【感想・ネタバレ】泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部のレビュー

あらすじ

タイトルどおりの「泣き虫」孔明。圧巻の「泣き」をご堪能あれ!

赤壁の戦いで魏軍に大勝した劉備玄徳は、その後湖南四郡に進出、
そして天下の奇人で「鳳雛(ほうすう)」と呼ばれたホウ統(ほうとう)を召し抱えた。

しかしそのホウ統はラク城包囲中に流れ矢に当たって死んでしまい、劉備をひどく嘆き悲しませる。
その後、劉備の義兄弟・関羽も呉軍との戦いの中に死に、あろうことかもう一人の義兄弟・張飛までもこの世を去る……。

不世出の天才・諸葛孔明を描き、独特の解釈で「三国志」の新しい地平を切り開いた『泣き虫弱虫諸葛孔明』。
第四弾となる本作は、関羽、張飛、曹操、劉備などの大立者が次々にこの世を去る大激動の巻。
劉備の死に際して蜀の今後を託された孔明は、いったい何を思う?

解説:杜康 潤(「孔明のヨメ。」)

【目次】
「泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部」

“鳳雛”劉備軍に入団す

曹操、馬超と血戦し、
劉備、使者を手なずける

法正、使者となり益州略取を説き、
劉皇叔、望蜀を想う

劉皇叔、只管(ひたす)らに宴を愉しみ、
趙子竜、江を截(さえぎ)りて阿斗を奪う

ホウ士元、落鳳坡に散る

閑雲長、単刀赴会してやりこめられる

劉皇叔、定軍山に勝つ

閑雲長、敗れたり、曹孟徳、ついに逝く

劉玄徳、帝となり、
呉に讐(あだ)うちせんとす

劉玄徳、白帝城に崩れ、孔明、おおいに泣く

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

破綻しそうな書きっぷりだが、筆者の意見も添えながら正史と演義を織り交ぜてうまくまとまっていて楽しく読めた。

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2023年07月22日

Posted by ブクログ

巨星が次々に落ち物語の大きな転換点を迎える。

この巻では孔明の出番が少ない様な気がするが、最終巻は八面六臂の活躍をするのでしょう。楽しみです。

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2020年12月14日

Posted by ブクログ

毎巻レビューに書いている気がするけれど、私にとっては三国志は敷居が高い。
登場人物が多いし、地名も事件もたくさんあって…。
長年ずっと敬遠してきた。
で、マイ・ファースト三国志がこれだったわけだけど、ほんとにいいんかい!と自分に突っ込みを入れてしまう。
四冊目にもなると、もうだいぶ読み慣れてくる。
というか、普通の三国志ものを今後受け入れられるか、不安になってくる^^;

この部では、赤壁の戦いの後からスタート。
荊州を巡る呉と蜀の攻防。
関羽の死、曹操の死と曹丕、曹植兄弟の骨肉の争い。
劉備の即位と関羽の弔い合戦での敗北。
白帝城に逃げた劉備は、有名な遺言を孔明に託し、死ぬ。
もう、いろんなことがありすぎて。
ただ、物語も終盤になってきていることがひしひしと伝わる。

第五部はすでに単行本で出ている由。
文庫化を待ちながら、やっぱり終わってほしくない気持ちにもまる。

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2018年01月10日

Posted by ブクログ

敵味方を問わず、お馴染みの登場人物が次々に逝く、「終わりの始まり」とも言える第四部。
劉備も関羽も張飛も、そしてまだ存命ではあるが孔明も、この本を読んで既刊の様々な「三国志」から得たイメージが大きく変わった。何というか、「英雄」という遠い存在から、もっととっつきやすいイメージがしやすい人物として感じられるようになった。
次巻が間違いなく最終巻になるんやろうけど、これから孔明がどうするのか、気になるまま一日も早い文庫化を待つ。

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2017年10月08日

Posted by ブクログ

関羽、曹操、張飛、劉備と亡くなり、物語は新しいフェーズへ突入します。馬超と黄忠も亡くなったので、蜀の五虎将軍も趙雲だけです!!

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2020年02月20日

Posted by ブクログ

関羽、張飛、曹操、劉備、三国志の中心人物が次々と亡くなる。そのためか、この本の主人公たる孔明の活躍は少なく、
「変質者」ぶりも、もう少しというところ。
次巻で完結。主を失った国で、孔明はどんな「変質者」ぶりを発揮してくれるのか?

それにしても中国の戦いは大きいよね。。。局地戦で数万、総力戦で数十万の兵士が戦う。しかもそれは、日本では卑弥呼の時代だ。
日本は、関ヶ原の戦いで両軍とも8万くらい。

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2017年08月12日

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