倉阪鬼一郎のレビュー一覧

  • 八丁堀の忍(四) 隻腕の抜け忍

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    抜け忍、鬼市に仲間が増える

    伊賀の隠れ砦は、子どもを拐かして連れて来ては、厳しい訓練で鍛え、忍󠄄を仕込み育てるという恐ろしいところだ。
    江戸の街を守る南町奉行所奉行の鳥居耀蔵がこの砦を考え、秘密裏に造られた。
    その砦から命からがら脱出して江戸に来た鬼市は、南町奉行所同心の城田新兵衛に拾われた。
    抜け忍は砦からの追っ手に襲われ殺されるのが宿命だが、鬼市はことごとくそれらを斃した。
    追っ手の中にくノ一の花がいたが、砦の頭の呪縛から解放してやり、鬼市と一緒に新兵衛の家で家族同様の扱いを受けて暮らしていた。
    城田新兵衛は鳥居耀蔵の奉行所の方針に嫌気が差し、病を理由に同心を辞めて「若隠居」に。まもなく柳生心陰流の免許皆伝

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    2020年10月23日
  • 十五の花板 小料理のどか屋 人情帖27

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    シリーズが始まった時には生まれていなかった千ちゃんが遂に花板に!(*゚Д゚*)でも、まだまだ子供っぽいところもあって微笑ましい(*^.^*)人も猫も子供が生まれて良い感じ、縁も広がり和気に満ちる、のどか屋ファミリー♪

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    2020年07月23日
  • 千吉の初恋 小料理のどか屋 人情帖25

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    あの千ちゃんが初恋!(*゚Д゚*)でももう12歳だもんねぇと思っていたら、13歳になったばかりで今度は兄弟子と一緒に のどか屋 を任される!(゜゜;)初恋より、そっちの方がびっくりだわ(^^;)どんどん成長していく千ちゃんが楽しみ♪それにしても黒四組、隠密のわりには大事な話をそんな場所でしゃべったりして、迂闊すぎるぞ!ι(`ロ´)ノ

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    2020年03月20日
  • 銀の仮面

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    やはり『銀の仮面』が秀逸。そして裏『銀の仮面』とも言える『トーランド家の長老』も面白かった。

    思えばデルフィーヌ・ド・ヴィガンの『デルフィーヌの友情』も『銀の仮面』の系譜だよね。

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    2020年01月07日
  • 銀の仮面

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    冒頭に収録されている表題作のインパクトがあまりに強く、他の作品の印象がかすんでしまうのが残念だなぁ…と思っていたら、ラストの「奇術師」がなんともいい話。ボーナストラックとして収録した訳者に敬意を表します。

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    2020年01月07日
  • 猫俳句パラダイス

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    昔から、猫って人間の近くにいたのだなぁ。
    これだけの猫を詠んだ俳句があるのだから。
    古今の文化人たちが猫を詠んでいる。
    好きでなければ詠まないもの。
    私にも才能があったら、小梅さんのことを詠んだだろうな。

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    2019年12月24日
  • 八丁堀の忍(三) 遥かなる故郷

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    倉阪鬼一郎 著「遥かなる故郷」、八丁堀の忍シリーズ№3、2019.11発行。川越藩の大奥への陰湿な根回しで荘内藩は長岡藩への領地替えを。荘内義民一同の願いを受けて忍(しのび)は「忍訴」を仙台藩主伊達斉邦に。病弱の斉邦は「この斉邦、しかと受け止めた。忍、大儀であった」と。病を押して「行かねばならぬ。大事な約があるゆえ」登城、将軍徳川家慶に「畏れながら申し上げます」。領地替えは止めに。しかし、斉邦は帰らぬ人に。忍と名君の一期一会の物語です。

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    2019年12月07日
  • すきま

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    何かが覗いている。薄暗いすきまを見るたび、嫌な気がするのは私だけではあるまい。
    しかし、この物語はそんな想像を遙かに凌駕している。もはや自分の目で確かめてみるしかない。この本のすきまには、一体何が宿っているのだろうか。

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    2019年11月23日
  • 学校の事件

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    田舎の面白さを書かせたときに、倉阪さんの右に出る人はいないのではないだろうか。田舎の人間の適当さ、身の程知らずからくる謎の自信…でも素直であるがゆえに憎めない。殺人事件の話なのに、どれも犯人に同情を禁じ得ない、人間味あふれる作品だと思う。
    彼の作品を読むにつけ、人とは1人で思考を深めていくと、とんでもない方向に走ってしまうものだと気付かされる。

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    2019年11月09日
  • 怖い短歌

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    面白かったです。
    怖い、と一口に言っても様々な怖さがあり、こちらはカテゴリ分けされてたくさんの短歌が挙げられていました。
    俳人は勿論、中島敦や折口信夫の歌もありました。夢野久作の「猟奇歌」は、これとその系譜でカテゴリありました。
    間武と笹井宏之の歌はちゃんと読みたいです。
    少ない言葉でこれ程の世界が広がるところ、素敵。
    手元に置いて愛でたいです。俳句の方も読みます。

