野矢茂樹のレビュー一覧

  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

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    わかりやすく、とっつきやすい。後半はすこし難しい。論理的思考力を鍛える33の思考実験、を読んだ次にお勧め。

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    2023年05月12日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    認知言語学者に哲学者がツッコミを入れていく対談。まだ新しくて発展途上の認知言語学の視点から言語学全体の簡単なレビューもしてくれる。対談はざっくばらんで面白いが、意外と咀嚼するのは大変。

    古くは言語学といえば言語のルーツなどを調べる学問だったが、ソシュールが共時態の言語学を唱えて言語の構造を調べる方向へ。そしてチョムスキーが単に言語のあり方をブラックボックス的に記述するのでなく、なぜそうなっているかの学問として生成文法をはじめる。言語知識を他の知識から独立したものとして捉えて(狭義の)文法に意味を認めない生成文法に対するアンチテーゼとして生成意味論がおこったが敗北。しかし生成意味の後継者として

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    2018年11月05日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    哲学者と認知言語学者の対談。一応、言語学者が先生で、哲学者が生徒ということになっているが、生徒が様々に話を広げていく様子がわかる。でも、言語の研究って、どうしているのだろう?議論ばかりしているのかな?

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    2018年10月19日
  • 哲学な日々 考えさせない時代に抗して

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    新聞に連載されていたエッセイと、雑誌などの媒体に掲載された少し長めのエッセイとで構成されていて、前半の新聞連載の部分はさらっと読める。哲学者が普段着で語ると帯に記されていたように、なんとも可愛らしいエッセイだった。読み進めるうちに、野矢先生がなぜ「大人のための国語ゼミ」を後に出版したのかがよく分かるエッセイも登場する。
    後半の方が読み応えがあり、哲学者の本領発揮といった感じがして、わたしは好きだった。

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    2018年07月15日
  • 哲学な日々 考えさせない時代に抗して

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    論理トレーニングの人の本ですが、これ同じ人なの?!?!って思うくらい、軽くてさらっと読める本です。野茂さん可愛い。実物もきっと可愛らしいおじさまなんだろうなぁ…。哲学哲学した話を期待して読むとちょっと違うかなとなるかもしれませんが、日本語も綺麗だし、嫌味もないし、さらっと読めるし、娯楽本として良い本だと思います。

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    2017年10月21日
  • 無限論の教室

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    無限が実在でなく思考の産物にすぎないこと、集合とは概念であるということ、そこから生まれるパラドクスをどう回避するか、等々について、軽妙に、しかし手数をかけて解説してくれている。対角線の話にはなるほどと思いつつ、最後の2章(ゲーデルの不完全性定理)は話についていききれなかった。また読んでみます。

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    2017年08月18日
  • 入門!論理学

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    野矢先生の本全般に言えることだけれど、講義中に話しかけられているかのような感じでとっつきやすい。後半はだいぶついていくのが大変だったけど、先生のおかげで完走できました。

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    2017年05月11日
  • 無限論の教室

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    ネタバレ

    かつてアリストテレスの時代から現代まで議論されている「無限」についての問題。その問題を大学の講義物語形式でわかりやすく学べる一冊。
    無限はもとから存在する立場をとる実無限の立場と無限という可能性が存在する可能無限の立場。そういったものから無限を証明するための対角線論法や排律中など驚きや好奇心に満ちた新書!

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    2016年04月06日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    はじめは言語学の系譜から始まり、認知言語学とは何かを解く。では、認知言語学とは何かといえば言語を可塑的でかつ流動的なものととらえ、言語における主観や含意を認識しようとせんものである。チョムスキーの生成文法が多様性の中で普遍的な核を探求するプラトン的な、科学的な、理系的なものであるのに対し、認知言語学は多様性を掬い取ろうとするアリストテレス的で文系的なもの。生成文法と比較すれば科学的ではないが、心理学との親和性も高く、人間の認知のあるかたというビッグテーマに対し示唆に富んだもの。印象的だったのはメトニミーを参照点理論で説明するものであった。人間は未知のものに遭遇したとき自分の経験から近いものを想

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    2016年03月02日
  • 入門!論理学

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    哲学者・野矢茂樹が、「論理学ってけっきょく何なんだ。何をやっているんだ」ということを著した、論理学の入門書である。

    本書の最大の特徴は、「はじめに」で語られる通り、現代の論理学の主流は「記号論理学」と言われ、入門書も横書きで記号が頻繁に出てくるものが大多数である中で、本書は縦書きで、普通は記号を使って書かれる部分も文章で説明されているところである。

    著者はまず、「論理的」であるということを、「ことば」は意味の連関性を持っており、その連関性によってつながる意味のネットワークを踏み外すことなく正確に行き来することである、と述べる。
    そして、
    「A」と「Aではない」(否定)、
    「AかつB」(連言

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    2016年02月14日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    チョムスキーの生成文法との対比をしつつ,認知言語学とは何かという問題への論考。体系的に学問分野が整理されているわけではなく,西村先生と野矢先生の対談を進めて理解を深めていく感じ。へたに教科書チッックで抽象的な議論でなく,具体的な話が多く,面白く読めた。

