倉阪鬼一郎のレビュー一覧

  • 人生の一椀 小料理のどか屋 人情帖1

    Posted by ブクログ

    ★4つ、面白く読めた。出てくる料理は思わず作りたくなるような、庶民の料理。今までの時代小説に感じなかった、その時代の暮らしぶりが描かれていたのが気に入った。

    0
    2014年04月17日
  • 海山の幸 品川人情串一本差し

    Posted by ブクログ

    気になっていた作家。新シリーズと言うことで読む。
    主人公・川路浪之進は一身上の都合にて八丁堀同心を退き、品川宿にて出戻りの妹・志乃とともに串料理屋を営んでいる。ある日浪之進は見投げしようとする娘を助ける。事情を聞くに密かに追い続ける悪党どもの影が見え隠れするというお話。
    筋書きはいたって王道。日々を力強く生きる人々と料理の描写が細やかでいい。きちんとした調理のシーンとできた料理を美味しく頂くシーンをいちいち明確に描写していてなかなかに食欲に訴えかける。料理が2の人情2,捕り物が1に隠し味に説法を少しといった割合かと。

    0
    2013年12月26日
  • 殺人鬼教室 BAD

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭から主人公たちの性と死への価値観にとまどいを感じながらも
    物語自体はスラスラと読めた。

    本作のような環境と教育下で生活した場合、
    このような(学園内での)社会が成り立つのかどうかはいささか疑問ではあるが。

    前半部の学校内の風景描写はインパクトがあって面白かった。
    主人公がシステムに疑問を抱き、”外の”世界へ興味を持つこと自体は自然な流れとは思うが、あえてその流れに持っていかずに学校内の猟奇的要素を生かした作品に仕上げてもまた面白かったのかな、と。

    0
    2013年12月04日
  • 命のたれ 小料理のどか屋 人情帖7

    Posted by ブクログ

    草むらに倒れていた若い男を、自分の店「小料理・のどかや」に、運び込んだ、料理人の時吉。正気づいた男の口から語られた話は、にわかには信じられない内容だった。男は、時吉たちの、末裔だというのだ。しかし、その話を証明するかのような、不思議なできごとが、周りで次々と起こる。しかも男は、のどかや秘伝の「たれ」を、懐にもっていたのだ。
    和食っていいなぁ、と、改めて思ったほど、おいしそうな料理が、次々でてくる。昔はなかった食材が、今は、簡単に手に入る(輸送技術の発達のおかげもあるけど)、それは、わかっていたけど、今は手に入らなくて、昔は、普通に、食されていたものもあるのだと、改めて気づかされた。そして、「の

    0
    2013年11月17日
  • 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

    Posted by ブクログ

    最初からバカミスと知って読みましたが…なによりも変態的、偏執的なこだわりに圧倒されましたわ。それをふまえて星四つ。いやー、これ書くの大変だっただろうなぁ。いちいち伏線を解説してくのも、はいはいσ(^_^;)って気分で読んでましたが。

    0
    2013年10月13日
  • 八王子七色面妖館密室不可能殺人

    Posted by ブクログ

    これを読まなきゃ秋が来ない。年に一度のクラニーのバカミス。お約束の脱力系ネタやその手間隙は感動的ですらある。いやはやお疲れさまでした。

    0
    2013年09月12日
  • 雪花菜飯 小料理のどか屋 人情帖5

    Posted by ブクログ

    おちよと夫婦になって、新しい見世で再出発する時吉(^^)良い感じだったのに、前回の味くらべで時吉に負けた金多(多助から改名)に嫌がらせをうける。それで結局、のれんを賭けて味くらべが始まる!金多は「めいよねえず」や「きちゃぷ」等を使った西洋料理!?しかも判定者は金多側の人ばかりだし(#`皿´)でも最後には金多一見があんみつ隠密に捕えられスッキリ(^^)♪一気にあんみつ隠密のファンになった(*´∇`*)

