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変わらないもの、変わってゆくもの。からみあいながら、日々は続きます。『日々ごはん』(1)~(12)の続きは、『帰ってきた日々ごはん』として2015年発売。
<ある日の日記より>
グラウンドの芝生の上に座ってみた。今日は人もまばらで、犬の散歩をしている人が少しと、吹奏楽の練習をしているグループぐらいしかいない。遠くを見ても、小さい人が見えるだけ。あとは、どこまでもどこまでも空と芝生。景色の遠近感がなくなって、ふーっと自分もなくなりそうな感じになる。それで、ちょっと寝ころんでみた。平らな眩しい空。
私は、自分らしくとか、自分の中にある本当とか、そんなレベルの自由ではなくて、もっともっと遠くに行きたい。自分がなくなるほど自由になりたい。
(死ぬことではなくて)生きていることの中でそれをやってみたい。それはいったい何だろう。来年は、そのことについてちょっと追究してみよう。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2019年08月02日
作中、読者のメールの引用があって、「本を読むのは速い方なのに、高山さんの文章は読むのになぜか時間がかかります。たぶん高山さんはゆっくりした流れの中で生きててその時々の想いを、そのままのスピードで残しているから、そのスピードじゃなきゃ自然に体が吸収しないんだろうか」。
私も、高山さんのエッセイを読むの...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月01日
あちこち取材に出掛け、どっぷりと対象にもぐり込んで心を遣い、体ごとで書いているランディさんのことを、この家にいる間は、風呂に入れて、おいしいものを食べてもらって、ゆっくり緩めさせてあげたい。足を伸ばして、背筋の力を抜いて、脳も体もぐでんぐでんに柔らかくしてあげたい。話しながら、そういう衝動にかられて...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月27日
2005年9月~2006年2月の日記。
すでに読んだ高山なおみさんの別の本、
「たべるしゃべる」「フランス日記」を製作している時の日記が興味深かった。
こんな気持ちで文章を書いたり、インタビューしたりしてたんだなあ、と。
著者が本を作る過程がちらっとでも見られるなんて、めったに無いことだから面白い。...続きを読む
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