酒見賢一のレビュー一覧

  • 後宮小説

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    スタジオぴえろ45th記念期間限定で、こちらの映画が、YouTubeで放映中です。
    作家の酒見さんは、23年に、まだお若くして亡くなられてしまったと聞きました。
    中高生くらいに、映画の雲のように風のようにに出会って、こちらの原作も読んで、その世界観に惚れ込んでしまい、ビデオテープまで買ったほどでした。
    私の中華ファンタジー好きが始まったのも、この作品がきっかけでした。素敵な出会いをありがとうございました。
    鬼籍に入られたこと、本当に残念です。ご冥福をお祈りします。

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    2024年12月29日
  • 後宮小説

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    初めて出会ったのはアニメ。数年後、この本面白そうだなと手に取ったら「これ、見たことある!」という出会い。
    銀河の生き様が清々しい。純粋で乱暴で一直線。
    ファンタジーなのに歴史物読んでる気分になれる。

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    2024年10月25日
  • 墨攻 1

    無料版購入済み

    今でもすごい

    30年以上前、「ビッグコミック」で連載されていた本作を読んでいた。

    当時から圧倒的な「戦場のリアルさ」を感じさせる作品だと思っていたが、今久々に読み返してもやはりすごい。

    戦国末期の話と言えば、今ではすっかり「キングダム」が代表作となっているが、少年マンガとしての面白さはともかく、戦場のリアルさと言う意味で言えば本作とはやはり比べものにならない。

    今回読み返す前でも、古代中国のリアルな戦闘と言えばこの「墨攻」がまず頭に浮かぶほどの圧倒的な存在感があった。
    本作はこのジャンルに於いて、稀代の名作の1つと言えると思う。

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    2024年10月04日
  • 後宮小説

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    ネタバレ

    好奇心が服を着て歩いているような素直な平民少女の銀河が後宮へ召し上げられ、前代未聞の活躍を遂げる話。

    銀河がいかに真っ直ぐで破天荒な人間であるか、彼女が成した偉業がどのようなものであったか、ということが歴史小説風に記されている。
    サッパリした性格の銀河が、彼女の周りのくせのあるルームメイトや女大学の師範といった魅力的な人物との丁々発止なやり取りや不思議な魅力のある双槐樹との関わりで少しずつ変わっていくところがじわじわ面白かった。銀河の偉業を語る上で欠かせない男、ここぞというときに命を張る博奕に勝ち続ける渾沌に関しても少なからぬ分量が割かれているが、一貫して気分屋であるという彼の在り方もなかな

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    2022年12月10日
  • 後宮小説

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    ネタバレ

    さすがファンタジーノベル大賞
    ずっとど真面目にシモの話してるから人に勧められるかって言われたら違うけど個人的にはめちゃくちゃ好き
    何よりそれぞれのキャラクターが良くて一切モヤモヤしなかったスッキリ読めて気持ちよかった
    これは物語の為に書かれた物語

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    2022年07月16日
  • 泣き虫弱虫諸葛孔明 第伍部

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    評価は5巻を通してのもの。

    様々な三国志の中でも特異な世界観の三国志。この第5巻は、流石に主だった登場人物も物故して、孔明の切れ味も鈍りがちになるが、最後にキラリと光り輝いて歴史に名を残します。

    中国人にも判官贔屓ってあるのかな。現代の中国人にはない気がしますが。

    案外、初めて三国志を読む人に本書はおすすめかもしれません。語り手(作者)が時折入れるチャチャが的を得てる気がします。

    流石に全巻読破すると充実感はあります。その分星0.5プラスかな。

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    2021年01月24日
  • 後宮小説

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    ファンタジーノベル大賞を受賞した際に書名は知っていたのだが、読んだのは初めてだった。泣き虫弱虫諸葛孔明が結構面白いので、改めて読んでみたら、非常に面白かった。司馬遼太郎に通ずるような小説として登場人物が活写されるパートと、作者が説明的に挿入する叙実的なパートが絶妙なバランスで配分されている。しかも、過去の事実を述べているような記述部分も全くの虚構というあたりが面白い。非常によく構想された作品だという印象を得た。

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    2021年01月11日
  • 墨攻 1

    無料版購入済み

    しっかり楽しめる。

    ずっと昔 酒見賢一の原作を読んで感銘を受けた記憶があるのでコミカライズされたこの作品も読んでみた。原作は比較的短めの作品で、戦記物にしては淡々とした筆致で描かれていたのが印象に残っていたが、このコミカライズ版はまるで別物。グロテクスなまでに迫力いっぱいに描いている。これはこれでしっかり楽しめる。

