高山なおみのレビュー一覧
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最近料理本にハマっていて気になった一冊です。
料理を楽しめる人って食に探究心や好奇心があったり、ユーモアやアイデア豊かであったり、ひと手間を惜しまずに注ぐことができる人であるのかなと思いました。
例えば、ウィンナーの話。
私はただ焼けて食べられればいいから油を引いたフライパンに、爪で切り込み線を入れたウインナーを並べて焼いて食べていました。
爪でやるのはただ洗い物を増やしたくないから(笑)
だけど、高山なおみさんの場合は、フライパンに水とウィンナーを入れて、ぐつぐつさせて、ウィンナーを手で押した時にプリッと皮が弾くような弾力になれば、お湯を捨てて乾いたフライパンに油を引いてウィンナーを再 -
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日々ごはん 1と2
この本を書いている時、御歳40歳くらい?にして、素直で気分が乱高下してちょっとスケベな夢見ちゃったりして。こんな素敵なオトナってあるだろうか、って、ドキドキしながら読み進めた。25歳の私が勝手に共感するのは恐縮すぎるのだけど、あっち行ったりこっち行ったり、こんなふうになら、私もなれるだろうか、こんなふうになら、なりたい、と思っちゃうのです。
毎日のご飯に、あぁ私もちゃんとご飯食べようって、スピーデイな日常のなかで、ちょっとだけねじを緩めて普通の速さを教えてくれるメトロノームみたいな感じで、この本を抱えて暮らしたいって思った。 -
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日々ごはん 1と2
この本を書いている時、御歳40歳くらい?にして、素直で気分が乱高下してちょっとスケベな夢見ちゃったりして。こんな素敵なオトナってあるだろうか、って、ドキドキしながら読み進めた。25歳の私が勝手に共感するのは恐縮すぎるのだけど、あっち行ったりこっち行ったり、こんなふうになら、私もなれるだろうか、こんなふうになら、なりたい、と思っちゃうのです。
毎日のご飯に、あぁ私もちゃんとご飯食べようって、スピーデイな日常のなかで、ちょっとだけねじを緩めて普通の速さを教えてくれるメトロノームみたいな感じで、この本を抱えて暮らしたいって思った。 -
購入済み
毎日一話ずつ
読書と料理のお話が一話ずつ詰まっているこの本は、いっぺんに読むのはもったいなくて、一気に読みたくなる気持ちをぐっと抑えて一日一話ずつ読む。高山さんの綴るエッセイをじっくり味わい、お話に出てくる料理に想いを馳せる。たまらなく作ってみたくなる時もあるし、その味を想像で楽しむ時もある。読書と味覚が繋がっていることを思い出させてくれる良書です。
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どんぐり舎。
「ドリトル先生」は、どれを読んでもいつも良い空気が流れている。それはドリトル先生が全肯定の人だからか、井伏樽二の訳が良いからか。
吉本隆明の「幸福論」。最近の隆明さんの本は、実感がこもって力が抜けていて、私にも分かりやすくとてもおもしろい。そして最近私が考えていたことと重なる考えもあり、どんどん読み進んでいった。
本棚を整理していたら幸田文さんの「台所のおと」が出てきたので、布団の中に持っていって読み直す。やっぱり、この小説はすごくいい。私にとって、すごくすばらしい。志賀直哉の「小僧の神様」も大好きだが、同じような質のじーんと来方だ。いい小説って、こうして何度読んでも、すっ -
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ネタバレがんがん読んどります。高山なおみさん日々ごはん。
なぜ今まで存在を知らなかったのだろう。
銀色夏生さんとばななさんのダイアリはずっと読んでいたのだけど、いまは高山なおみさんがばつぐんにヒットです。
素敵な方。
【気になったぶぶん】
詩と曲とどっちが先にできるのか聞いてみたら、「曲が先。メロディーが言っているから、それをできるだけそのまんま言葉にする」と言っていた都子ちゃん。私はいっぺんで好きになりました。→すてき。
「太陽」のアルバイトの女の子で見たことがない娘がひとりいて、あまり笑わない娘だし、なんとなくとっつきにくかったから(私もけっこう人見知りなので)、話しかけないでいたら、実は私の -
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ネタバレ旅のはじめ。
鈍行列車で6時間の長旅の最中に読みました。
とてもよかった。
高山なおみさんってかわいい。
かわいいところもあれど、芯はしっかりしていて、ビシッと決めていて、お仕事は体育会系で、がすがすっと。カッコいい。あぁ。こういう女性は憧れです。
しょっちゅう読書しているところが、自分とかぶりました。
スイセイさんとのやりとりも、愛を感じます。
表紙もかわいい。
【気になったところメモ】
リーダーといっしょに働くのが気に入っている。それはリーダーの心が真面目だからだと思う。人参を刻むのも、きれいに切ろうと真面目だし、後片づけも、早く終わらせようとするのではなくて、きれいに片づけようとしてい -
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料理家 高山なおみによる日記。
日々の暮らし、山の古民家を手に入れたこと、震災後の東北を訪れる旅の様子が記されています。
高山なおみの文章を読むと、素足で地面にしっかと立っているような感じがします。かと言って力が入っている訳でなく自然体で。無理をしていないという感じでしょうか。好きなことを好きなようにやることは、案外力のいることです。それこそ踏ん張らないと、すぐに吹き飛ばされてしまいます。足全体で地面をぎゅっとつかむことが必要となります。でもだからと言って、体全体ガチガチに力を入れることもないのですね。そんなことに気付かされる文章なのです。
僕自身は山の中の古い古い家を改装して使う
なんてこと