【感想・ネタバレ】泣き虫弱虫諸葛孔明 第壱部のレビュー

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Posted by ブクログ 2015年05月07日

天井天下唯我独尊的な怪青年諸葛亮孔明がクレイジー極まる劉備軍団と出会うまでを描いた第1巻。
作者の圧倒的な知識と人を小馬鹿にしたかのような的確で愛のあるツッコミが凡百な三国志モノと一線を画す!

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Posted by ブクログ 2015年02月17日

ものすっごく笑った! 笑った! 出てくる登場人物がみーんな変(笑)
でも、それを補う作者の三国志愛が感じられるから嫌みじゃないんですね。
さりげなく(いや、堂々とだな)書きこまれる作者のボケ突っ込みに、諸星大二郎さんの『西遊妖猿伝』の講釈師の姿を見た!!
まぁ、別な作品の挿絵書かれてますもんね。続き...続きを読むが楽しみ~♪

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Posted by ブクログ 2014年08月18日

ほんと、気持ち悪い奴…孔明。
これを読んだら、他の普通の三国志?作品を面白く読めなくなってしまう、という不安を覚えます。(三国志ジョーカーを除く)

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Posted by ブクログ 2013年05月29日

三國志ものはこれまで結構読んできましたが、爆笑しながら読める三國志は初めてです。ストーリーを進行させながら随時入ってくる著者のチャチャと突っ込み、身も蓋もない冷静な分析が笑いを誘います。
とんでもない奇人変人扱いの孔明も良いですが、猫をかぶったやくざの親分扱いの劉備もとても良いです。
結構デリケート...続きを読むなことも書いてあったりするので、あちらの国から妙なチャチャが入って執筆が止まるようなことが無いかちょっと心配です。何とか最後まで(孔明が死ぬまで?)書き上げて貰いたいですねえ。

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Posted by ブクログ 2012年10月06日

ロング・ロング・タイム・アゴー。イン・トゥーブレント・エイジにロイヤル・ブラッドのベリー・ナイス・ヒーローを二人のスーパー・ストロンゲスト・グラジエーターがサポート&アシストしながら、テリブルに暴れ回り、ある晴れた日、ハーミットであったドラゴン・ウィザードが出てきて、プラン・オブ・スリー・キ...続きを読むングダムズでまやかし、マジックやオカルティック・アートを駆使してドミネーション・オブ・ザ・ワールドのために邁進していくレジェンド・ストーリー。
 この本はドラゴン・ウィザードが出てくる所までが描かれています・・・うん、白モノファンタジーとしか思えないなこれはw

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Posted by ブクログ 2012年03月23日

歴史が苦手な人でも割と気軽に読める…はず。だが、電車やカフェなど公共の場所で読むのはお勧めしない。絶対吹き出す。

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Posted by ブクログ 2011年12月15日

いじめられた相手に「火計だ!」と称して火をつけたり、やりたい放題の孔明さんが、とにかく面白い。早く三巻読みたいのに何時まで経っても出ない。

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Posted by ブクログ 2011年09月11日

三国志はその昔、横山光輝が描いた漫画の三国志から知識を得た程度です。それとしばらく前に漫才の島田伸介と竜介が解説をやっていた「NHKの人形劇の三国志」が私の知識の源であるからいささか心もとありません。最近では映画でレッドクリフ(観てはいませんが・・)が公開されたりして一般的ともいえるのかもしれません...続きを読むが、有名な桃園の誓いやら、劉備玄徳が孔明を軍師として迎えるところの三顧の礼ぐらいの浅い知識でした。 しかし、その浅い知識を持ってして読んでもこの酒見版の三国志は読み進む度に、その常識?を覆す人物像がこれでもかと飛び出します。 ほとんどギャグに近い部分もあります。 例えば、孔明は怪しげでブスの新妻と散々いちゃついている・・とか劉備の軽薄な色男ぶりとか・・(この他抱腹絶倒の場面が満載です!) この本では、歴史物のテレビドラマのように時折作者が登場し解説を入れてくれます。(多分この部分が作者の一番の武器でしょうね) それが殆ど第三者的なのでこの小説を二度楽しめる仕組みになっています。第壱部なので、今回は三顧の礼の場面まですが、この先ずっと続くであろうことを考えると次の発刊が”陋巷に在り”のシリーズのように待ち遠しいです。

