酒見賢一のレビュー一覧
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酒見賢一の陋巷に在り8 冥の巻を読みました。気に入ってずっと読んでいる「陋巷に在り」シリーズの文庫最新版です。単行本ではすでに物語りは完結しているらしいのですが、お金がないので文庫が出るのを待って読んでいます。今回は?を助けるために顔回(の霊魂?)が黄泉の世界に下りていくというお話です。実世界では医げいが子蓉がしかけた媚術(蟲術)を相手に死力を尽くして戦っています。顔回の首尾により医げいの運命も決まると言うことで緊迫の巻なのですが、まだまだ決着はつかないようです。次の巻が出るのを楽しみにしていたいと思います。そう言えば村上春樹の海辺のカフカも早く文庫にならないかな。文庫になったらすぐに買う予定
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圧倒的な戦力差の中、革離の策が城を救う。しかし、勝利の影に隠された墨者内部の対立や、革離自身の孤独が深く描かれる。戦と人間ドラマが織りなす、読むほどに引き込まれる物語。
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無料版購入済み
知略の応酬がさらに激化し、墨者の戦いが本格化する。革離の信条と民を守るという信念が試され、彼の人間的な葛藤が深く描かれる。戦いの緊迫感と登場人物のドラマが融合した傑作。
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Posted by ブクログ
吉川英治は三国志の後書きで「鬼才奇才と演義は言うけれど、孔明は偉大なる平凡人ではなかったか」と語っている。
後世の小説や映画などに登場する、とことん真っ直ぐで正直で正義の塊のような人物は、そのあまりにも浮世離れした「白さ」によって周りから怪訝な眼に晒されるという演出を施される事が多い。その元祖は三国志の諸葛亮孔明にあるのではないかとも思う。
本作の孔明も偏屈で計算高くて変わり者として描かれていて(劉備やその配下も概ねそうだ)歴史の本流に突然現れて二十数年で表舞台から消えた謎の多い人物の、謎の部分を皮肉と笑いに替えて描いている。
親近感の湧く描写になっていて、孔明の周囲の人々…姉や弟や舅や師