    0
    2013年05月28日
  • 怖い俳句

    Posted by ブクログ

    まえがき冒頭は
      俳句は世界最短の詩です。
    とのこと

    俳句・・・何気にと手にしたら、結構はまりました
    はっきりくっきりこわい句や、そこはかとなくこわい句の数々
    芭蕉から、戦前、戦後、女流、自由律、現代まで、
    多くの俳人の作から著者が採ったものを紹介
    この最短の詩から、背景や意味を読みとるのは、
    慣れていないからなかなかむつかしかったけど
    解説のおかげで楽しめました
    また、読んでみたくなりました








    稲づまやかほのところが薄の穂  松尾芭蕉

    稲妻に道きく女ははだしかな    泉鏡花

    ホントニ死ヌトキハデンワヲカケマセン   津田清子

    口あけぬ蜆死んでゐる        尾崎

    0
    2013年03月09日
  • 四神金赤館銀青館不可能殺人

    Posted by 読むコレ

    発表順的にも内容的にもウルトラ名作の
    「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
    のプロトタイプに近いような作品。
    まぁ、正直ここまでなら倉阪センセならやるだろうって
    いう前提もあるし、ショーゲキ度で
    言ったらやはり若干劣って見えてしまいます。

    金赤館と銀青館で行われる殺人事件、これがまた片方は
    超緻密な展開を見せる一方、もう一方の展開は...雑(笑)。
    いや、いいんですけどね。でも、あまりにも雑で突っ込む
    気力すらなく脱力。うーん、流石っす。

    その緻密(?)な方の異形で病的なの伏線の張り方や、
    あからさまで大胆なヒントの提示も決して目からウロコ
    ではなくこちらも脱力させ

    0
    2013年02月25日
  • 怖い俳句

    Posted by ブクログ

     短歌やってて俳句に触れないってやっぱ変じゃね、と思って入門の入門から。前に『怖い絵』がプチベストセラーになりましたね。「怖い」ものって実は悲しみとか可笑しさとかと表裏一体で、単純な感情ではない。
     ただ、取り上げる句数が多過ぎなんですかね。評がボキャ貧な気も。「気絶するほど怖い」「白いぶよぶよした原形質のようなもの」って言葉が評に何回も何回も出て来て退屈。
     あと、「でももしこういう意味だったら……怖いよね〜〜」って評も多くて、それでいいんスかって気も。短歌よりも俳句のほうが景が確定しないからそういうものなんでしょうか。

    0
    2013年02月20日
  • 不可能楽園 〈蒼色館〉

    Posted by ブクログ

    年に1冊が恒例になってきた倉阪センセの
    バカミスシリーズ! もうファンの方の大半も
    実は...飽きてきてるという驚愕の事実の中敢えて
    刊行するその勇気。そして相変わらずの労力に拍手。
    オリジナル書き下ろしでしか刊行出来ない故
    付合う編集者、出版社にも拍手w。

    読者もストーリーを追ったり、事件を
    吟味したりなどではなく、兎に角
    テキストに潜んだ法則を見つけるので
    必死だったんではないでしょうか?
    これって...読書なのw?
    ウンザリする程これでもか!!と鬼気迫るバカっぷりは
    脱力を越えて無力感に覆われますw。

    そしてこの無力感はバカミス、バカミスと
    連呼する読者に対して牙を剥く
    メタミステリ

    0
    2013年01月22日
  • 人生の一椀 小料理のどか屋 人情帖1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小料理屋のお話なんだけど、料理は一つのお話の中にちょっとしたスパイスみたいに添えられてる感じもありですね。

    お話の一つ一つが全部話して完全に閉められてる感じじゃなくて、いい方向に向けるように書くからあとは読者の想像次第な感じもいいですね。

    あまり有名な作品じゃないけど、読みやすくて好きです。


    ただ、おちよさんの俳句は、私的にはちょっといらないかなァ~と。

    0
    2012年11月22日
  • 結び豆腐 小料理のどか屋 人情帖3

    Posted by ブクログ

    またもや感動して泣いてしまう話が多いです。
    電車内でうっかり泣きながら読んでしまったので読まれる時はお気をつけて。
    前巻で書かれていたように、一難がやってくるが、これは悪者が非常にわかりやすい。
    これから来るであろうおおごとのために、とりあえず一難を書いたという感じだろうか。

