。もう、物凄いとしかいいようのない「バカミス」です。
    苦笑、失笑、そして最後は仕掛けにかける執念に脱帽です。
    『四神金赤館銀青館不可能殺人』の次なので、まあ何かあるでしょう、とは思いながら読みましたが。
    いかにも、な仕掛けを仄めかす

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    2010年10月10日
  • 四神金赤館銀青館不可能殺人

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    初めての倉阪作品でしたが、見事なバカミスでうれしい発見でした。
    なんといっても一番やられたのは、著者近影。
    こんなに健康的な方だったなんて!!
    激ヤセした京極さん、もしくは往年の大槻ケンヂさんをイメージしていましたからねぇ。
    作品もゴシックでホラーなイメージでしたから、ここが一番のサプライズでした。

    四神湾を挟んで対峙する金赤館と銀青館で、嵐の夜に同時に殺人が発生する。
    銀青館に招かれていたのはミステリー作家の屋形。
    はたして彼は真相にたどり着けるのか??

    っていうことでしたので、大昔に読んだ二階堂さんの『人狼城』みたいだなぁなんて思いながら読んでいたのですがね。
    もうなんともくだらなすぎ

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    2010年10月02日
  • 四神金赤館銀青館不可能殺人

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    発表順的にも内容的にもウルトラ名作の
    「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
    のプロトタイプに近いような作品。
    まぁ、正直ここまでなら倉阪センセなら
    やるだろうっていう前提もあるし、ショーゲキ度で
    言ったらやはり若干劣って見えてしまいます。

    金赤館と銀青館で行われる殺人事件、これがまた片方は
    超緻密な展開を見せる一方、もう一方の展開は...雑(笑)。
    いや、いいんですけどね。でも、あまりにも雑で突っ込む
    気力すらなく脱力。うーん、流石っす。

    その緻密(?)な方の異形で病的なの伏線の張り方や、
    あからさまで大胆なヒントの提示も決して目からウロコ
    ではなくこちらも脱力させるというスゴ技を披露。

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    2010年04月26日
  • すきま

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    ■0854.
    <読破期間>
    H20/7/2~H20/7/3

    <本の内容>
    手狭になったマンションを引き払い、思い切って一戸建てを購入することにした間庭夫婦は、
    郊外に中古物件を見つけた。
    その家は限られた予算の範囲内では破格の好条件だった。
    一人娘のあかりもだんだん大きくなる。念願の猫も飼える。
    富士山が良く見えるきれいな部屋、
    リフォームは何かを根こそぎ変えようとする意志すら感じられるほど細やかだった。
    そしてそこには、すきまが—あった。その家では何かが、確実に狂って…。

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    2010年04月09日
  • さかさ

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    今回の倉阪センセはガッツリのスプラッターな
    血みどろのホラー。その描写って必要??ってくらいに
    グチャグチャやりたい放題です。まぁ、ホラー文庫での
    発売だからいいんですけどね...。
    女魔術師による日本壊滅に向けた霊的テロリズムって
    設定がすでにトンでも系ですが、その魔術師に対抗する
    孤高の聖域修復師「八神」との対決シーンも相当な
    眉唾なバトル。エログロなスプラッターな劇画の
    原作的な一冊。
    こういう倉阪センセも好きです。
    でもまたいつか「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
    みたいな最高のバカミスも書いてね!

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    2010年03月07日
  • 学校の事件

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    田舎の事件に続く、筆者独特の陰湿かつホラーチックな
    田舎の学校を舞台に起こる事件。
    一見バラバラに起こった事件かと思いきや、連作形式により
    その隠していた背景が浮き上がってきた時の嫌悪感には
    ちょっと「ゾッ」としました。怖いです。

    なんとなく厭な感情や、肌触りの悪いタオルで顔を拭くような
    嫌悪感を抱かせてくれますw。

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    2009年10月07日
  • ひだり

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    会社の先輩に借りた本

    途中まで面白かったのに、最後の方が、、、、

    まぁでもとりあえず左側は怖いです。。。

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    2009年10月07日
  • 赤い額縁

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    かなりカオスな内容なのは承知の上。本格ホラーと
    本格ミステリの完全な融合を目指すという試みの高さには
    敬服しますが、やはり本格ホラーテイストが勝ったような...。
    そもそもホームズ、ワトソン役からしてホラーじゃんか(笑)。

    かなり注意して読んでいたんですがやはり多少の混乱をしつつ、
    でも想像していたより充分読みやすくて、作品としては面白かった。
    作中に仕掛けられた病的なまでのアナグラムと暗号の数々。
    こんなの初見で分かる人なんているんですか(笑)。
    そして最後の最後。今作に使用された原稿用紙の枚数!!!
    ザッツ・プロ作家!

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    2009年10月07日
  • 四神金赤館銀青館不可能殺人

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    どこまでも「いわゆる新本格」ミステリといった印象だけど、その不自然さ、人工的臭さのパロディという感じ。
    登場人物から素人探偵の意匠、ミステリマニアの語りなどなど、全てがメイントリックに奉仕している。
    また、「湾を挟んで向かい側にある館から飛んできた死体」という不思議な現象もアクセントとなっている。
    事件自体の謎解きはシンプルでそれなりなんだけど、残された大トリックは……謎解きを読んで思わず「なんじゃそりゃ」と言ってしまった。
    許せる人と許せない人、結構極端ではないかと。

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    2009年10月04日
  • すきま

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    けっこうささっと読めました。なんて言うか表現が…ゾッとする感じでうすね。最後読めない漢字だらけでした(^^;)

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    2009年10月04日