あらすじ
武田百合子の名著『犬が星見た――ロシア旅行』。この本を愛してやまない高山さんは画家の友だち・川原さんと、航路で6月のロシアへ。シベリア鉄道の寝台、サモワールのお茶、バイカル湖畔の昼食。ツェントラリナヤホテルの226号、百合子さんの泊まった部屋の扉が高山さんを招く……。心ゆさぶられる夏の旅の記録。
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Posted by ブクログ
料理家の高山なおみさんが画家の川原真由美さんと武田百合子の「犬が星見た」で報告したソ連旅行を運10年あとにたどるという本。続編にウズベキスタン日記がある。
特に何か事件があるわけでなく、淡々と描写が続く。流石に料理に関しては見る目があり、描写も細かい。旅先でであう韓国人やロシア人の風貌や印象、街の印象やちょっとした気づきなどが面白い。軽い読み物としてすぐ読めてしまいました。
そもそも本作を読む前に「犬が星見た」を先に読んだ方がよかったかな。
やたらディルがでてきて1980年代にシベリアへ行った時と料理があまり変わっていないことが印象的でした。80年代はもちろん武田泰淳ではなくcookingresearchです。
Posted by ブクログ
みせるためのエッセイではなく、
自分のための日記というかんじ。読みやすい
連載から本におこすにあたって、読みやすくしてくれてもよかったんじゃないかなーと思う
Posted by ブクログ
境港から船でウラジオストックへ。鉄道でハバロフスク、ウラン・ウデを経て、イルクーツクへと向かうる旅行記。武田百合子の旅行記『犬が星見た』の行程をたどっているらしい。食べ物の記述がくわしく、おいしそう。シベリア鉄道の旅もおもしろそうだ。『犬が星見た』も読みたくなった。