哲学な日々 考えさせない時代に抗して

哲学な日々 考えさせない時代に抗して

1,375円 (税込)

6pt

自分のこと、社会のこと、国のこと、世界のこと……、考えなくてはいけないのに、考えようとすると、どう考えたらいいかわからなくなって、前に進めない。考えあぐねてしまう。――こんな時代だからこそ、哲学者は、しかつめらしい言葉を使わずにこの本を書きました。人生で一番大切なものは何か、どうして自殺をしてはいけないのか、など、むずかしいけど、私たちが気になって仕方ない問題からも逃げずに、向き合います。

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哲学な日々 考えさせない時代に抗して のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ・本来無一物

    ・実体のないものほど、雰囲気を保つために形を規制する。

    ・相手に繋がせる、日本の言語文化の特徴。

    ・論理的でない人は仲間内の言葉しか話せない。仲間内の言葉しか話せないと「よそ者」を単純に切り捨てて排除することになる。

    ・仲間は目的を共有している。

    ・掛け声化した言葉は思考を停

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    いつもあたたか朗らか野矢茂樹。前半のプチエッセイ集はもちろん、後半の中島義道『人生に生きる価値はない』への解説が好きだった。
    「世界とはたえず新鮮な水が湧き出ている泉なのだと考えたい。」素敵な言葉〜〜〜〜。野谷茂樹サポートがあれば論哲だって読めるのかもしれない。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    ぼくが読書好きになるきっかけとなった本。なんと言っても文体が柔らかい。あまりにもやわらかすぎる。その上、内容は重厚ではあるのだが、それを微塵も感じさせない。手頃なサイズに切り分けてあるからだ。それこそが問の本日であり、哲学の手ざわりなのだろう。何度読み返したか分からない。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    接続詞の大事さ、不要さ、の話。俳句には接続詞ないでしょ!との投げかけ。ホントそうだ、場所を踏まえて活用していかねば。

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    野矢茂樹の文章が好きなので読んだ。理路整然としていて読みやすく、語りかける相手を意識した表現のやわらかさがある。
    前半は西日本新聞掲載の短いエッセイ。後半はそれより少し長いエッセイを集めたものである。
    「論理的に書くこと」という文章では論理的に書くためには相手を意識する。つまり、その話をしたい相手が

    0
    2023年01月27日

    Posted by ブクログ

    特に以下の一文が刺さった。
    共に喜べる人になりたい。

    ===
    ほめるものはほめられるものよりも優位に立つ。だからほめられたいと思う気持ちは、自分より優位のものを求めることにつながる。
    子供は大人たちを出し抜き、追い越していかなければならないのに、ほめられようとして上目づかいになり、ほめてくれる

    0
    2020年04月25日

    Posted by ブクログ

    なんだかあまりにもやさしい文章なので、手加減されてるなって悔しい気持ちになる。で、わたしだってもっとムズカシイことを考えられるよって、さびついてた脳みそが動きはじめる。

    ほら、野矢さんの思うつぼだ。

    0
    2016年12月29日

    Posted by ブクログ

    所在:展示架
    請求記号:104/N97
    資料ID:11501501
    選書担当:ハー

    思考している時は行動が停止しており、行動している時は思考が停止している。だが、どちらの時間も重要である。

    0
    2016年01月17日

    Posted by ブクログ

    野矢先生相変わらず素晴らしい。哲学界隈としてこういうスタイルがどうかというのは知らんけど、文章読むの好き。

    0
    2015年12月19日

    Posted by ブクログ

    「考えさせない時代に抗して」というタイトルに惹かれた。
    自分に考える能力が乏しいということには薄々気づいていたが、避けて生きてきた。30も半ばを超え、目を背けられなくなってきた。遅い、遅すぎる。こうも怠惰な人生を送ってきたが故に、今更「考えろ」と言われても到底無理な話である。
    まずは知覚する。まずは

    0
    2025年07月06日

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