あらすじ
論理の本質に迫る、論理学という大河の最初の一滴を探る冒険の旅! あくまでも日常の言葉を素材にして、ユーモアあふれる軽快な文章で説き明かされていく。楽しみ、笑いながらも、著者とともに考えていく知的興奮。やがて、「考え、話し、書く」という実際の生活に生きている論理の仕組みが見えてくる。論理学ってなんだかむずかしそう、と思っているあなたにこそ、ぜひ読んでほしい「目からうろこ」の入門書。
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Posted by ブクログ
初めて読む論理学の本。すこし気を抜くと、目が紙の上をすべるすべる……。何度も前の文を読み直して頭の中で図にして根気よく読んだ。論理学の仕組みは難解だけど、著者の文体や例えがフランクなおかげでどうにか読めたし、基本は「否定」「または」「かつ」「ならば」の4つだけというのは意外だった。
論理学を勉強すれば、仕事でデザインや文章の構成を考える効率を上げられるかも?と思って手にした本。すぐモノに出来るかといったらかなり難しそうだけど、ことばのもつ役割により気を配ったり、暮らしの中のいろんな出来事の前で足を止めて頭をひねったりしたい。
Posted by ブクログ
よく練られた入門書は、とても面白い。
目次を見たときは高校数学で学ぶような論理学の基礎が並べられてるだけなのかと思ってしまったが、全くそんなことは無かった。
演繹的推論で用いられる言葉の本質的な部分を抽出して公理系を形成し、それが健全性と完全性満たすことを示す、というような論理体系の構築の流れが驚くほど平易に書かれており、ワクワクしながらスラスラと読み進められた。読んでいて「あれ?」と引っかかった部分にも後の部分で全て答えを与えてくれていて、伏線が回収されたようなスッキリとした感覚が何度もあった。
ともすれば難解になってしまう論理学をとにかく噛み砕いて読みやすく説明してくれた。これから数学や論理学を学んでいく上でも強い地盤になってくれそう。手に取って良かった。
Posted by ブクログ
タイトルに「入門」とあるが、筆者が「はじめに」で述べているように、本書は基礎以上の内容になっている。だから、結構難しい。ただし、数式を使ってないので、数学が苦手な私でも理解できた。この本のお陰で論理学の楽しさを知れたので筆者に感謝したい。
Posted by ブクログ
「論理学とはこういうもの」といことを分かりやすく平易に説明しており、論理学を学び始める前の第一歩としてはとても良い本だと感じた。
これ以上論理学というもを分かりやすく説明した本は、おそらくないだろう。
分かりやすいが、簡単過ぎないという絶妙な内容。
まさに求めていた内容であり、何度も読んで内容をしっかり理解したいと思わせる1冊であった。
Posted by ブクログ
通常の論理学の本ではふれられない、「なぜそんなことを考えたのか」「なぜそんな風に考えなければならないのか」を説明してくれる本当の「入門」書。いちど、標準的な論理学の本を読んでモヤモヤした気持ちのまま読む方が、より納得できるかもしれない(!?)。
Posted by ブクログ
タイトル通り、論理学の入門書。
1~4章くらいまでは、高校数学で習う「集合と論理」の単元を丁寧に深掘りしたような内容で、中高生くらいでも読みやすいんじゃないかなぁと。
それ以降の章は少々難解さが増したような気がします。私の理解力の乏しさ故でしょうか……。
しかし、入門書として、論理学という分野への興味・関心がよりいっそう沸き立つ一冊であることは間違いありません。砕けた表現の文章によって、学ぶことのハードルの高さも随分と緩和されます。
筆者の他の著書も読んでみたくなりました。面白かったです!
