酒見賢一のレビュー一覧
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酒見氏の特有な物語進行が面白いです。
孔子とシャーマニズムの話は大変深く興味を持ちました。
巻末に記載されてる参考文献に、漢字学の巨匠・白川静氏の著書が列記されていました。
一時、白川静氏の著書を少しだけ齧ったことがあり、漢字のシャーマニズム世界に感心したのですが、浅学ながら白川氏に孔子についての著書があるとは知らなかったです。改めて白川静氏の著書も(酒見賢一作品と共に)読みなおしてみたいと思います。とはいえ、白川静氏の著書は学者の出した本だから読進めるのにも一苦労なんだけども。
ところで、古い版のハードカバーでこのシリーズを読んでます。電車とかで読んでると、年齢的にはファンタジーな此の表 -
Posted by ブクログ
ネタバレ井上ひさしが「シンデレラと三国志と金瓶梅とラストエンペラー」と賞したチャイニーズ・ファンタジー。個人的には、一部の煽情的な記述が著者の妄想のあらわれとしか思えず、『家畜人ヤプー』を想起した。
この手のファンタジー作品は、作者がどれだけ異世界に没頭しているか、また、いかにして読者をその作者と同じ境地に引き擦り込むかが魅力だ。本当に優れたファンタジーは(例えばトールキンのように)情景の描写だけで、世界を形作る。突然、異世界に放り込まれた主人公の一人称で物語ることで、主人公の経験を通して世界を構築していく手法もある(『十二国記』とか)。本書は、(架空の)史書からの起こし書きという設定であるため、こ -
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スーパー超能力者顔回が主役な孔子物語を、四本目まで読んでいったん休憩。
邪悪かつ超強力な美女や、やっぱり孔子とタメ張るくらい強いイヤンな太った中年男(・・・)とか、まー書き手が酒見賢一じゃなかったら、どこの超伝奇アクション物? と言う感じ。
展開具合が懐かしのNO×ノベ×を思い出させます。とは言え、まったく同じではない。
一線を画すのは、作者の知識とその披露の仕方。
京極夏彦はキャラに(つか京極堂に)延々と薀蓄を語らせますが、酒見賢一は地の文で語ります。作者つまり神の視点ですね。
その方法を採ると、場合によってはストーリーの流れを止めてしまい、興ざめさせられるのですが、さすがに酒見賢一はえらい -
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紀元前の古代中国を舞台に、革離の知恵と信念が戦国の世に一石を投じる。圧倒的なリアリティで描かれる攻城戦は、緊迫感に満ち、ページをめくる手が止まらない。知略と勇気の物語。