倉阪鬼一郎のレビュー一覧

  • 希望粥 小料理のどか屋 人情帖10

    購入済み

    希望の風は吹く……

    和気が満ちる。笑顔が広がる。のどか屋は、こうでなくちゃ。最後は、皆円く収まって、めでたしめでたし。
    悪人は、一網打尽になったし、言うこと無し。

    0
    2021年04月23日
  • 味の船 小料理のどか屋 人情帖9

    ネタバレ 購入済み

    味の船に乗って。

    「味の船に乗り、余は、江戸へ行った。満足じゃ。」時吉の作った江戸の雑煮を食べた大和梨川藩主の言葉。死ぬ前に、江戸の料理を食べたいという藩主の願いを叶えるべく、尽力を尽くす……甲斐無く、藩主は亡くなるも、時吉の心には、藩主にかけられた言葉が、宝物として、いつまでも残る。感動して涙が出た。

    0
    2021年04月22日
  • 夢のれん 小料理のどか屋 人情帖8

    ネタバレ 購入済み

    美味しそう。

    ちょっと怖い話もあったけれど、概ね、笑い有り、涙有りの人情話だった。良いねぇ。美味しそうだねぇ。巻き寿司が、食べたくなった。

    0
    2021年04月22日
  • 命のたれ 小料理のどか屋 人情帖7

    ネタバレ 購入済み

    わぁ!凄い話!

    時吉とおちよの子孫が、大正時代の関東大震災の最中の東京から、タイムスリップしてきた!
    とんでもない話だったけれど、子孫も無事に元の世界に帰ったし、行方不明になっていた湯屋の娘も帰って来たので、良かったねと、星4つ。

    0
    2021年04月21日
  • 手毬寿司  小料理のどか屋 人情帖4

    ネタバレ 購入済み

    目出度い話と悲しい別れ

    目出度い話も有れば、火事での悲しい別れも有る。古くからのお馴染みさんの死に、お嫁さん一人の祝言には、泣けた。泣けた。
    時吉とおちよが、やっと夫婦になり、猫ののどかが帰って来た。これからは、幸せになって欲しい。

    0
    2021年04月20日
  • 結び豆腐 小料理のどか屋 人情帖3

    購入済み

    輪?和?縁?

    のどか屋の周りに、幸せの輪?和?縁?が広がっていく。みんな、不幸な出来事も乗り越えて、幸せになって貰いたい。そんな人の心に寄り添った料理が、心にもお腹にもしみる。

    0
    2021年04月20日
  • 倖せの一膳 小料理のどか屋 人情帖2

    購入済み

    涙に注意

    号泣する話も有るので、人目の有る所で読むのは要注意で(笑)心置きなく泣きたい時には、人目ぼ無い所で、読むべし。

    0
    2021年04月19日
  • 人生の一椀 小料理のどか屋 人情帖1

    ネタバレ 購入済み

    和気が満ちる

    和気が満ちるという言葉は、良いな。その場がほっこりする感じが、伝わってくる。
    時吉(あえて、こちらの名で)も、もう逃げ隠れしなくても良いんだ。良かった。良かった。涙有り、笑い有りの話も、続いていくんだ。こちらも、楽しみだ。良かった。

    0
    2021年04月19日
  • しあわせ重ね 人情料理わん屋

    購入済み

    わん屋に行ってみたくなる。

    出てくる料理が、どれも美味しそうだし、器も凝っているようで、気になる。わん屋に行ってみたくなる。美味しい料理を食べて、美味しいお酒も飲んで、幸せのお裾分けが有れば、なお嬉しい。

    0
    2021年04月19日
  • 人情料理わん屋

    ネタバレ 購入済み

    美味しそう……

    出てくる料理が、どれも美味しそう……器も凝っていて、盛り付けられた料理と相まって、見た目にも、素敵なんだろうな。想像力が追い付かず、思い浮かべるのは、少し難しいけれど……
    「糸車が回っている」良い言葉だと想う。色々な人達との縁が、わん屋から、紡がれて行く。

    0
    2021年04月18日
  • 怖い短歌

    Posted by ブクログ

    〈向こうから来るもの〉、〈死の影〉、〈内なる反逆者〉、〈変容する世界〉……。この世に潜むさまざまな恐怖を掬いとって詠まれたような短歌を9つのテーマに分け、多数紹介するアンソロジー。


    絵画や写真のようにそこにあるものを瞬間的に掴み取り、説明を極力省く俳句とは違い、短歌は一首のなかで物語を描くことができてしまう詩型だと思う。書き出し小説やコンデンスト・ノベルは短歌の仲間と言ってもいい。それでいて、完全にフリとオチができあがってしまっているとその作品は怖くない。表層的な意味の奥にまた別の真相を隠しているような短歌が怖い。
    以下、気になった収録作。