Posted by ブクログ
砕けた文章でとても読みやすかった。
論理学の手始めにとてもおすすめだと思う。
自分が今のところ、複雑な論理学をもっと深めるよりは、基本的な論理を身につけた上で現実世界に関わる部分をもっと勉強したいと思っていることに気づけた。
Posted by ブクログ
AであればB見たいな論理方式を、数学の授業でなんか習ったような習ったことの無いような数式に当てはめた感じの本。
読んでいると段々もう良いやって感じになって本を閉じ、1日後にまた読みたくなって読むのを繰り返して何とか読むことが出来た。
正直分からない所もあったけど、否定 連言 選言 条件法の導入則と除去則とそれを使った推論までは何とか理解出来た。これらの命題論理を使ってある文章の推論をするのは、パズルみたいで面白かった。
論理学って奥が深いんだなあって思わされた1冊。
Posted by ブクログ
独りよがり感想になってしまうが、まず何となく期待していたものと違った。なんとなく読み進めていくうちに論理学がこんな手順を踏むものなのかということに愕然とし、読んでも意味が理解できない文章に触れウーンと唸り、読めば読むほどドツボにはまっていく。終いには自分は何が得たくてこの本を読んだのか分からなくなった。
ただ、この「よく分からん」と言う感覚はつまらない本を読んだ時に感じる心地悪さとは違う。解けたときに必ず気持ちよくなれるのが分かった知恵の輪をカチャカチャしているような感覚だ。
星を四つつけているが、正直、この本の1割も理解できておらず、正当な評価なのかは分からない。ただ、これが理解できるようになればきっと面白く読めるのだろうという期待を胸に、一旦で評価をつけておきつつ、別の論理学の本も読んだ上に本書必ず再読し、追記する形でこの本の評価を再度行いたい。
現状は3or4
Posted by ブクログ
話しかけるような文体で軽口を叩きながらも、内容は高度で一回で全て理解するのは難しい。証明の箇所は特にううむと唸ってしまう。しかし、全体としてはおもしろく興味深く読むことができた。
Posted by ブクログ
論理学の入門書。
「入門」と銘打ってはいますが、本書で特筆すべきは、「言葉」を扱う論理学の本質、具体的には論理学の目的や数学における立ち位置になどに着目している点です。
それらを噛み砕き、平易な言葉で説明がされているため、論理学を学ぶ意義、また論理学の面白さを知る入り口がうまく提示されているように感じました。
Posted by ブクログ
ガチガチの学問としての論理学で、これを読んだら論理的思考が身に付くという単純な新書ではない。初学者にはハードルが高い印象。ただ野矢さんは『論理トレーニング101題』の著者で、この分野においては信頼性の高いので読む価値は大いにあり。
Posted by ブクログ
わかりやすく解説してくれているが、読むのにわりと根気が必要だった。
この手の学問はやはり得手、不得手があるなと…。
理解はできても上手く自分の中に落とし込んでモノにできなかった…。
Posted by ブクログ
演繹法ってなんだっけ?
といつも分からなくなってしまう、つまり、演繹とは何かが分かっていない状態から、この本のおかげで少しは脱出できた気がします。
著者の、論理学を平易に説明しようという姿勢は強く感じますが、途中から専門用語が突然ポンポン出てくるようになり、入門書としては難しい部類かと思いました。
Posted by ブクログ
野矢先生の本全般に言えることだけれど、講義中に話しかけられているかのような感じでとっつきやすい。後半はだいぶついていくのが大変だったけど、先生のおかげで完走できました。
Posted by ブクログ
哲学者・野矢茂樹が、「論理学ってけっきょく何なんだ。何をやっているんだ」ということを著した、論理学の入門書である。
本書の最大の特徴は、「はじめに」で語られる通り、現代の論理学の主流は「記号論理学」と言われ、入門書も横書きで記号が頻繁に出てくるものが大多数である中で、本書は縦書きで、普通は記号を使って書かれる部分も文章で説明されているところである。
著者はまず、「論理的」であるということを、「ことば」は意味の連関性を持っており、その連関性によってつながる意味のネットワークを踏み外すことなく正確に行き来することである、と述べる。
そして、
「A」と「Aではない」(否定)、
「AかつB」(連言)、
「AまたはB」(選言)、
「AならばB」(条件法)の4つと、
「何からその主張が導けるのか」(導入則)、
「その主張から何が導けるのか」(除去則)の2つ、
計6つのシンプルな公理から成り立つ演繹的推論を扱う体系(公理系)の作り方を、
日常の具体的な事例を示しながら分かりやすく説明している。
命題論理と述語論理の入門書なのだが、「もっと進んで勉強していくひとのために、その第一段階の基礎を教える入門書(p.iii)」ではなく「その学問の根本的なところ、その本質を、つかみとり、提示する(p.iv)」ことを目指す。
著者はまた「論理学という学問が、私たちが日常用いていることばに潜む論理を理論化し、体系化していく、その作業の実際の手触りを伝えよう(p.245)」としたとも言う。たしかに、頭ごなしに公理が登場したり、定理が証明されたりするのではなく、「日常」から丁寧に議論が組み立てられていく。しかもとてもユーモラスな文章を通じて。
笑いながら読み進め、なおかつ「なるほど論理学者というのは、こういう風に(厳密に)物事を考えていくのか」と感嘆することしきりである。
・推測ではなくて推論=演繹(前提を認めたら必ず結論も認めなければならないような導出)(ちなみに、前提が正しいことも加えて導出すると、論証)を日常的姿勢で!
