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新しい日記文学『日々ごはん』、はじまりの第1巻です。(1)~(12)の続きは、『帰ってきた日々ごはん』として2015年発売。
<ある日の日記より>
夕方、昨日の残りのカレーが鍋に半端に残っていたので、そのまま水を入れてのばし、だしの素とみりんと酒と醤油を加えて、カレーうどんを作っておいた。
私がお椀一杯食べて残しておいたら、次に見た時にはうどんがなくなってお汁だけになっていた。そしてまた次に見たら、りうが残りのお汁を温めてよそっているところだった。家族三人で一食分のカレーうどんを食べたことになる。
それからも『黒い雨』を読み続けた。
夜ごはんは、南瓜の天ぷらと焼き茄子(六本も焼いた)と、鶏のソテー、バルサミコ酢ナンプラー味。椎茸と三ッ葉の味噌汁、玄米。南瓜の天ぷらは卵を入れない白い衣の。酢醤油で食べるのが人気だった。
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Posted by ブクログ
日々ごはん 1と2
この本を書いている時、御歳40歳くらい?にして、素直で気分が乱高下してちょっとスケベな夢見ちゃったりして。こんな素敵なオトナってあるだろうか、って、ドキドキしながら読み進めた。25歳の私が勝手に共感するのは恐縮すぎるのだけど、あっち行ったりこっち行ったり、こんなふうになら、私もなれるだろうか、こんなふうになら、なりたい、と思っちゃうのです。
毎日のご飯に、あぁ私もちゃんとご飯食べようって、スピーデイな日常のなかで、ちょっとだけねじを緩めて普通の速さを教えてくれるメトロノームみたいな感じで、この本を抱えて暮らしたいって思った。
Posted by ブクログ
たとえば、背中とくっつきそうなくらいおなかがへっていたら、
目の前にドン、とほかほかの美味しそうなドンブリが出てきたような。
あるいは、甘いものが食べたくて食べたくて仕方ないときに、
そっと、柔らかくて甘くてつめたいものが差し出されるような。
もしかすると、調子が悪くてなんにも食べたくないときに、
香りだけでほっとするような、さわやかなお茶を渡されるような。
この本には、そんな力がある。確実にある。
高山なおみさんからあふれてくる言葉たちは、
みんなどれも、なまなましくて、体にとびこんでくる。
男らしいかと思えば、びっくりするほど繊細な表現にも出会う。
そして、はっとさせられる。
彼女じしんが、高山なおみを100パーセント生きていると気づく。
そこに嘘もかっこつけも、卑下もない。
それが、とてつもなくかっこいいのだ。
濃いコーヒーに、ときおりミルクを差すように、
ところどころで高山さんのレシピが入ってくるのもうれしい。
彼女のレシピは、質実剛健、いつも間違いなく美味しくて、
また作りたくなる率ナンバーワンの料理家さんなのだ。
たまに気分がしぼんだとき、春の陽気にうかれたとき、
すこしの移動時間でも、近い場所に置いてすぐ読めるようにしてある。
そういう本は、実は数少ないもの。
表紙がくったくたになるくらい、永く読み続けるつもりだ。
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小説・文芸
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