    ◆ おそろしきことぞと思ほゆ原爆ののちなほわれ

    0
    2021年03月25日
  • ほまれの指 小料理のどか屋 人情帖17

    ほっこりするけど、、、

    ストーリー的には良いけど、誰かが亡くなる事で感動させるという手法が多過ぎる。
    もう少し、変わったストーリーも有ったら、、
    (14話まで読んでの感想です)
    料理の手法の詳しさには感心させられませす。

    0
    2021年02月02日
  • 八丁堀の忍(四) 隻腕の抜け忍

    ネタバレ 購入済み

    抜け忍、鬼市に仲間が増える

    伊賀の隠れ砦は、子どもを拐かして連れて来ては、厳しい訓練で鍛え、忍󠄄を仕込み育てるという恐ろしいところだ。
    江戸の街を守る南町奉行所奉行の鳥居耀蔵がこの砦を考え、秘密裏に造られた。
    その砦から命からがら脱出して江戸に来た鬼市は、南町奉行所同心の城田新兵衛に拾われた。
    抜け忍は砦からの追っ手に襲われ殺されるのが宿命だが、鬼市はことごとくそれらを斃した。
    追っ手の中にくノ一の花がいたが、砦の頭の呪縛から解放してやり、鬼市と一緒に新兵衛の家で家族同様の扱いを受けて暮らしていた。
    城田新兵衛は鳥居耀蔵の奉行所の方針に嫌気が差し、病を理由に同心を辞めて「若隠居」に。まもなく柳生心陰流の免許皆伝

    0
    2020年10月23日
  • 十五の花板 小料理のどか屋 人情帖27

    Posted by ブクログ

    シリーズが始まった時には生まれていなかった千ちゃんが遂に花板に!(*゚Д゚*)でも、まだまだ子供っぽいところもあって微笑ましい(*^.^*)人も猫も子供が生まれて良い感じ、縁も広がり和気に満ちる、のどか屋ファミリー♪

    0
    2020年07月23日
  • 千吉の初恋 小料理のどか屋 人情帖25

    Posted by ブクログ

    あの千ちゃんが初恋!(*゚Д゚*)でももう12歳だもんねぇと思っていたら、13歳になったばかりで今度は兄弟子と一緒に のどか屋 を任される!(゜゜;)初恋より、そっちの方がびっくりだわ(^^;)どんどん成長していく千ちゃんが楽しみ♪それにしても黒四組、隠密のわりには大事な話をそんな場所でしゃべったりして、迂闊すぎるぞ!ι(`ロ´)ノ

    0
    2020年03月20日
  • 銀の仮面

    Posted by ブクログ

    やはり『銀の仮面』が秀逸。そして裏『銀の仮面』とも言える『トーランド家の長老』も面白かった。

    思えばデルフィーヌ・ド・ヴィガンの『デルフィーヌの友情』も『銀の仮面』の系譜だよね。

    0
    2020年01月07日
  • 銀の仮面

    Posted by ブクログ

    冒頭に収録されている表題作のインパクトがあまりに強く、他の作品の印象がかすんでしまうのが残念だなぁ…と思っていたら、ラストの「奇術師」がなんともいい話。ボーナストラックとして収録した訳者に敬意を表します。

    0
    2020年01月07日
  • 猫俳句パラダイス

    Posted by ブクログ

    昔から、猫って人間の近くにいたのだなぁ。
    これだけの猫を詠んだ俳句があるのだから。
    古今の文化人たちが猫を詠んでいる。
    好きでなければ詠まないもの。
    私にも才能があったら、小梅さんのことを詠んだだろうな。

    0
    2019年12月24日
  • 八丁堀の忍(三) 遥かなる故郷

    Posted by ブクログ

    倉阪鬼一郎 著「遥かなる故郷」、八丁堀の忍シリーズ№3、2019.11発行。川越藩の大奥への陰湿な根回しで荘内藩は長岡藩への領地替えを。荘内義民一同の願いを受けて忍(しのび)は「忍訴」を仙台藩主伊達斉邦に。病弱の斉邦は「この斉邦、しかと受け止めた。忍、大儀であった」と。病を押して「行かねばならぬ。大事な約があるゆえ」登城、将軍徳川家慶に「畏れながら申し上げます」。領地替えは止めに。しかし、斉邦は帰らぬ人に。忍と名君の一期一会の物語です。

    0
    2019年12月07日
  • すきま

    Posted by ブクログ

    何かが覗いている。薄暗いすきまを見るたび、嫌な気がするのは私だけではあるまい。
    しかし、この物語はそんな想像を遙かに凌駕している。もはや自分の目で確かめてみるしかない。この本のすきまには、一体何が宿っているのだろうか。

    0
    2019年11月23日