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Posted by ブクログ 2011年09月10日

読者の三国志への愛と経験が試される一冊。
読む側の知識に応じて、面白さの度合いが露骨に変化することでしょう。

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Posted by ブクログ 2011年08月20日

快作、というよりむしろ怪作の範疇?!「陋巷に在り」からの流れで手にしたが、こちらの方で嵌った。「後宮小説」以来、ほとんど読んでなかったので、しばらくは酒見賢一祭りが楽しめそう。

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Posted by ブクログ 2010年11月08日

もう何か、色々通り越してみんながみんな可愛い(笑)
私はこうゆうの、すんごい好きなので酒見さんありがとう!って感じでした☆
わたしの中の劉備もだいぶ壊れたところで(笑)、これから第二部突入ですが文庫化してないんですねえ。重たい本を持ち歩く日々になりそうですが、孔明がちゃんとやってけるか心配なので張...続きを読むり切って読みます!ああ楽しい〜(*^O^*)!

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Posted by ブクログ 2010年09月25日

不思議な三国志です。
お馴染みの英雄たちにこんな一面が⁉
みんな人格的に欠点だらけなんですが、それがかえって魅力的。
物語も何処かおちょくった感じで進んでいきます。
第一巻では三顧の礼あたりまで話が進みますが、天才軍師を迎えるために一国の主が最大級の礼を尽くしたというあのエピソードもこの作者の手に掛...続きを読むかると変人と変人の意地の張り合いみたいなことに…
どうなっていく事やら。
ああ愉しみ。

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Posted by ブクログ 2010年04月12日

 うん。面白かった。続きが早く読みたいです。

 自慢じゃあないですが、私は三国志関係では、これが初読です。
 この本が最初でいいのだろうか? もう、普通の本は読めないんじゃあないんだろうか?? と真剣に思ってしまうほど、普通じゃあないと思います。

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Posted by ブクログ 2010年03月09日

諸葛孔明は放火魔で弟をいじめるひどい奴だったのか?世間で言うところの三国志をツッコミまくった爆笑三国志。笑いすぎて困った。これしか三国志を読んでいないので、「レッドクリフ」を見ても爆笑してしまった。金城武のイメージがこの諸葛孔明のイメージとだぶるのがおかしかった。

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Posted by ブクログ 2009年10月10日

たいへんいつの間に!
持ち運びように買わなきゃだわ。
電車の中でなにも読む物が無いとき…ああ、これの文庫があれば喜んで持って行くのに、と何度思ったことか。

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Posted by ブクログ 2020年10月10日

吉川三国志、柴練三国志、北方三国志と読んできた。さてさて、酒見さんのはどんなんかなと読み始めたが、ちょっとびっくり。

予想の斜め上をいっています。
講談調なのにまずビックリ。でもこれって、水滸伝もそうであるように、三国志演義も元々はこうなのかも。

それぞれの人物造形も現代だと、こうなんだろうなと...続きを読む妙に納得します。

想像した感じとは違っていたが先が楽しみ。

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Posted by ブクログ 2020年01月04日

-歴史とは解釈の賜物だ!-

三国志はこれまで複数の著者の作品を読んできた。それなりの知識を有している自信はあったし、本筋は理解しているつもりである。それでも本作を通じて新しい発見があった。

それは一言で表すと歴史とは解釈の賜物なのだ、という当たり前だけれど忘れがちの事実である。正確な歴史なんても...続きを読むのはないのだ。歴史はどうしても書き表す人の思想や哲学から逃れることはできない。資料の狭間狭間を埋めるものは想像力であり、希望であり、悪意なのかもしれない。

本書においては、これまでとは一味違ったスパイスを加えられ、劉備三兄弟や孔明が描かれている。この本を読むとこれまで吉川三国志や陳舜臣三国志や横山三国志に親しんできた方は新鮮な感想を抱くだろうし、人によっては不快感を覚えるかもしれない。しかし、そういう論争やざわつきを生み出すことができたなら著者にとっては大成功と言えるだろう。

単行本版だと一冊500ページ弱という分量でありつつも、なかなか物語は進まず非常にじれったい。少し蛇足が多いというか冗長なところがあるので、星はひとつだけ減らした。

しかし、歴史とは解釈の賜物という改めての訓戒を与えてくれたのと、三国志のしらざる世界をもっと知りたいというモチベーションを与えてくれたので概ね満足できる一冊だ

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Posted by ブクログ 2019年01月11日

題名通り諸葛孔明が主人公の三国志演義準拠作品
泣き虫弱虫というより奇人変人というべき
吉川三国志から見れば驚きの内容かもだが
『蒼天航路』以降の現在だと普通
場面ごとの描写は楽しいが
かといって長く詳しければより良いというものでもない

