倉阪鬼一郎のレビュー一覧
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希望の風は吹く……
和気が満ちる。笑顔が広がる。のどか屋は、こうでなくちゃ。最後は、皆円く収まって、めでたしめでたし。
悪人は、一網打尽になったし、言うこと無し。 -
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味の船に乗って。
「味の船に乗り、余は、江戸へ行った。満足じゃ。」時吉の作った江戸の雑煮を食べた大和梨川藩主の言葉。死ぬ前に、江戸の料理を食べたいという藩主の願いを叶えるべく、尽力を尽くす……甲斐無く、藩主は亡くなるも、時吉の心には、藩主にかけられた言葉が、宝物として、いつまでも残る。感動して涙が出た。
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わぁ!凄い話!
時吉とおちよの子孫が、大正時代の関東大震災の最中の東京から、タイムスリップしてきた!
とんでもない話だったけれど、子孫も無事に元の世界に帰ったし、行方不明になっていた湯屋の娘も帰って来たので、良かったねと、星4つ。 -
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目出度い話と悲しい別れ
目出度い話も有れば、火事での悲しい別れも有る。古くからのお馴染みさんの死に、お嫁さん一人の祝言には、泣けた。泣けた。
時吉とおちよが、やっと夫婦になり、猫ののどかが帰って来た。これからは、幸せになって欲しい。 -
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輪?和?縁?
のどか屋の周りに、幸せの輪?和?縁?が広がっていく。みんな、不幸な出来事も乗り越えて、幸せになって貰いたい。そんな人の心に寄り添った料理が、心にもお腹にもしみる。
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和気が満ちる
和気が満ちるという言葉は、良いな。その場がほっこりする感じが、伝わってくる。
時吉(あえて、こちらの名で)も、もう逃げ隠れしなくても良いんだ。良かった。良かった。涙有り、笑い有りの話も、続いていくんだ。こちらも、楽しみだ。良かった。
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わん屋に行ってみたくなる。
出てくる料理が、どれも美味しそうだし、器も凝っているようで、気になる。わん屋に行ってみたくなる。美味しい料理を食べて、美味しいお酒も飲んで、幸せのお裾分けが有れば、なお嬉しい。
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美味しそう……
出てくる料理が、どれも美味しそう……器も凝っていて、盛り付けられた料理と相まって、見た目にも、素敵なんだろうな。想像力が追い付かず、思い浮かべるのは、少し難しいけれど……
「糸車が回っている」良い言葉だと想う。色々な人達との縁が、わん屋から、紡がれて行く。 -
Posted by ブクログ
〈向こうから来るもの〉、〈死の影〉、〈内なる反逆者〉、〈変容する世界〉……。この世に潜むさまざまな恐怖を掬いとって詠まれたような短歌を9つのテーマに分け、多数紹介するアンソロジー。
絵画や写真のようにそこにあるものを瞬間的に掴み取り、説明を極力省く俳句とは違い、短歌は一首のなかで物語を描くことができてしまう詩型だと思う。書き出し小説やコンデンスト・ノベルは短歌の仲間と言ってもいい。それでいて、完全にフリとオチができあがってしまっているとその作品は怖くない。表層的な意味の奥にまた別の真相を隠しているような短歌が怖い。
以下、気になった収録作。
◆ おそろしきことぞと思ほゆ原爆ののちなほわれ -
ほっこりするけど、、、
ストーリー的には良いけど、誰かが亡くなる事で感動させるという手法が多過ぎる。
もう少し、変わったストーリーも有ったら、、
(14話まで読んでの感想です)
料理の手法の詳しさには感心させられませす。 -
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抜け忍、鬼市に仲間が増える
伊賀の隠れ砦は、子どもを拐かして連れて来ては、厳しい訓練で鍛え、忍󠄄を仕込み育てるという恐ろしいところだ。
江戸の街を守る南町奉行所奉行の鳥居耀蔵がこの砦を考え、秘密裏に造られた。
その砦から命からがら脱出して江戸に来た鬼市は、南町奉行所同心の城田新兵衛に拾われた。
抜け忍は砦からの追っ手に襲われ殺されるのが宿命だが、鬼市はことごとくそれらを斃した。
追っ手の中にくノ一の花がいたが、砦の頭の呪縛から解放してやり、鬼市と一緒に新兵衛の家で家族同様の扱いを受けて暮らしていた。
城田新兵衛は鳥居耀蔵の奉行所の方針に嫌気が差し、病を理由に同心を辞めて「若隠居」に。まもなく柳生心陰流の免許皆伝