野矢茂樹のレビュー一覧

  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

    Posted by ブクログ

    平易な語りかけるような文体であるが、「考える」とは何かという根本的な命題を取り扱う骨太な一冊。

    論理的思考(ロジカルシンキング)が巷で喧伝されていた時代を思い出す。ビジネスに欠かせない能力で、論理的な判断ができないとヤバいよという煽りに焦らされていたあの頃。
    本書によれば、論理はあくまでことばの意味をきちんと捉えることであり、考えるとは論理によって現れる情報を問題に合わせ取捨選択すること。一緒くた理解をしていた私に新たな知識がインストールされる。考える素材が一つ増える。

    自分の頭で考える。苦手なフレーズだ。どんだけ1人でうんうん唸ってても光明は差さず自分の至らなさに辟易しては落ち込んでいる

    0
    2025年10月09日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

    Posted by ブクログ

    【星:4.5】
    哲学者として有名な野矢氏が生徒で、認知言語学者の西村氏が講師という形で、両者のやり取りを通じて、言語学、特に認知言語学とはどんなものなのかということを解き明かしていく内容。

    両者の会話形式で進んでいき、会話内容もわかりやすくなっているので、私のような言語学初めてみたいな人にとってのとっかかりとしては良いと思う。
    テーマとして挙げられている具体的内容も興味深いもので良かった。

    ただ、上記のようにフリーな会話形式で進んでいく形なので、「で、言語学とか認知言語学って結局何なの?」と聞かれると、「言語学は言語を研究する学問全般のことで、そのうち人間の認知という側面から研究するのが認

    0
    2025年07月19日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

    Posted by ブクログ

    何をしていると言えるのか?改めて問うと難しいことを、軽妙な語り口で解きほぐす。
    爽やかな読後感。

    ・あることにチューニングされた状態。感じることに鋭敏になり、新たな関係、新たな意味を求めること。

    ・論理は手段であり、思考ではない。

    ・見えない枠と戦うこと。それを見えるようにしてくれるのは「変な」ひととの出会い。

    0
    2025年07月19日
  • 哲学な日々 考えさせない時代に抗して

    Posted by ブクログ

    「考えさせない時代に抗して」というタイトルに惹かれた。
    自分に考える能力が乏しいということには薄々気づいていたが、避けて生きてきた。30も半ばを超え、目を背けられなくなってきた。遅い、遅すぎる。こうも怠惰な人生を送ってきたが故に、今更「考えろ」と言われても到底無理な話である。
    まずは知覚する。まずは第一歩を踏み出す。
    そんな一歩目として手に取ってみた本書である。

    なぜ本書に至ったかというと、「考えることは哲学である」と初めて知ったからである。いうなれば”哲学”なんてものに近寄ろうとしたことなんてなかったので、「哲学とは何か」なんてことをそもそも考えたことがなかった。
    哲学=考えること、を知ら

    0
    2025年07月06日
  • 哲学な日々 考えさせない時代に抗して

    Posted by ブクログ

    私たちはポリフォニー的世界の主人公。その物語の中にありながら、客観的に眺めることは可能。
    丸裸の自分にこそ生きる力が備わっている。
    本来無一物
    手に入れたものは全部おまけ

    0
    2025年06月22日
  • 論理哲学論考

    Posted by ブクログ

    正直、脳が溶けるほど難解。
    人類は言語の枠組みからは出られず、
    前提、つまり言葉が無ければ論理を立てられない
    語り得ぬものについては、沈黙せねばならない

    0
    2025年05月23日
  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

    Posted by ブクログ

    ゆるいキャラクターの漫画が挿入されているので、甘くみていると、徐々に内容が難しくなってくる。

    初心者向けと著者は言っているが、ちゃんと理解しようとすると、なかなかに骨がある。用語もそれなりに出てきて判別が難しくなってくる。正直、日常生活において、ここまでキッチリ必要だとは思わない。

    しかしながら、楽しみながら知識として取り入れる量としてはちょうど良い

    0
    2025年05月06日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

    Posted by ブクログ

    言語学といってもいわゆる文法ありきの考え方ではなく、どのように使われているのかを基準とした方法もあることを知った。この考え方は哲学とも相性がいいらしく、哲学的なものの考え方が、学問の複雑さを和らげてくれている。対話形式で展開されているが、決して読み飛ばせるような安易さはない。何度も立ち止まって読むことで認知言語学なる学問の扉が少し開かれたような気になれる。

    0
    2025年04月29日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

    Posted by ブクログ

    考えるといくことを考えていく本です。
    論理的に考えるは実は考えていない、AIの推論は考えているとは言わない、という意見は新鮮で考えさせられました。そういえば、人工知能と哲学というタイトルの本が積読であることを思い出しました。