    2
    2021年01月02日
  • 泣き虫弱虫諸葛孔明 第参部

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    物語も佳境に入り益々絶好調。有名な赤壁の戦いが対曹操より、孔明と周瑜の暗闘に力点が置かれている。しかも孔明が超変態(笑)。

    こんな三国志読んだことないが面白いし、それなりに説得力があるのが作者の力量のなせる技か。

    呉の人達の広島弁?が絶妙にハマってます。

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    2020年11月17日
  • 泣き虫弱虫諸葛孔明 第伍部

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    劉備亡き後のお話はどうなんだろう? と思いながら読み始めましたが、南方成敗も滅法面白かったです。
    結局最後まで読むスピードは衰えませんでした。
    最後の方、しんみりしてしまうのは仕方がないですね。

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    2020年08月29日
  • 後宮小説

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     先帝は腹上死 であったと一応の「正史」にある記述を引用し、正史がどう言ふ風に書かれるかを描き、そんでもって、金瓶梅な世界へ行ったシンデレラな娘さんが三国志的なアレをバックにラストエンペラーと添ひ遂げるが、と言ふすごい世界が展開する。
     うんうん。
     宦官の人が(作中ではひらがなの)、宮女候補の人の、宮中用語を覚えるために奮闘する(女性っぽい体の娘さんを脱がせて体へ直接書く)と言ふのをメモすると言ふ設定は、なんか来る。

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    2019年05月10日
  • 陋巷に在り8―冥の巻―

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    祝融
    越境

    著者:酒見賢一(1963-、久留米市、小説家)
    挿絵:南伸坊(1947-、世田谷区、編集者)

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    2019年02月05日
  • 陋巷に在り7―医の巻―

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    医眼
    医狂
    医略
    月蠱

    著者:酒見賢一(1963-、久留米市、小説家)
    解説:月本裕(1960-2008、文京区、作家)

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    2019年02月05日
  • 泣き虫弱虫諸葛孔明 1

    購入済み

    おもしろい!

    僕は酒見賢一さんのファンで、この作品がマンガになると聞いて、あの文章がうまく表現できるんだろうかと思いましたが杞憂でした。嫁とりしかり、三顧の礼しかり。最後のシーンは感動すら覚えました。続巻が楽しみです。

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    2018年08月19日
  • 後宮小説

    購入済み

    何度読んでも面白い

    私がこの小説に出会ったのは2・30年前です。
    歴史小説にハマりだしたキッカケになった本です。
    そもそも、テレビでアニメ化されていたものを先に観て、その当時だったか観て何年か経ってからだったのか中学校の図書館でこの本を見つけて喜んで借りて読み、好きすぎて購入し、それ以降何度も何度も読み返し、数年前に電子書籍化しようとして失敗し、また再購入した程のファンです。
    本当にあった事なのか?と思わせられ、当時の私は中国の歴史をめちゃくちゃ勉強しました。
    ちなみに、DVDも購入しました。

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    2018年07月31日
  • 墨攻 11

    購入済み

    めっちゃ

    名作なんだが

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    2017年12月14日
  • 後宮小説

    購入済み

    奇想天外

    とても綿密に作り込まれた世界観、複雑なのに無理のないストーリーが読みやすい文体で構築されています。
    宮女候補の銀河と一緒に素乾王朝の歴史を辿りましょう。

    2
    2017年03月27日
  • 墨攻 2

    古代中国の生々しい現実の一端が画けているような気がする。忘れ得ないシーンが、いつまでも残像で残ってしまう。

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    2017年03月12日
  • 泣き虫弱虫諸葛孔明 第参部

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    【なんだこりゃ!?三国志】も3巻目。有名な話赤壁の戦いも、「なんだこりゃ!?」だった。本編読んでないので、ますますだけど、とっても面白い!
    呉の人達が喋ってるのは、広島弁?博多弁?高知弁??誰か教えて下さい。
    巻末のフリペもグッド!

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    2016年04月27日
  • 泣き虫弱虫諸葛孔明 第壱部

    Posted by ブクログ

    天井天下唯我独尊的な怪青年諸葛亮孔明がクレイジー極まる劉備軍団と出会うまでを描いた第1巻。
    作者の圧倒的な知識と人を小馬鹿にしたかのような的確で愛のあるツッコミが凡百な三国志モノと一線を画す!

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    2015年05月07日