高山ふとんシネマ

高山ふとんシネマ

小説・文芸
564円 (税込)

2pt

3.5

今あったことはさっきになり、そのうち過去となって、忘れ去られる――。この世に確かなものなどあるんだろうか? そんな問いを繰り返しながら布団の中で映画を見、音楽を聴き、本を読んで、夢をみる。大好きな人の声を、忘れたくない風景を、何度も脳に刻み、体にしみこませる。人気料理家が五感をまるごと使って紡ぐ、心揺さぶる濃厚エッセイ。

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高山ふとんシネマ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初めて高山さんの文章を読んだのは雑誌クウネルで。
    その時はなぜかかなりの力強さを感じて、なんとなくあまり好きになれなかった。

    その後に高山さんの文を読んだのもまたクウネルで、本についてのお話だった。
    時々、‘布団をかぶって本を読みふける’日をつくるそうで、「これをときどきやらないと人生が狂う」そう。

    本を持って布団に入る時の気持ちよさ。
    高山さんはカーテンを締めているそうだが、私自身は薄暗くする日と開けておく日とあった。
    文字と文字の合間に、薄青い空やちぎれ雲を見たり、雨音に気付いたりする静かな時間。
    読んでいる本によっては、現実と混同しそうになる。
    そんなただ自分のためだけの読書の時間を思い出させてくれる。
    映画、音楽、読書について、高山さんの感覚にとても共感して、自分の中に言葉がストンと入ってきた。
    高山さんの感覚をもっと感じたいと思わせてくれた私の中での「高山入門書」(笑)。

    0
    2017年06月15日

    Posted by ブクログ

    北欧雑貨を取り扱う
    北欧暮らしの道具店が配信している
    チャポンといこうというラジオが大好きで
    MCのお二人がこちらの本についてお話していたので、読んでみた。

    読みやすい短編が続く中で、
    「ヘドロちゃんからの手紙」というタイトルの章の
    「伝えるってどういうことだと思う?」と問われた人たちの回答に考えさせられた。

    伝えるってことの難しさ、苦しさを感じてるのは自分だけじゃないんだなと。
    だからこそ、伝える方も伝えられる方も
    相手の思いに寄り添わないときっと伝わらないんだろうな、と。自戒の念も込めて。

    私にとっての「伝える」は
    素の自分の胸のうちをさらけ出すこと。
    とても恥ずかしいし、自信がないし、
    もしかしたら汚れてるのかもしれない気持ちに向き合って、相手に届けようと努力すること。
    でも、伝えようとしないと、届かないから、向き合い続けるしかないね。

    0
    2021年03月04日

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