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    2019年07月30日
  • 怖い俳句

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    世界最短の詩文学・俳句は同時に世界最恐の文芸形式でもあります。日常を侵犯・異化するなにか、未知なるものとの遭遇、人間性そのもの…作品の中心にある怖さはそれぞれですが、どれも短いがゆえに言葉が心の深く暗い部分にまで響きます。一句二句、暗唱して秘められた世界に浸ってみてください。不思議なことに、そこはかとない恐怖がやがてある種の感動へと変わるはずです。数々のホラー小説を手がけ、また俳人でもある著者が、芭蕉から現代までたどった傑作アンソロジー。(裏表紙)

    基本的には575の17文字なんだから、確かに「世界最短だわな」と改めて思う。
    とはいえ、17文字の世界のなんと広いことか。テーマの「怖い」一つと

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    2019年06月26日
  • 花たまご情話~南蛮おたね夢料理(四)~

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    悲しいことばかりが続く安政の世。
    内からは、大火事に地震、嵐に高波。おまけにコロリが猛威を奮う。
    外からは黒舟を始め、外国が開国を求めて押し寄せてくる。

    それでも、力を合わせて生きていくゆめやの人々。
    江戸のひとたちはみな毅いなぁ。

    和やかな雰囲気を表したいのだろうけれど、毎回同じ言葉が出てくるので、ちょっと退屈しちゃうところも。

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    2019年05月07日
  • ようこそ夢屋へ~南蛮おたね夢料理~

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    初めての作家さん。

    時代小説で人情物。料理屋が舞台。
    好き要素しかないのに、手放しで「好き」と言えないのはどうしてかと考えると、女性が主人公なのに、なんだか硬くてそのわりに女々しい印象だからだった。

    続きも読みたいとは思うけど積極性にかける。
    (寝ぼけて2巻にレビュー書いていてびっくり!)

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    2019年03月25日
  • 怖い短歌

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    かつて『怖い俳句』で「俳句が世界最恐の文芸形式だ」と書いた。なのに俳句より怖さで劣る『怖い短歌』を編むのかという声が聞こえる。たしかに瞬間、思わずぞくっとする感じでは俳句にかなわないかもしれないが、言葉数が多くより構築的な短歌ならではの怖さが如実にある。総収録短歌593首(見出しの短歌136首)を、「怖ろしい風景」「向こうから来るもの」「死の影」「変容する世界」「日常に潜むもの」など9つの章で構成し、「怖さ」という見えない塔をぐるぐると逍遥【ルビ:しようよう】(そぞろ歩き)するかのような奇想の著。(裏表紙)

    様々な「怖さ」に焦点を当てた短歌集。
    『恐ろしい風景』『負の情念』など、9つのテーマ

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    2019年03月16日
  • 怖い短歌

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    短歌というと、俵万智の、
    <「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日>
    のような爽やかな、そして少し甘いイメージのもの、あるいは、百人一首に出てくるような、恋や情景を歌ったようなものだと思っていた。
    一方で、悲しみや、恐れを抱くものとして、寺山修司の
    <マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや>
    に代表されるものや、斎藤茂吉の喉紅きつばくらめ〜といったものをイメージしていた。
    石川啄木に至っては、故郷の訛なつかし停車場の〜といった東北人らしい情景を描く詩人だと思っていたら......。
    <どんよりと
     くもれる空を見てゐしに
     人を殺したくなりにけるかな>(34

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    2019年02月11日
  • 桑の実が熟れる頃~南蛮おたね夢料理(五)~

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    物語の歴史背景が楽しみ。

    人間関係の丁寧な描き方に加えて、その裏の歴史的背景を楽しませてもらっています。外来野菜がどんな風に料理に取り入れられていったかも興味深いものがあります。

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    2019年02月02日
  • 兄さんの味 小料理のどか屋 人情帖23

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    倉阪鬼一郎さん、小料理のどか屋人情帖シリーズ№23「兄さんの味」、2018.7発行。倉阪さん、このシリーズも、他の作品も、マンネリ感とキレのなさを感じてましたが、久しぶりに人情と料理を味わいました! 良かったです!

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    2018年07月18日
  • 廻船料理なには屋 帆を上げて

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    倉阪鬼一郎 著「廻船料理なには屋 帆を上げて」、2017.12発行、新しいシリーズのスタートです。小料理のどか屋シリーズに少し似た感じもありますが、テンポ良く進行し読みやすいです。上方の「浪花屋」の主の弟、その妻、料理人が江戸に出て「なには屋」を開店。今回は、上方嫌いの東都屋から嫌がらせを受けるという話です。なには屋の常連に与力や同心たちがいて、事なきをえました。

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    2018年05月17日
  • 決戦、武甲山 大江戸秘脚便

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    忍者活劇、幻術合戦、どんどん読むスピードが上がってしまい、あっという間に読み終わりました。

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    2018年01月22日
  • 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

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    馬鹿だなぁ(笑) もう「ロリン」とかめちゃくちゃ笑いました。さて、谷を隔てた二つの館「黒鳥館」と「白鳥館」で起きる密室殺人というのがほぼこの小説の全てだ。読んでもらえればわかるのだが序盤から妙な違和感が常にある文章になっている。胡散臭さは抜群でただ一見すると何がおかしいのか判らない。読み進めることで違和感の幾つかには察しがつくだろう。ヒントと伏線の量は過去類を見ないレベルの大量さなので嫌でも気付いてしまう。それでも最後には斜め上の無駄すぎる努力の浪費具合に笑い感心し嘆息してしまうだろう。まさにバカミスだ。

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    2017年09月11日