酒見賢一のレビュー一覧

  • 陋巷に在り7―医の巻―

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    酒見賢一の陋巷に在り 医の巻を読みました。これもシリーズで出ている「陋巷に在り」の文庫本最新刊7巻目です。一つ前の劇の巻では敵役の子蓉の攻撃が猛威を振るっていましたが、今回の巻でも大変です。最終的にどのようにお話を持っていくのか楽しみです。

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    2011年07月18日
  • 墨攻 3

    無料版購入済み

    圧倒的な戦力差の中、革離の策が城を救う。しかし、勝利の影に隠された墨者内部の対立や、革離自身の孤独が深く描かれる。戦と人間ドラマが織りなす、読むほどに引き込まれる物語。

    #胸キュン

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    2025年09月20日
  • 墨攻 2

    無料版購入済み

    知略の応酬がさらに激化し、墨者の戦いが本格化する。革離の信条と民を守るという信念が試され、彼の人間的な葛藤が深く描かれる。戦いの緊迫感と登場人物のドラマが融合した傑作。

    #アツい

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    2025年09月20日
  • 後宮小説

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    「雲のように風のように」
    年末年始、期間限定無料配信されていたものを観た。なぜか心に引っ掛かる、不思議な作品だった。原作を知り読んでみた。当時放送枠や演出の都合、またいちいち説明されないことから「名もなき人」だったキャラクターにも名前がともっていって、良い感覚でした。
    2023年、酒見賢一さんが亡くなっていることも併せて知りました。この作品をうんでくださってありがとうございました。

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    2025年01月23日
  • 後宮小説

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    時間ができたら酒見賢一はじっくりゆっくり読もうと思っていた。昨今の再販のかからなさにそんな悠長なこと考えていたら、手に入る書籍も手に入らなくなると思うところがあったが、こんな形で手に入れたくはなかった。とはいえ、後宮小説はよい。アニメ「雲のように風のように」もよいけれど原作ももっとよい。できればアニメを見てから読む方が世界観や人となりが把握しやすいかもしれない。アニメとは違う硬さとユーモアととっつきにくさがあって、それが癖になる。ファンタジーで、戦記もので、哲学書。何度でも読み返したくなる。

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    2024年10月23日
  • 後宮小説

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    追悼 酒見賢一さん
    訃報ニュースから改めて手に取りました。
    1989年受賞作品だったんですね。当時、アニメを見てから原作を手に取って、アニメで描かれていなかった部分を読んでびっくりした記憶があります。「17世紀初頭の中国を思わせる架空の国の王朝」という設定にすごく新鮮な感じがしました。
    ご冥福をお祈りします。

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    2023年11月16日
  • 墨攻 1

    無料版購入済み

    原作小説からはだいぶ脚色されているのだけど
    それが良いように作用している
    小説、漫画、映画、それぞれ気に入りを探すといい

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    2023年05月01日
  • 墨攻 2

    無料版購入済み

    レビュー書く巻間違ったが2巻

    『竜の生まれ変わり』を自称する男、1巻から登場してるのね

    革離が志を抱いて墨者となった理由は原作でも別に描かれないんだよな
    でも原作と違って好漢に描かれてはいる

    #ダーク #ドキドキハラハラ #切ない

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    2023年05月01日
  • 墨攻 3

    無料版購入済み

    森秀樹の筆致は冴えていく

    森秀樹は時代劇画と戦争劇画を主に描くようになっていく
    久保田千太郎というライターも、時代劇画誌で馴染みの名前だった

    #ドキドキハラハラ #ダーク #ドロドロ

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    2023年05月01日
  • 泣き虫弱虫諸葛孔明 第壱部

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    吉川英治は三国志の後書きで「鬼才奇才と演義は言うけれど、孔明は偉大なる平凡人ではなかったか」と語っている。

    後世の小説や映画などに登場する、とことん真っ直ぐで正直で正義の塊のような人物は、そのあまりにも浮世離れした「白さ」によって周りから怪訝な眼に晒されるという演出を施される事が多い。その元祖は三国志の諸葛亮孔明にあるのではないかとも思う。

    本作の孔明も偏屈で計算高くて変わり者として描かれていて(劉備やその配下も概ねそうだ)歴史の本流に突然現れて二十数年で表舞台から消えた謎の多い人物の、謎の部分を皮肉と笑いに替えて描いている。
    親近感の湧く描写になっていて、孔明の周囲の人々…姉や弟や舅や師