    はじめにさくっと言語学とはなにかという話もされるので,言語学に全くの素人の人(私も)もイメージはつきやすかった。

    専門外である野矢茂樹先生の質問がとても素人の気持ちを代弁していてとても面白い。

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    2016年02月14日
  • 哲学な日々 考えさせない時代に抗して

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    犬って何? ポチ、ハナ、~~個別的、一般的な犬って何?わかんない。
    大森先生の説明もよくわかんない。いや~~、哲学ってわかんない。
    でも、考えることは、おもしろ~~い。

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    2016年02月03日
  • 入門!論理学

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    哲学者・野矢茂樹が、「論理学ってけっきょく何なんだ。何をやっているんだ」ということを著した、論理学の入門書である。
    本書の最大の特徴は、「はじめに」で語られる通り、現代の論理学の主流は「記号論理学」と言われ、入門書も横書きで記号が頻繁に出てくるものが大多数である中で、本書は縦書きで、普通は記号を使って書かれる部分も文章で説明されているところである。
    著者はまず、「論理的」であるということを、「ことば」は意味の連関性を持っており、その連関性によってつながる意味のネットワークを踏み外すことなく正確に行き来することである、と述べる。
    そして、「A」と「Aではない」(否定)、「AかつB」(連言)、「A

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    2016年01月16日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    ネタバレ

    認知言語学という学問の先生である西村さんが、
    哲学者の野矢さんを生徒役に迎えて対談する形式の本です。

    本書の中盤にはいるくらいの話になるけれど、
    言葉でカテゴライズするときにプロトタイプがあって、
    それに拠ってカテゴリー分けしているという。
    プロトタイプというものにプラトンのイデア論が思い浮かびました。
    似てるかな、と。

    ぼくは、言語の成り立ちや構造にも興味があるけれど、
    言語化の前段階の意味だけの状態にもっとも興味があるみたいなんです。
    学生のときから、言葉の源泉のどろどろしたものとして興味を持っている。
    独創性に絡めてね。つまり、独創性はそのどろどろの内容によるというわけです。

    認知

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    2016年01月03日
  • 哲学な日々 考えさせない時代に抗して

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    思わずふふっと笑いたくなったり、時には真面目に考えさせられたりします。
    また新しい見地を得られたりして、思わず隣の人に話したくなります。

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    2015年12月07日
  • 哲学な日々 考えさせない時代に抗して

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    自分の頭で考えることのおもしろさ、ということについて思い出させるというか、気づかせてくれる本。平易な文章でとっつきやすく、新聞で連載されていた1回分が短いエッセイが前半部で、物理的重量からもお風呂で読むのにちょうどいい。ちょっとした事柄について、改めていかに自分が自分の頭で考えずに考えていたつもりになっていた、ことに気づかされる。例えば、「神だのみ」に関して、評者はつねづね、「日本人は何でも神様に頼ればそれで安心する安直な心性を持っている」と思っていたけれど、次のような一節を読んでむしろそんな自分の方が不遜だったのかもしれない、と考え直すのだ。
    「…柏手を打ってお願いごとをしたりする。いったい

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    2015年11月28日
  • 入門!論理学

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    外国語という「言葉」と向き合ううちに、言葉と言葉の関係を規定する「論理学」というものを学んだ方が外国語を含む言葉に対する理解が深まるのではないか、と思って手にしたのが本書。「入門!」というその名の通り、論理学の基礎基本と思われる事項が分かりやすくかつユーモアたっぷり書かれている。「否定」「かつ」「または」「ならば」といった日常でも使う言葉を、論理学という分野の中ではどのように定義してどのように使うか、またそれらを使うことで様々なことが証明できることが示されており興味深い。入門書として興味を喚起し尚且つ基本をつかめるものとして
    筆者も最初に指摘しているように、この本は縦書きて書かれていることもあ

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    2015年10月19日
  • 無限論の教室

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    カントールからゲーデルまでの集合論がたどった歴史を、小説形式で分かりやすく解説している本です。「和尚さん」と呼ばれることになる、冴えない大学生の青年が、彼とタカムラさんという女子学生の2人しか受講者がいない、タジマ先生の無限論のゼミに出席することになり、毎週タジマ先生の研究室で、集合論の歴史と先生の反実在論の主張について学んでいきます。

    数式はまったくと言っていいほど使われておらず、フォーマルな議論をすっとばして、集合論のいちばんおもしろい話題を分かりやすく説明しているところが、本書の魅力だと思います。

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    2015年05月24日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    認知言語学の入門書としてはやや敷居が高いか。例えば籾山洋介 (2010)『認知言語学入門』東京: 研究社 あたりを読んでおくと良いのかも。生成文法との区別や,メトニミーに関する記述が興味深かった。野矢の専門も生きる記述もあり,ウィトゲンシュタインの家族的類似性の話は大変わかりやすかった。

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    2015年03月29日
  • 無限論の教室

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    対角線論法、濃度の概念、、からゲーデルまで。これだけの内容の超アウトラインを、軽妙な、それでいてちょっと物悲しい感じの対話編で書いてしまうというセンス。

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    2018年10月14日