【感想・ネタバレ】陋巷に在り5―妨の巻―のレビュー

あらすじ

とうとう業師五六まで取り込まれてしまった……。媚術に操られた美少女は、厳重な見張りをものともせず、次第に国を揺るがしかねない勢力を形成してゆく。一方、孔子の使者として費城に赴いた公冶長は、そこで意外な裏切り者と対面した。少正卯一味に撹乱される孔子一族の危機。春秋の世を戦国の世に踏み込ませていったのは誰か――。東洋の房中医学にも分け入る、興味津々の第5巻。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ますます面白い!!鏡蠱の術におちた妤。五六は気が付かない顔回を頼らず一人で妤を守ることにする。あの活発だった娘、妤の面影は鏡の魔力で見る影もない・・・一方 三都毀壊を進める孔子は費城を占拠する公山不ちゅうと悪傑の奸計で不和を生じる。あのお転婆な妤がこんな事になってしまうなんて、顔回、何やってるんだ・・・・・それに孔子と小正卯・悪傑・子蓉の決着はまだまだ遠い感じ・・・孔子の弟子たちは百人百様で面白い。自分も弟子になりたい??

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2012年04月17日

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公山不狃達が魯を襲ってくるエピソードはドラマ「孔子春秋」でも緊張感あった。あれこれ盛り上がってるのに次巻へ続く!です。

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2020年05月30日

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1~4巻までが最初に手に入り、その後、8~13巻が手に入った。そして、最後まで手に入らなかったのが5~7巻。
やっと手に入って、読み始めることに。
読み始めると、ついつい読み続けてしまう。

この巻では、費の公山不杻(本当はけものへんだが、字が入っていないので、これで代用する)、叔孫輒と、孔子たちとの盟約が、悪悦に引き裂かれていくところ。
それから、妤が鏡を介して子蓉の媚術に陥り、顔回の守り役である五六にも及んでいく。
それぞれが破局というか、爆発に向けて、緊張が高まっていく、息詰まるような巻だった。
で、この巻では、ただ緊張が高まるだけで、解決はしていないわけで…
こうやって、次の巻に手が伸びてしまうんだろうな。

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2015年05月18日

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この巻は顔回の出番があまりありませんが、その代わり五六が大活躍です。媚術に操られた妤がいよいよおかしな事になってきます。
一方、孔子と小正卯一派との暗闘も熾烈を極めて、いよいよ大激突の様相となります。
顔回、ボォーとしてる場合じゃないぞ。

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2012年11月17日

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この巻では主人公の顔回は気配だけで表舞台にほとんど登場しません。それだけに孔子側と敵対する悪役たちが、隙をねらって孔子の門下生たちや顔回と馴染みの深い人物に深く入り込んでいく様に顔回は一体いつになったら出てくるのかと気が急きます。
事態はどんどん深刻になっていきます。顔回の許嫁的存在の妤は、子蓉からもらった鏡から媚術を仕掛けられ、病的な妖女に変容してしまうのでした。さらに、顔回の守り役だったはずの五六までが妤のとりこになってしまいます。一方孔子は魯国の法務大臣として既得権を持つ家臣一族を制圧する政策を密かに進めているのでした。その過程で少正卯の弟子、悪悦の気まぐれな陰謀により、味方となるべき人物がたぶらかされ、戦乱の世を引き起こすきっかけがもたらされるという筋書きですから、これはもう次の巻を早く読みたくなります。
巻末にこれまでの登場人物のイラストと簡単な紹介があるので、頭で整理しきれなかった人間関係がすっきりしました。

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2012年06月21日

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ばか、ばか、五六のばかやろうっ!
辛気臭い男ばかりの中で、光のような妤(字が出るかなヨちゃんだよ!)の大ピンチだ!気づけ顔回のうすらとんかち!

東里では、悪悦兄妹が勝手に暴走してるもんだから、少正卯も孔子も振り回されっぱなし。そして鳥と話せる公治長も窮地に陥るって事態。
なんというか孔子の気づかなさ加減に呆れてものも言えない第五巻です。ばかばか、孔子もばかたれだー!!という気分になる第五巻です。うい。

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2012年05月17日

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頼りになる顔回不在のこの巻では、少正卯一味の魔の手が、孔子一門や妤にまで伸び、なすこと全てうまくいかずに裏目にでて、先行き不安でしかたありませんでした。

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2012年03月12日

Posted by ブクログ

中華回戦 第5巻
ぷすぷすと燻っていた火種から、あちこちで炎が上がっていくような展開。

さまざまな箇所が、次巻以降で燃え盛るであろうという予感を思わせる展開になってきた。
さすが中国が舞台の物語。
あちらこちらで炎が出てくると、彼の国は大きい。

ふと現実の中国に立ち返って考える。
現体制は憲法改正を行い、現独裁者は繁栄を続けると思っているようだが、彼の国は大きく人民は多い。
ゼロコロナの失敗に端を発した人心の混乱が、大きな騒乱の火種とならなければ良いが...

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2022年01月28日

Posted by ブクログ

うをををを、ながいよう・・泣 12巻まであるなんて涙 
酒見著作は特有の解説がシリーズものにおいても逐一丁寧なので、
ストーリーがサクサク進まなくなってきた。サクサク進めないのが酒見流ではあるけども。むしろシリーズものとして考えないほうが、気楽かもしれない。中盤ですが、なんかたるんできた印象感が。面白いから読んじゃうんだけども。ちょっと一息いれたいわ。表紙絵が相変わらず怖いです。なんとかならないのかしら・・

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2011年05月30日

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