高山なおみのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
お店の子たちが母となり、じぶんが何もしていないような虚無感に包まれる。そういうのって、ジェラシーとかネガティブな感情な気が勝手にしてたけど、べつにじぶんはしっかり前を向いて一歩一歩生きてる、それでいいじゃないかっていうなおみさんの感情の動きにそうだそうだとなりました。
いちばん印象に残ったのはあとがき。
本の中で何度も出てくる「おいしい魚屋さん」
どうか、どこのお店ですか?と聞くのではなく、じぶんの周りの生活で、そんなお店を探してくださいと。そうだよね、レビューとか見ちゃう自分もいるけど、なおみさんとおんなじ生活を辿るんじゃなくて、じぶんにあった、心地いい暮らしを見つけていきたい。 -
Posted by ブクログ
自炊って、学生さんや一人暮らしの人が、アパートのキッチンで、簡単なものを作って食べる、みたいなイメージでしたが、かつての料理人が、家でおしゃれな料理を作って食べるのも自炊。
誰がしても自分のために自分が食事を作るのを自炊っていうんだなぁって改めて思った次第です。
・・・生きるというより、どっちかというより死んじゃうから食べるという感じ・・・(あとがきより)
えっ!! 信じられない、本の中に紹介されている料理を、こんなことを考えている人が日々作っているなんて。
普通こんなふうに生きている人なら、材料にもこだわらないだろうし、手間暇かけて作ったりしない、絶対。
保温炊飯器や電子レンジを持たないとい -
Posted by ブクログ
ネタバレ料理家の高山なおみさんが画家の川原真由美さんと武田百合子の「犬が星見た」で報告したソ連旅行を運10年あとにたどるという本。続編にウズベキスタン日記がある。
特に何か事件があるわけでなく、淡々と描写が続く。流石に料理に関しては見る目があり、描写も細かい。旅先でであう韓国人やロシア人の風貌や印象、街の印象やちょっとした気づきなどが面白い。軽い読み物としてすぐ読めてしまいました。
そもそも本作を読む前に「犬が星見た」を先に読んだ方がよかったかな。
やたらディルがでてきて1980年代にシベリアへ行った時と料理があまり変わっていないことが印象的でした。80年代はもちろん武田泰淳ではなくcookin