あらすじ
料理家・高山なおみが、鼻とベロで味わった本の話と、そこから生まれた料理の物語。全24話レシピつき! 本とコミックの情報誌『ダ・ヴィンチ』の好評連載を単行本化。原田奈々による写真も、フルカラーで収録。
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毎日一話ずつ
読書と料理のお話が一話ずつ詰まっているこの本は、いっぺんに読むのはもったいなくて、一気に読みたくなる気持ちをぐっと抑えて一日一話ずつ読む。高山さんの綴るエッセイをじっくり味わい、お話に出てくる料理に想いを馳せる。たまらなく作ってみたくなる時もあるし、その味を想像で楽しむ時もある。読書と味覚が繋がっていることを思い出させてくれる良書です。
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読みたいなと思う本がたくさんあった。
本に出てきた料理を食べたいなと思う事はよくあるけど、作ったりした事はないので今度高山さんのレシピで作ってみよう。
それからもう一度この本を読むのもいいだろうな。
Posted by ブクログ
読書やすみにチビチビと.
はじめに…で出てくる「ちびくろサンボ」は子供の頃から大好きで今でも思い出してホットケーキにバターたっぷりで食べたくなる!!
ついこの間 「そんなにぐるぐるするとバターになっちゃうよ!食べちゃおうかなー❤︎」といって友達の子供を泣かせてしまった…反省してるけど…可愛いすぎるっ!! .
美味しいものが食べたくなる本でした.
作りたくなる…というか作ってもらいたくなったなー.
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ゆるっとした雰囲気でするっと読めた。
大事に読み進めたい本です。
料理も気負いなく作れそうなものばかり。文と空気感を大切にしている方なんだなぁと思いました。
Posted by ブクログ
高山なおみさんが読んだ本の感想と、そこからイメージしたお料理のレシピがのっています。
その高山さん、子どものころ、たべものを口いっぱいに頬張って、
息を吸いながら食べるクセがあったそうです。
そうすると、鼻と食べものが近くなるぶん、匂いを直に感じ取れるからだとか…。
まさに”はなべろ”ですね~。
『それからはスープのことばかり考えて暮した』じゃがいもサラダのサンドイッチ
『家守奇譚』鶏肉の煮物
『かの子ちゃんとマドレーヌ夫人』卵としらすのチャーハン
『センセイの鞄』そうめん
『昨夜のカレー、明日のパン』焼売
『家と庭と犬と猫』けんちん汁
『フランシス子へ』バター入り卵焼き
『ムーミン谷の十一月』肉桂ビスケット
他にも、こんにゃくの煮しめ、豚の生姜焼き、豆の煮込み、五目ごはん…、
定番のお料理が続くなかで、驚いたのは焼きそばライス。
(パンじゃなくて、ごはん?!)
温めて薄く膜が張った牛乳と甘食。(あぁ、たまらなく昭和)
夏が来るたびTVドラマ「すいか」を見て、
お風呂のフタをぎりぎりまで閉めて、タオルをしいて本を読む高山さん。
なんか親近感わきます。
お料理本って、眺めるのは大好きなんですが(笑)、
作ってみるのはせいぜい1、2品。
でもこの本は、作りやすそうなメニューが多くて♪
そして、読みたい本がまた増えた…(笑)
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高山なおみさんが鼻とベロで味わった本の話と、そこから生まれた料理の物語。
ぱらぱらとめくった時にちらちらと見えた「家守綺譚」の鶏肉の煮物、「それからはスープのことばかり考えて暮らした」のじゃがいものサラダのサンドイッチ、「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」の卵としらすのチャーハン、「すいか」のおにぎり、「ムーミン谷の11月」の肉桂ビスケ…
わー!!早く読みたいよー!!