    0
    2025年04月26日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

    Posted by ブクログ

    現実という地表から離陸し可能性へと舞い上がり、再び現実に着地する。これが考えるであり、その為の翼が言葉だ。

    なんか凄いことを言っている。

    0
    2025年04月24日
  • 言語哲学がはじまる

    Posted by ブクログ

    対話風に書かれてあるので、考えながら、疑問を浮かべながら読むことができた。でも、議論の内容は、そこまで考えるのか…、と哲学者の頭の中を思い浮かべてしまった。

    0
    2025年03月31日
  • 言語哲学がはじまる

    Posted by ブクログ

    フレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタイン。入門の入門、という位置付け(なんだと思う)。やっぱり哲学なので、言葉が繊細で長め。悪くも良くもくどい。それでもかなり平易に書いているのでしょうが、ついていくのに根気がいる。哲学系は、見方とか考え方とか、役に立つだろうなと思い時々読んでみるものの、ちょっと馴染みきれないというか、もっと簡潔に、と思っちゃうんですよね。

    0
    2025年03月23日
  • 哲学の謎

    Posted by ブクログ

    出てくる単語や文章表現自体は平易ですが、哲学だけあって言葉遣いはとても繊細です。思考力、ってすごいですね。見方・角度や議論の展開の仕方は、ビジネスシーンで役立つと思うものの、まあ、難しいw

    0
    2025年02月27日
  • 入門!論理学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    演繹の正しさをチェックするやり方として、この「前提を認めて結論を否定し矛盾になるかどうかを調べる」というチェック方法はかなり有効

    0
    2025年02月01日
  • 無限論の教室

    Posted by ブクログ

    頭を捻りながら読んだが、決して難しい訳ではない。
    この本を読んで『読む』という行為には付帯して『思考』というものが必ず存在することに改めて気付かされた。
    野矢先生は全部お見通しかも知れないが“考えずに読む“ことを拒否する文章が優しそうな顔をして並らべてある。
    数式や記号をほぼ使わずに対話として語られる「無限論」
    分かりやすい論理学の本を沢山お書きになっている野矢先生ならではの文章だと思う。

    全て理解したかと言うと自信は全く無い。
    同じ内容を他人に説明出来るとも思えない。
    しかし、カントール、ラッセル、ゲーデルへと続く無限に対する思考法には馴染めたような気がする。
    「そんな気がするだけ」かも知

    0
    2025年01月22日
  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    記号や式をあまり使わず、身近な話を例えに論理学とは?の概要を学べる。
    章ごとのミニテスト、卒業テストまでついていて復習もできる。
    絵も程よい抜け感があり楽しめた。

    0
    2025年01月13日
  • 言語哲学がはじまる

    Posted by ブクログ

    「ミケは猫だ」といった単純な文から「意味とは何か?」「文をいかにして生み出すのか?」といった深遠な問題に言語哲学を開拓した3人の先達の理論を参考に解明する
    『論考』の冒頭の意味を「語から考えるのではなく文から考える」と解釈したのは面白かった

    言語哲学(ひいては分析哲学)の基礎として、他の本を読んで勉強している時に困ったらここに帰ってくるのもいいと思う
    少々スピーディなところがあると言えなくもないが、全体をさらうという意味では良いのかなと

    0
    2025年01月03日
  • 言語哲学がはじまる

    Posted by ブクログ

    ゴットロープ・フレーゲ/バートランド・ラッセル/ウィトゲンシュタインの3名から言語哲学の始まりを簡単に振り返る。
    著者はウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」の翻訳書を出してる。

    序盤は著者の感想と自分の感想が異なっていて興味を持てなかったが中盤「言語は関数(真偽判定)と出たあたりで面白くなってきた。
    言語が日常使用されているその使い方や基盤を重視し研究する立場に進んでいくようだ。
    哲学は言葉(論理)の問題だ、としてウィトゲンシュタインの立場は<分析哲学>というらしい。

    0
    2024年12月26日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会人になると「論理的に考えろ」・「頭を使え」とよく言われるが、そもそもとして「考える」とは何かを優しく諭してくれる、そのような本です。

    本書の中で語られる「考える」とは、頭の片隅に問題を留めておくということ。
    経験から得た常識や枠組みに対して、非常識や枠外の出来事に違和感や課題を感じ、それを頭に残しておく。そうすることにより、ふとしたタイミングで、違和感への理解や課題解決方法がパッと閃くことがある。

    個人的には、それこそ「アハ体験」なのではと思う。本書では「ヘウレーカ」と呼ばれている。

    日々の中で感じ取った異変(自分が理解できないこと)を頭の片隅に留めながら、生活を送って行きたいと思わ

    0
    2024年08月07日
  • 哲学な日々 考えさせない時代に抗して

    Posted by ブクログ

    面白い。ほっこり系だけど笑える。
    著者の自虐的な態度とオチに知性を感じさせられる。
    学校に入れたい良い本だけど、中学生にこの面白さはわからないかなあ。文体は平易なんだけど。

    最後の方は、作者と恩師との話が多くなって、ちょっと中学生には退屈かもしれない。
    作者おすすめの穴場には、行ってみたい。

    0
    2024年07月28日