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    2022年08月01日
  • 陋巷に在り12―聖の巻―

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    中華大スペクタクル物語12巻。妖艶な美女は重要な役目を果たし、果てる。
    孔子の故郷、尼丘は滅びる。
    まさしく本長編のクライマックスシーンであろう。
    そして訪れた静寂の中、最終巻へ進む。

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    2022年03月24日
  • 陋巷に在り11―顔の巻―

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    陋巷に在り 中華大スペクタクル絵巻も、いよいよ顔氏の本拠地へ。

    手広く展開されてきた伏線が、段々に絞られていく。
    クライマックス前夜。

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    2022年03月15日
  • 陋巷に在り10―命の巻―

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    陋巷に在り 第10巻
    本シリーズの重要な登場人物、孔子の秘密を明かす。
    孔子、顔儒のルーツにきりこんでいく。

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    2022年03月09日
  • 陋巷に在り8―冥の巻―

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    陋巷に在り 第8巻では、ついに戦いの場は地上を離れ黄泉の国へ。

    戦いの展開が面白くて、他の本を読んでいる暇がない。
    さあ、はよう、続きを....

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    2022年02月28日
  • 陋巷に在り6―劇の巻―

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    中華大スペクタクル小説 第六巻
    いよいよ合戦の本格的なスタート。

    サイドストーリーに女の争いを絡めた展開は、ページを捲る手を止めさせてくれない。
    孔子の直接対決も観られる大活劇編。
    面白かった。

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    2022年02月01日
  • 陋巷に在り5―妨の巻―

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    中華回戦 第5巻
    ぷすぷすと燻っていた火種から、あちこちで炎が上がっていくような展開。

    さまざまな箇所が、次巻以降で燃え盛るであろうという予感を思わせる展開になってきた。
    さすが中国が舞台の物語。
    あちらこちらで炎が出てくると、彼の国は大きい。

    ふと現実の中国に立ち返って考える。
    現体制は憲法改正を行い、現独裁者は繁栄を続けると思っているようだが、彼の国は大きく人民は多い。
    ゼロコロナの失敗に端を発した人心の混乱が、大きな騒乱の火種とならなければ良いが...

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    2022年01月28日
  • 陋巷に在り3―媚の巻―

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    シリーズ第3巻
    いよいよ媚が出てくる。

    媚とは、あれですよ。
    男が弱いもの。
    顔回といえども男。
    弱いものはあります。

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    2022年01月19日
  • 陋巷に在り2―呪の巻―

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    シリーズ第2作
    サブタイトルの通り、呪 が前面に出てくる。
    さらに、妖艶な美女が出てきておじさんの好きな展開となっていく気配。
    次巻に続く

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    2022年01月05日
  • 陋巷に在り1―儒の巻―

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    読書家の友人に勧められて読み始めた。
    題材は面白いが、文体に癖があって読み難いとの挑戦つきで。

    たしかに読み難い。
    通常の書き手であれば、話の腰を折らないように、注釈にするかあとがきに回すであろう細かな事ごとを、本編に剥き出しで差し込んでいく。
    読み手は、否応もなく細かな注釈まで読む事を強いられる。
    内容は中国の壮大な抒情詩になりそうな予感があるので、先を読みたいのだが、このペースが続くとなかなか骨の折れる読書になりそうだ。
    でも、あまり間を開けると話を忘れてしまうので、早々に第二巻に取り掛かりたい。

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    2021年12月06日
  • 後宮小説

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    ネタバレ

    BSでアニメが放送されていたので懐かしくなり数十年ぶりに再読。こんなに読みづらかったかな。
    後世の人間が歴史資料を読み解きながら書くという体裁なのだが、書き手の存在が頻繁に入り込むので物語に集中できない。
    前半は後宮での房中術の勉強が続くのでちょっと飽きてくる。
    けれど後半、銀河が正妃になったあたりから物語が一気に動き出すので面白い。
    あの混乱期だからこそ銀河のキャラクターが生きてくる。

    貴族の出であるセシャーミンは何故後宮を出た後に妓楼のおかみになったのだろう。
    実家が没落していたのか、自分の力を発揮できる場所だと思ったのか。
    銀河に初潮が訪れたのを本人が言うまでコリューンは知らなかったが

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    2020年11月07日