高山なおみのレビュー一覧
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あちこち取材に出掛け、どっぷりと対象にもぐり込んで心を遣い、体ごとで書いているランディさんのことを、この家にいる間は、風呂に入れて、おいしいものを食べてもらって、ゆっくり緩めさせてあげたい。足を伸ばして、背筋の力を抜いて、脳も体もぐでんぐでんに柔らかくしてあげたい。話しながら、そういう衝動にかられていた。だってランディさんは、私などとは覚悟が違う。作家というのはそういう職業だ。
終わってから、楽屋へタカシ君と郁子ちゃんに会いに行った。すっかり使い果たしたタカシ君は、「歌いながら何度も、スゲーなーって思って。こんな大勢の人たちが、ボクの歌をこんなに歌ってくれてるんだなーって。だって、皆の声が聞 -
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ネタバレ【お気に入り抜粋】
最近ヒラリンは、引っ越しをしたり、家族の具合が悪くて実家に帰ったりしていたか。なのに、そういう気持ちのバタバタや緊張を、ヒラリンてぜったい私に見せないし、仕事に持ち込まない娘だから。
撮影する時って、自然に体が動く。撮りたいと思う本能で動いています。こういう写真を狙いたいと、私の欲求が先走りすぎてもよくないし、ぜんぜんないのも困るし、なんなんだろう。いろんなものと調和していると、向こうから見せてくれる時があるんです。自分が見たいと思ったものは、実は一部でしかなかったりするので、待つというか謙虚でありたいと思う。(by川内倫子さん)
料理をする時に、こうしてやろうとかあ -
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高山なおみさんが読んだ本の感想と、そこからイメージしたお料理のレシピがのっています。
その高山さん、子どものころ、たべものを口いっぱいに頬張って、
息を吸いながら食べるクセがあったそうです。
そうすると、鼻と食べものが近くなるぶん、匂いを直に感じ取れるからだとか…。
まさに”はなべろ”ですね~。
『それからはスープのことばかり考えて暮した』じゃがいもサラダのサンドイッチ
『家守奇譚』鶏肉の煮物
『かの子ちゃんとマドレーヌ夫人』卵としらすのチャーハン
『センセイの鞄』そうめん
『昨夜のカレー、明日のパン』焼売
『家と庭と犬と猫』けんちん汁
『フランシス子へ』バター入り卵焼き
『ムーミン谷の十 -
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ネタバレごはんを食べている途中、ぐったりと眠くてたまらなくなる。汗をかくってすばらしい、ただただ、体だけがくたびれることって、なんか大事な気がする。
自分がどんな仕事をして、今何を考えていて、若いころとどう変わったかなんて、とりたててわざわざ言わなくてもいい関係。昔からの友人たちと過ごす時間の嬉しさを、深津家のパーティーに来るといつも思う。それをかみしめるのは、たいてい帰ってからの風呂の中だったり、寝る前の布団の中だったり。→そういう関係っていいなと思った。
佐藤初女さん「おむすびの祈り」
そこには、私が自分の人生の中で、ああでもないこうでもないと考えたり、濾過されるようにして生まれてきた想いや、 -
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ネタバレ高山なおみさんが鼻とベロで味わった本の話と、そこから生まれた料理の物語。
ぱらぱらとめくった時にちらちらと見えた「家守綺譚」の鶏肉の煮物、「それからはスープのことばかり考えて暮らした」のじゃがいものサラダのサンドイッチ、「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」の卵としらすのチャーハン、「すいか」のおにぎり、「ムーミン谷の11月」の肉桂ビスケ…
わー!!早く読みたいよー!!
読みたい本も増えました。
レシピと写真を見ているだけでなんだかお腹がすいてきます…
読書欲と食欲がムクムク…秋にぴったりの一冊でした。
高山なおみさんのさっぱりしているけど優しい文章、本とご自分の生活、日常とに寄り添って綴られ -
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入院中のベッドで時間も気温もわからないままうつらうつら読んでいて、高山さんの読んでる本と、読んでる高山さんと、それを読んでるわたしとがないまぜになって、どこまでが自分かわからなくなった。
なんて生々しいんだろう、なんて、全身で読書するんだろう。読書、て行為でいいのかな。
読んだ本はもう一度読み返したくなったし、知らなかった本も読んでみたく思った。
昨夜のカレー、明日のパン、の引用で、引用なのに涙がでて仕方なかった。月日は巡るけど、日常のピースは似てても同じではないこと。わかってても、知らんぷりして喜んだり驚いたり、していたい。
1話ごとのレシピも簡単そうで、作りたくなる。そんでまた本に潜りたく