倉阪鬼一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブックマークイヌヤマ一箱古本市の出店者さんに、どれがおススメ?と聞いて、『コレ!』と、教えてもらって買った本。
印刷業の校正の仕事をしている著者の不満、批判、愚痴、どうしようもない現実。
同僚や上司の描写が面白い。
サラリーマンって、日本の会社ってこうなんだよなと、思う。
働くことにやりがい?求めない。
どうしようもない上司や同僚や、不条理な会社のルール。
私が日々おつきあいをしている会社や、働く個人というのは特殊であるという認識が大事。
印刷・出版業の話も面白かったな。
仕事で、チラシをつくって、同じようにデザイン会社とやり取りすることあるけど、こちらは素人だから、プ -
Posted by ブクログ
「船だ……船が復讐に来る」狂死した元船乗りの父はうわ言のように呟いていた。後を追うように縊死した母。天涯孤独の身となった雄作は当然のように船乗りになり、嘗羅家の末裔として自らに流れる呪われた血を思い知る(表題作)。スーパーの片隅に積まれた白い缶詰。ラベルはなく、墨文字で書かれた“蔵煮”の文字だけだった。『蔵煮』、女性フリーライターが手に入れた古着の赤い浴衣。『古着』等13編を収録。
収録作のうち8編が「異形コレクション」など他のアンソロジーに収録されたもので、個人的には既読感はあったものの、「どことなく不健全で、陰惨で、悪趣味」という著者の作風が充分に味わえる短編集と言える。