    0
    2012年11月07日
  • 人生の一椀 小料理のどか屋 人情帖1

    Posted by ブクログ

    元武士の主人公がある事情から町人となり、料理人として生きていく話。
    血なまぐさい事件はなく、日常の小さな事件や出来事が軸。
    主人公が町人にならなければならなかったある事情は、最後の章で明らかになる。
    最初は全く触れられていなかったので、すっかり忘れていたが、先に全部説明されるより後出しされた方が読みやすい。
    結構じわじわと泣けてくる話が多いので、外で読む際はお気をつけて。

    0
    2012年11月03日
  • 五色沼黄緑館藍紫館多重殺人

    Posted by ブクログ

    倉阪さんのバカミスが好きだからこそ、少しだけ惜しい内容。

    「金赤館銀青館」で倉阪さん流<館シリーズ>の土台を作り、それを踏襲した…と見せかけた2作目「黒鳥館白鳥館」が色々と突き抜けすぎていて、この「黄緑館藍紫館」にも1作目→2作目程度の大転換を期待しすぎました。
    多分、1作目→本作の順に読んだら、地面がひっくりかえるような気持ちを味わうことができたと思います。

    0
    2012年10月01日
  • 怖い俳句

    Posted by ブクログ

    このテーマ、最初は絵画だったんじゃないかと思うんだけど。いきなり俳句に飛んだか?w。指摘されてみると、情報量が極端に少な、く想像の入る余地が大きい俳句だからこそ怖いと思える点があるし詠み人の解釈によって、普通の俳句が恐怖に変わる点も面白い。、

    0
    2012年09月28日
  • 不可能楽園 〈蒼色館〉

    Posted by ブクログ

    脱力系のバカトリックを前フリとした、真の仕掛けが相変わらずの素晴らしさ。何よりもその仕掛けを成り立たせるための労力に脱帽。

    0
    2012年09月24日
  • 怖い俳句

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、怖い俳句が集められた一冊。「最短のホラー」とは言いえて妙。たしかに短すぎて語られない部分が多いのだけれど。だからこそその背景を想像して、ますます怖くなってしまうものばかりです。
    気に入ったのは、「眠りましょうだんだん怖くなる童話」。どのように怖くなっていくのか。気になります。そんなこと言われたって、気になって眠れません。だけどあまりに怖くて聞きたくなくなるのでしょうか……?

    0
    2012年09月16日
  • 雪花菜飯 小料理のどか屋 人情帖5

    Posted by ブクログ

    第五弾
    しつこく恨みに思う奴はどこにでもいるものだ
    しかも少し度が過ぎた奴
    今回は再建されたのどか屋に存亡の危機
    以前の味勝負での相手、気障なオカマ?が、近所にタダでふるまう料理屋を開店、のれんをかけた勝負に誘いこまれる
    審査も含め相手のペース、駆け引きのできない時吉に勝ち目はない。絶体絶命のところへ、よくできたもので、正義の「あんみつ隠密」登場
    阿片がらみで御用に、それ以外にも色々と

    0
    2012年09月03日
  • 活字狂想曲

    Posted by ブクログ

    抜群に面白い。作者の倉阪鬼一郎は同郷の三重県生まれの作家であり、名前は知っていて、『ブラッド』のエログロの印象が強すぎてある意味敬遠してたのですが、このエッセイは本当に、面白い。自分が変人であると自覚している人がどのように会社生活というサバイバル空間の中で生きていくか。どんな形で世間と妥協しながら生きていくか。そういうことが分からなくなったらこの本を読めばいい。苦しんでいる人は救われるし、腹を抱えて笑える。自分に素直に生きることはリスクを伴い、だがそれでいて人生の違った側面が見えるんだと感じた。おすすめ。

    0
    2012年05月13日