読みたい本も増えました。
レシピと写真を見ているだけでなんだかお腹がすいてきます…
読書欲と食欲がムクムク…秋にぴったりの一冊でした。
高山なおみさんのさっぱりしているけど優しい文章、本とご自分の生活、日常とに寄り添って綴られた一文一文にリラックスしながら読むことができました。
Posted by ブクログ
高山なおみさんの、本とごはんの本とあっては、読まずにはいられません。
写真も言葉もレシピもすてきで、しみわたるよう。
読みたい本や好きな本。そっと生活に寄り添うような、それぞれの本とのつきあい。
あー、おなかがすいた。
Posted by ブクログ
前に別のエッセイを読んで「趣味合うわー」と思ったので、わくわくしながら読んだ。自分もその本を読みたいと思わせてくれる表現がたくさんあったし、本からイメージした料理のレシピがついてるからおなかがすいて、読み終えたらすぐ台所に立ちたくなる。
Posted by ブクログ
入院中のベッドで時間も気温もわからないままうつらうつら読んでいて、高山さんの読んでる本と、読んでる高山さんと、それを読んでるわたしとがないまぜになって、どこまでが自分かわからなくなった。
なんて生々しいんだろう、なんて、全身で読書するんだろう。読書、て行為でいいのかな。
読んだ本はもう一度読み返したくなったし、知らなかった本も読んでみたく思った。
昨夜のカレー、明日のパン、の引用で、引用なのに涙がでて仕方なかった。月日は巡るけど、日常のピースは似てても同じではないこと。わかってても、知らんぷりして喜んだり驚いたり、していたい。
1話ごとのレシピも簡単そうで、作りたくなる。そんでまた本に潜りたくなる。
高山さんに料理があって、ほんとうに良かったなぁと思う。
Posted by ブクログ
いい感じに混じりあった
高山さんの日常と読書記録。
本の内容と現実を
行ったり来たりしながら
高山さんの感じたままを
ものすごく丁寧に、忠実に
書こうとされているのを感じる。
本ごとに
高山さんが作るご飯あり。
手軽でおいしそう。
Posted by ブクログ
このタイトルの意味ってなんだろ、と思ったら「鼻さぐり、ベロさぐり」からとのこと。
ニヤリとして、タイトルまで高山なおみさんらしい。
作者の生活と本とお料理。
散歩で見つけた喫茶店、下町のドンペリ、棒がいっぽん。
以前暮らした街、オーリィ君、じゃがいもサラダのサンドイッチ。
旅先のこと、幼い頃の思い出、読んでいる本と現実の境があいまいな感じが心地よい。
ご飯も食べず、布団にくるまってただ本を読む、そんな日もあり、羨ましい…。
Posted by ブクログ
日々の生活を丁寧にされている感じが
伝わってきて気持ちのいい本でした^^
おいしそうなお料理のレシピと
読書記。
その両方ともにトライしてみたいものに出会えて
これからまた楽しみができました♪
Posted by ブクログ
料理を商売にしている人のエッセイはいくつか読んだけど、無理に元気な感じがなくて高山なおみが一番らく。帰ってから…のころより穏やか。高山なおみで原田奈々の写真で、ってとこがずるい。
Posted by ブクログ
一気に読む、、というよりは、空いた時間につらつらっと読むのが合う本、という感じでした◎
日々ごはんよりも、コラムよりな文章のようで、みずみずしい文体からにおいや風景が立ち上がってくるような。
章によってさまざまでしたが、とても好きだなあ。と思えるものがいくつかありました◎料理も、作ってみたいもの、多しです。
「下町のドンペリ」
ミルクが泡立ったちょっと苦めのカフェオレは、厚手のごっついカップで現れた。若いころ、夏になると住み込みでアルバイトをしていた山小屋のコーヒーみたい。女主人は、こちらから声をかけない限り、いつまでも放っておいてくれる。聞いたことはないけれど、好きな感じのする音楽がずっとかかっていて、日本語の歌詞だから最初は気になっていたのだけど、そのうち耳慣れた。カフェオレは本当にたっぷりなのでなかなか減らず、厚手のカップのせいか、いつまでもいつまでも冷めないのだった。