倉阪鬼一郎のレビュー一覧

  • 不可能楽園 〈蒼色館〉

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    脱力系のバカトリックを前フリとした、真の仕掛けが相変わらずの素晴らしさ。何よりもその仕掛けを成り立たせるための労力に脱帽。

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    2012年09月24日
  • 怖い俳句

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    タイトル通り、怖い俳句が集められた一冊。「最短のホラー」とは言いえて妙。たしかに短すぎて語られない部分が多いのだけれど。だからこそその背景を想像して、ますます怖くなってしまうものばかりです。
    気に入ったのは、「眠りましょうだんだん怖くなる童話」。どのように怖くなっていくのか。気になります。そんなこと言われたって、気になって眠れません。だけどあまりに怖くて聞きたくなくなるのでしょうか……?

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    2012年09月16日
  • 雪花菜飯 小料理のどか屋 人情帖5

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    第五弾
    しつこく恨みに思う奴はどこにでもいるものだ
    しかも少し度が過ぎた奴
    今回は再建されたのどか屋に存亡の危機
    以前の味勝負での相手、気障なオカマ?が、近所にタダでふるまう料理屋を開店、のれんをかけた勝負に誘いこまれる
    審査も含め相手のペース、駆け引きのできない時吉に勝ち目はない。絶体絶命のところへ、よくできたもので、正義の「あんみつ隠密」登場
    阿片がらみで御用に、それ以外にも色々と

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    2012年09月03日
  • 活字狂想曲

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    抜群に面白い。作者の倉阪鬼一郎は同郷の三重県生まれの作家であり、名前は知っていて、『ブラッド』のエログロの印象が強すぎてある意味敬遠してたのですが、このエッセイは本当に、面白い。自分が変人であると自覚している人がどのように会社生活というサバイバル空間の中で生きていくか。どんな形で世間と妥協しながら生きていくか。そういうことが分からなくなったらこの本を読めばいい。苦しんでいる人は救われるし、腹を抱えて笑える。自分に素直に生きることはリスクを伴い、だがそれでいて人生の違った側面が見えるんだと感じた。おすすめ。

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    2012年05月13日
  • 手毬寿司  小料理のどか屋 人情帖4

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    のどか屋の世界にスッと入られるようになった(^^)今回は火事でどうなることか!?と心配したけれど、万事上手くいって良かった♪時吉とおちよも夫婦になり、行方不明になっていた看板猫のどかも戻って良かった!しかし、相変わらず悲しい時に食べる料理が多いからしんみり(._.)

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    2012年03月28日
  • うしろ

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    音楽を学ぶために来日したイェニョンは、少々造りは変わっているものの、女性専用でセキュリティも万全なマンションに引っ越してきた。
    希望を胸に、新生活を始めた彼女だったが、なぜか「うしろ」の気配が気になりだし…。

    ある禍々しい目的のため建てられたマンションの、なにも知らない住人達が遭遇する恐怖を描いたこの作品を読んでいたら、加門七海さんの「三角屋敷の話(怪談徒然草 所収)」を思い出してしまいました。

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    2012年01月11日
  • 活字狂想曲

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    会社の先輩に貸していただいて読んだ本。破天荒とも思えるかもしれないが、仕事を続けてきたからこその着眼点の面白さ。

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    2011年12月28日
  • 五色沼黄緑館藍紫館多重殺人

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    相変わらずのバカバカしさ。少し失速気味の気もするが、それでも、詰め込まれた尋常じゃない量の脱力系のネタやその手間隙を思うと感動すら感じてしまう。序盤に繰り広げられるバカミス談義も愉しい。

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    2011年09月08日
  • 活字狂想曲

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     ブックマークイヌヤマ一箱古本市の出店者さんに、どれがおススメ?と聞いて、『コレ!』と、教えてもらって買った本。
     印刷業の校正の仕事をしている著者の不満、批判、愚痴、どうしようもない現実。
     同僚や上司の描写が面白い。
     サラリーマンって、日本の会社ってこうなんだよなと、思う。
     働くことにやりがい?求めない。
     どうしようもない上司や同僚や、不条理な会社のルール。

     私が日々おつきあいをしている会社や、働く個人というのは特殊であるという認識が大事。

     印刷・出版業の話も面白かったな。

     仕事で、チラシをつくって、同じようにデザイン会社とやり取りすることあるけど、こちらは素人だから、プ

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    2011年05月29日
  • 紙の碑に泪を 上小野田警部の退屈な事件

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    翻訳ミステリを読みながら犯人との対決の時を待つ上小野田警部。果たして彼は犯人のアリイバイトリックを崩せるのか……。
    捜査資料を通じて事件の全貌が明らかになっていく一方、作中作である翻訳ミステリ「紙の碑に泪を」はどんどんアレな方向へw。
    やがて明らかになる二つのパートの関係と、数々の伏線に思わずニヤニヤ。
    クラニーのいう「渾身の変化球」を堪能させていただきました。

