高山なおみのレビュー一覧
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自炊って、学生さんや一人暮らしの人が、アパートのキッチンで、簡単なものを作って食べる、みたいなイメージでしたが、かつての料理人が、家でおしゃれな料理を作って食べるのも自炊。
誰がしても自分のために自分が食事を作るのを自炊っていうんだなぁって改めて思った次第です。
・・・生きるというより、どっちかというより死んじゃうから食べるという感じ・・・(あとがきより)
えっ!! 信じられない、本の中に紹介されている料理を、こんなことを考えている人が日々作っているなんて。
普通こんなふうに生きている人なら、材料にもこだわらないだろうし、手間暇かけて作ったりしない、絶対。
保温炊飯器や電子レンジを持たないとい -
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ネタバレ料理家の高山なおみさんが画家の川原真由美さんと武田百合子の「犬が星見た」で報告したソ連旅行を運10年あとにたどるという本。続編にウズベキスタン日記がある。
特に何か事件があるわけでなく、淡々と描写が続く。流石に料理に関しては見る目があり、描写も細かい。旅先でであう韓国人やロシア人の風貌や印象、街の印象やちょっとした気づきなどが面白い。軽い読み物としてすぐ読めてしまいました。
そもそも本作を読む前に「犬が星見た」を先に読んだ方がよかったかな。
やたらディルがでてきて1980年代にシベリアへ行った時と料理があまり変わっていないことが印象的でした。80年代はもちろん武田泰淳ではなくcookin -
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大豆と麴を混ぜてからいちど団子に丸めるのだが、その時に、「おにぎりみたいにして団子にしてください」と私が言ったら、何の迷いもなくせいせいと三角おにぎりを握った生徒さんがいた。とっさに私は笑ったけれど、なんだか嬉しかったのだ。こういうことは、本当は間違いではない。彼女のおにぎりはおいしそうだなぁと思わせる、慣れ親しんだ手つきで、ふっと見とれてしまうような丸い動きだった。本当は、こういうのこそがオリジナリティーの源で、創作の原点なのだと思う。自分だって、子供のころから、つい皆と違ったことをやってしまい、先生に笑われたりクラスメイトから白い目で見られたりしていた。でもそれは、紛れもなく自分の中から素
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飲食店を営む友人が、食べる前にいつもきちんと「いただきます」をする男性客について書いたことがある。それを読んでから毎年、大晦日になるたびに考える。来年こそは僕も「いただきます」を言う人になりたいなあと。
毎年思うだけあって、これがぜんぜん身に付かない。手付かずのおせちの前では神妙に唱えたはずのいただきますも、おやつ代わりの餅を頬張る午後にはきれいさっぱり忘れている。年に千回はあったはずのいただきますチャンスはすべて見送り。日々三振の山を築いて、またいつも通りの年の暮れがやってくる。
ひとりで食べるご飯はとても静かだ。美味しくってもまあまあで -
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ものすごく読みにくかった。で...
もの凄くある意味、赤裸々な内容だった。どきんっと響くことが沢山書かれていて、私の中では流し読みなんかできなかった。疲れたっ、
でも読んでよかった。
高山なおみって人はスイセイに出会えてというか違うな、彼女の中にある動物的習性がスイセイを捕まえたんだな!
あーーーーっ
これからの人生こうありたい!と思う次第...
なんかこの二人...すごいです!
高山なおみとスイセイの会話を録音してそれを文字に起こして本にしている。表紙からもわかるように文字を文字として見るのではなくデザインの一部として見てる?なので著書の中の文体にもそんな感じを受けたのだが、高山なお -
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風が吹いて 雲が流れて 台所からは夕ごはんのいい匂い 吉祥寺にあったレストラン「Kuu~~ Kuu」のシェフを務めながら、テレビの取材カメラに追われ、雑誌のレシピ作りに夜なべする。スタッフのよき「お姉さん」として人生相談にのったり、本に涙して目をはらしたりしながらも、淡々と過ぎていく日々・・・。ささやかな出来事をていねいに拾い集めた、人気料理家・高山なおみさんの日常。「おまけレシピ」付き。
毎日のごはんが、シンプルで素朴なんだけど、美味しそう。
手作りの料理っていいな、と思わせてくれる。
ついついコンビニで済ませようとしてしまうとき、この本を読むと、自炊欲を高められる! -
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初めて高山さんの文章を読んだのは雑誌クウネルで。
その時はなぜかかなりの力強さを感じて、なんとなくあまり好きになれなかった。
その後に高山さんの文を読んだのもまたクウネルで、本についてのお話だった。
時々、‘布団をかぶって本を読みふける’日をつくるそうで、「これをときどきやらないと人生が狂う」そう。
本を持って布団に入る時の気持ちよさ。
高山さんはカーテンを締めているそうだが、私自身は薄暗くする日と開けておく日とあった。
文字と文字の合間に、薄青い空やちぎれ雲を見たり、雨音に気付いたりする静かな時間。
読んでいる本によっては、現実と混同しそうになる。
そんなただ自分のためだけの読書の時間を