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Posted by ブクログ 2014年04月11日

最近酒見さんの「周公旦」や「墨攻」を読んだ。
「後宮小説」のあの人が、こんなに渋い書き手になったのね…と思いながら、本書を手にしたので度肝を抜かれた気分。
登場人物に繰り出される、語り手からの突っ込みの嵐。
こんな歴史小説もあるのね、と感動してしまった。

この巻では孔明が劉備玄徳から三顧の礼を受け...続きを読むて出仕するまで。
この調子でいくと、いったい何巻まででることやら(笑)

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Posted by ブクログ 2012年01月13日

孔明の生い立ちを追う本筋と並行して、無数に存在する「三国志」作品を照らし合わせて茶々をいれ、「三国志」を取りまとめアップデートしていく実験的小説。酒見一流のユーモアが笑いを誘う佳作だが、三顧の礼終わるまでで六百頁消化はさすがに冗長にすぎるか

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Posted by ブクログ 2011年03月25日

吃驚仰天して引っくり返ってしまうような内容の三国志トンデモ珍品新意訳解釈読本。寝食忘れて読み耽るべからず。

諸葛亮にスポットを当てた話なのだが、
何故か嫁や姉や師や徐庶や徐庶母の為に大幅にページが割かれている曹操も真っ青な酒見版三国志。

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Posted by ブクログ 2010年12月05日

気づくと読み終わっていた。面白いんだろうか?うーんどうだろう?と思いながら読み進める本。孔明が変人だという解釈は面白いし私もそう思う。

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Posted by ブクログ 2010年10月14日

これを楽しむために、頑張って「三国志」を読みました(笑)三国志をここまでいじっちゃっていいの!?っていうくらい最初から最後まで茶化しっぱなしの1冊。さすがは酒見さんです。オリジナルは読んでなくても十分楽しめるとは思いますが、オリジナル読んでた方がもちろん楽しめるかと。あの劉備が、孔明が、関羽が、張飛...続きを読むが、こうなるとは。
個人的にはオリジナル三国志を読みながらも、そこそこツッコミどころ満載では…なんて(恐れ多くも)思っていたので、これはなかなか爽快。この巻では三顧の礼までなので、続きが楽しみです。っていうか何巻まで行くんだろう。

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Posted by ブクログ 2009年10月14日

ずっと文庫化待ってました!!
が、分厚い…分厚すぎるよ!!
せめて上下巻にしてほしかったです、電車で読めない。というか小さいバッグに入れるスペースないよ。

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Posted by ブクログ 2022年08月01日

吉川英治は三国志の後書きで「鬼才奇才と演義は言うけれど、孔明は偉大なる平凡人ではなかったか」と語っている。

後世の小説や映画などに登場する、とことん真っ直ぐで正直で正義の塊のような人物は、そのあまりにも浮世離れした「白さ」によって周りから怪訝な眼に晒されるという演出を施される事が多い。その元祖は三...続きを読む国志の諸葛亮孔明にあるのではないかとも思う。

本作の孔明も偏屈で計算高くて変わり者として描かれていて(劉備やその配下も概ねそうだ)歴史の本流に突然現れて二十数年で表舞台から消えた謎の多い人物の、謎の部分を皮肉と笑いに替えて描いている。
親近感の湧く描写になっていて、孔明の周囲の人々…姉や弟や舅や師匠などとのやり取りも、一風変わっていて面白い。

ただ、ひとつ残念なのが
孔明出廬から長板玻での張飛と趙雲の活躍、孔明の呉での大論陣、周瑜との駆け引きや赤壁の大戦に至るこの辺りの流れは三国志演義全体のクライマックスと言ってもいいし、個人的に好きなシーンの連続なので2巻以降、少し引き締めた調子で描いて欲しいなぁと思ったりはする。

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Posted by ブクログ 2016年02月13日

真面目な孔明本かと思ったらそんなことなかった
そして長い。1巻でやっと三顧の礼までたどり着いた
小説とエッセイの混ざりもののような感じで、笑い要素が強いかな

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Posted by ブクログ 2010年04月23日

Webでの評判が高かったのもあって、読んでみました。確かに、面白いことは面白い(^^;……けど、真面目に三國志好きなひとにはあまりオススメしませんな。特に孔明好きな方。
何より何より、こんだけ分厚い一冊なのに……「ココ」までで終わり?!

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