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    2011年05月17日
  • おそれ

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    八神宇鏡最後の事件?かも。「うしろ」の彼女も再登場。相変わらずの破壊された聖域と、そこで起こる恐ろしい事件と計り知れない陰謀と。今回はじわじわとした恐怖もさながら、スケールの大きさがシリーズ最大級。「人間の根源的な恐怖」に迫るところもあって、じつに壮大です。
    文字禍も凄いなあ。無邪気な言葉遊びのように思えるところがなお怖く。とんでもない光景が目に浮かびます。嫌だ住みたくないぞこんなところ! 恐ろしすぎ。ラストのなんとなーくな余韻も、ちょっと嫌な感じ。まだまだ事件は終わらない……のかも。

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    2011年04月26日
  • 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

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    招待状を手に壮麗な洋館「黒鳥館」に赴いた大学生・西大寺は、館内の完全密室で怪死!呪われた館を舞台とした凄惨な連続殺人の火蓋が切って落とされる!……読後にこの文句を読み返すと、つい笑ってしまうくらい、見事に騙されました。作者さんの努力は半端ないものだったと窺えます。楽しめました。

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    2011年01月16日
  • 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

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    ひたすら作者に拍手を送ります(笑)。何年たっても忘れない作品。ちなみに私は、倉阪先生の仕掛けた第三関門まで、読んでる最中に突破しました。←エライぞ自分(苦笑)。…バカミスも、ここまで極めれば、もはや芸術です!

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    2010年12月18日
  • 人生の一椀 小料理のどか屋 人情帖1

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    わけあって刀を捨て、今は市井の料理人として包丁をふるう時吉。
    恩人であり、料理の師匠でもある長吉の教えは、まるい味で、ほっこりするような料理を心をこめて作ることだった。
    普段時代小説はほとんど読まないが、食べ物の話となると、別。
    あたたかい料理が、胸に沁みる一冊です。

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    2010年12月18日
  • 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

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    先輩に薦められたので読んでみました。先輩の様子からただの推理小説ではないと予想はしていたのですが・・・。
    案の定、完全にとんでもない本でした。しかし作者に愛着が湧きます。私はこれで一気に倉阪鬼一郎が好きになりました。
    ただこれ万人受けするのかどうか。とりあえずミステリーの伏線が好きで好きでしょうがないという方には是非お薦めです。

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    2010年11月24日
  • 三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人

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    これはね、凄いです。
    何が凄いって作者の熱意が・・・
    ちょっと『恐っ!!』てなりましたからね(笑)

    内容もまぁね・・・ぅん。
    アレだけど、そんなトコロがアレでしたヨ(^ω^)

    トリックも『ふざんけんな--っ』て思うケド
    でも不思議と全く腹が立たない。
    立たないドコロかちょっと笑えてきてしまう。

    もぅ作者が『バカミス書くぞー!』って気持ちで
    描いてるから仕方がナイよ。
    コレは良いバカミス☆

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    2010年12月09日
  • 赤い額縁

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    作中に仕掛けられたトリックに気づいた時は凄い鳥肌立った。今だと2chとかでありふれたタネなのだけれど、当時の私には斬新だったのです。
    ここでもやりたかったのに、改行が詰められちゃうんだもの・・・!

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    2010年07月04日
  • 鳩が来る家

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    「船だ……船が復讐に来る」狂死した元船乗りの父はうわ言のように呟いていた。後を追うように縊死した母。天涯孤独の身となった雄作は当然のように船乗りになり、嘗羅家の末裔として自らに流れる呪われた血を思い知る(表題作)。スーパーの片隅に積まれた白い缶詰。ラベルはなく、墨文字で書かれた“蔵煮”の文字だけだった。『蔵煮』、女性フリーライターが手に入れた古着の赤い浴衣。『古着』等13編を収録。

    収録作のうち8編が「異形コレクション」など他のアンソロジーに収録されたもので、個人的には既読感はあったものの、「どことなく不健全で、陰惨で、悪趣味」という著者の作風が充分に味わえる短編集と言える。

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    2010年04月26日
  • さかさ

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    聖域修復師シリーズ。今回もまた、恐怖と呪わしさ全開の物語です。霊的テロリズム、というかなり壮大なスケールのホラーで、惨劇も壮大。何の前触れもなく、いきなり「さかさになる」というのも怖い。でもこういう予想だにつかない事件が現実に起こる今日この頃としては、こんな霊的爆弾がどこかにあるのでは?と勘繰ってしまいますね。
    でもラストにはなんだかしんみりしました。今度こそ、幸せに生きられると良いのですが。

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    2010年04月16日
  • 学校の事件

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    一年間の間に、異常な事件の相次いだ、ある田舎町。
    その年を調べてみると、実は……。

    あなたの故郷は大丈夫(笑)??

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    2010年01月17日