哲学な日々 考えさせない時代に抗して

哲学な日々 考えさせない時代に抗して

1,375円 (税込)

6pt

自分のこと、社会のこと、国のこと、世界のこと……、考えなくてはいけないのに、考えようとすると、どう考えたらいいかわからなくなって、前に進めない。考えあぐねてしまう。――こんな時代だからこそ、哲学者は、しかつめらしい言葉を使わずにこの本を書きました。人生で一番大切なものは何か、どうして自殺をしてはいけないのか、など、むずかしいけど、私たちが気になって仕方ない問題からも逃げずに、向き合います。

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哲学な日々 考えさせない時代に抗して のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月30日

    接続詞の大事さ、不要さ、の話。俳句には接続詞ないでしょ!との投げかけ。ホントそうだ、場所を踏まえて活用していかねば。

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    Posted by ブクログ 2023年01月27日

    野矢茂樹の文章が好きなので読んだ。理路整然としていて読みやすく、語りかける相手を意識した表現のやわらかさがある。
    前半は西日本新聞掲載の短いエッセイ。後半はそれより少し長いエッセイを集めたものである。
    「論理的に書くこと」という文章では論理的に書くためには相手を意識する。つまり、その話をしたい相手が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月25日

    特に以下の一文が刺さった。
    共に喜べる人になりたい。

    ===
    ほめるものはほめられるものよりも優位に立つ。だからほめられたいと思う気持ちは、自分より優位のものを求めることにつながる。
    子供は大人たちを出し抜き、追い越していかなければならないのに、ほめられようとして上目づかいになり、ほめてくれる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年12月29日

    なんだかあまりにもやさしい文章なので、手加減されてるなって悔しい気持ちになる。で、わたしだってもっとムズカシイことを考えられるよって、さびついてた脳みそが動きはじめる。

    ほら、野矢さんの思うつぼだ。

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    Posted by ブクログ 2016年01月17日

    所在:展示架
    請求記号:104/N97
    資料ID:11501501
    選書担当:ハー

    思考している時は行動が停止しており、行動している時は思考が停止している。だが、どちらの時間も重要である。

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    Posted by ブクログ 2015年12月19日

    野矢先生相変わらず素晴らしい。哲学界隈としてこういうスタイルがどうかというのは知らんけど、文章読むの好き。

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    Posted by ブクログ 2024年01月31日

    おもしろかったー。論理が必要なのは、完璧な調和のもとに生きてないから。ポリフォニーのあまたの声をきくこと。本を読んで、人と議論して、自分で考えて、調べたり考えたりしたことを書く。

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    Posted by ブクログ 2022年03月25日

    哲学のエッセイ。野矢さんの文体がとても心地よく染み込んでくる。

    禅宗の「本来無一物」「衆生本来仏なり」はよいですね。足し算ばかり求める世の中で、引き算を考えてみると、生きる価値も見えてくると感じました。

    やたら成長を求める風潮のなかで、立ち止まって考え、モヤモヤを飼い慣らすというのも素敵でした。

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    Posted by ブクログ 2018年07月15日

    新聞に連載されていたエッセイと、雑誌などの媒体に掲載された少し長めのエッセイとで構成されていて、前半の新聞連載の部分はさらっと読める。哲学者が普段着で語ると帯に記されていたように、なんとも可愛らしいエッセイだった。読み進めるうちに、野矢先生がなぜ「大人のための国語ゼミ」を後に出版したのかがよく分かる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年10月21日

    論理トレーニングの人の本ですが、これ同じ人なの?!?!って思うくらい、軽くてさらっと読める本です。野茂さん可愛い。実物もきっと可愛らしいおじさまなんだろうなぁ…。哲学哲学した話を期待して読むとちょっと違うかなとなるかもしれませんが、日本語も綺麗だし、嫌味もないし、さらっと読めるし、娯楽本として良い本...続きを読む

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