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Posted by ブクログ
長いなぁーと思いつつも、物語は着実に進行する。
顔回の方は妤の回復を待ち、伯牛の病を治そうと医鳥兒を連れていく。
妤の回復は著しく、太長老のもとに出入りするようになる。
そこで明らかになっていくのは、孔子の驚くべき出生の事情だった。
妤のお転婆ぶり復活。
若き日の徴在(孔子の母)もいわば跳ねっ返り娘だが、やはり妤とは違う雰囲気を持つ。
作家の書き分けの技に驚く。
一方、孔子サイドの物語は、成城の取り壊しの件の膠着状態が続く。
取り壊しを何としても止めさせたい城宰、處父は、息を吹き返しつつある少正卯、悪悦と手を結ぶ。
膠着状態の背後で、緊張感が高まって、次の巻へ。
そういえば、この巻には南伸坊の挿絵集がない。
ちょっと寂しい。
お盆休みに、一日一冊。
さて、週末までに読み終われるか?
Posted by ブクログ
命とは神の啓示を待ち与えられたものとのこと。この巻では孔子の両親がどのように出会って孔子が生まれたのか・・その経緯を孔子の母親である顔徴在の父、太長老が明かします。顔氏の一族の長の末娘である徴在は、その頃の習わしで家に残る定めがありながら、家出同然の有様でかなり年上の男性と一緒になります。男勝りの性格を持ち身体能力の高さで際立った存在だった彼女は、一族の年に一度の祭祀において舞を舞っているときに神の啓示を受けたからなのでした。
この巻ではこの他に妤を回復させた医鶃が、さらにその医師としての腕を発揮する場面が登場します。孔子一門の弟子のひとりが少正卯一味の悪巧みにより瀕死の状態に陥っているところを救いだそうとします。主人公の顔回はほとんど脇役で登場しますが、ちょうど彼が日蝕に遭遇する場面が出てきます。孔子の天文学の知識にも触れており、最近「天地明察」を読んでいたこともあり興味深い場面でした。
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