・「ではない」「そして」「または」「ならば」「すべて」「存在する」の五つで演繹的推論の全体を統一的に見通すことができる!とな。
・「ではない」否定とは、そこに関心のある人だけの行為。それを無くすのが排中律=明日お金を拾うか拾わないかのどちらかだ、というのではなく、どちらか、に決定すること=実在論的立場。一つの立場を引き受けることが、論理的思考の第一歩。
→先に進めるためには、ここが重要ーーーーー(1)曖昧な概念を考えない、2)「神の視点を想定するような立場からものごとを捉えていくということ」
・二重否定入れ=A→(Aではない)ではない
・二重否定取り=(Aではない)ではない→A:ここは排中律を拒否すると受け入れられない。
・矛盾律の結婚話の例69p
・直接論証ではなくて間接論証としての背理法=否定したい仮説の矛盾の論証/導出
・否定、連言、選言、条件法で成立する世界が、命題(何事かを主張した文)論理
・命題=命題の型(具体的なものではなく)=公理(出発点となる論理法則)→公理から導出された論理法則を定理と呼ぶ、こうしたアプローチが形式的アプローチ。
・対して、具体的な命題の内容を考えるのが内容的アプローチ=意味論。意味論の世界では、真偽。
・公理系は「健全(過剰でなく)」で「完全(不足なく)」
・形式と内容が緊密な関係にある公理系が、自然演繹
・ゲーデルの不完全性の証明とは、自然数論についての不完全性。数学の公理系はどうしたって不完全でしかない。でも自然演繹の世界は完全。
・「すべて」と「存在する」を用いて成り立つ推論を体系化する、というのが述語論理。
・必然性様相と可能性様相
Posted by ブクログ
哲学者・野矢茂樹が、「論理学ってけっきょく何なんだ。何をやっているんだ」ということを著した、論理学の入門書である。
本書の最大の特徴は、「はじめに」で語られる通り、現代の論理学の主流は「記号論理学」と言われ、入門書も横書きで記号が頻繁に出てくるものが大多数である中で、本書は縦書きで、普通は記号を使って書かれる部分も文章で説明されているところである。
著者はまず、「論理的」であるということを、「ことば」は意味の連関性を持っており、その連関性によってつながる意味のネットワークを踏み外すことなく正確に行き来することである、と述べる。
そして、「A」と「Aではない」(否定)、「AかつB」(連言)、「AまたはB」(選言)、「AならばB」(条件法)の4つと、「何からその主張が導けるのか」(導入則)、「その主張から何が導けるのか」(除去則)の2つ、計6つのシンプルな公理から成り立つ演繹的推論を扱う体系(公理系)の作り方を、日常の具体的な事例を示しながら分かりやすく説明している。
上記の公理系を論理的に理解することが、普段の仕事・議論をロジカルに進める上で有益であることは言うまでもないが、そのような完全な体系を作ることの面白さも味わうことができる一冊である。
(2009年12月了)
Posted by ブクログ
外国語という「言葉」と向き合ううちに、言葉と言葉の関係を規定する「論理学」というものを学んだ方が外国語を含む言葉に対する理解が深まるのではないか、と思って手にしたのが本書。「入門!」というその名の通り、論理学の基礎基本と思われる事項が分かりやすくかつユーモアたっぷり書かれている。「否定」「かつ」「または」「ならば」といった日常でも使う言葉を、論理学という分野の中ではどのように定義してどのように使うか、またそれらを使うことで様々なことが証明できることが示されており興味深い。入門書として興味を喚起し尚且つ基本をつかめるものとして
筆者も最初に指摘しているように、この本は縦書きて書かれていることもあって通常論理学で使うような記号がまったく出てこない。それは入門書としてはとっつきやすくてよいのだが、本書をきっかけにより本格的な論理学の本へと進んでいきたい。ただしその前に、第5章以降が今の自分には難解で消化不良である故、特にこの部分については再読の必要あり。
Posted by ブクログ
大学の「記号論理学」の授業を履修済みだったので、そこまで新鮮さはなかったが、公理系と意味論のアプローチの違いについては理解不足のところもあり、良い復習になった。野矢先生の軽妙な書き方で、いつのまにか論理学の世界へと引き込まれ、まさに読者を入門させてくれる本だと感じた。
Posted by ブクログ
2006年9月25日初版
哲学を専攻する助教授が著者。
「記号論理学」の入門者でありながら、記号はほとんどなく、文章の積み重ねで「論理的」とはどういうことか、論理学とはどのような学問かを紹介していく。
記号の団体を見ただけで読む気をなくす、という人が「論理学」とはどういったものか、という雰囲気を味わうのには最適の入門書である。
また、記号をほとんど使わない形式で書かれているので、抽象的思考と具体的思考とがなかなか良いバランスを取って説明が展開されている点は、既存の論理学の本を読んだばかりの人にとっても新鮮な視線をていきょうしてくれるのではないだろうか。
しかしながら。論理学を学んだからといって、ただちに論理的になれるわけではないということは肝に銘じておく必要がある。
広げるキーワード:ド・モルガンの法則、排中律
Posted by ブクログ
論理的であることは日ごろから求められることであり、どのようにすれば論理的思考ができるのかを知りたくて読み始めたのだが、本書は目的に合致したものではなかった。
論理学の入り口を読み物として面白く、丁寧に解説してくれている。論理学ってこういうものなのかというのは何となくわかった気がするが、正直全く興味をそそられなかった。
Posted by ブクログ
日常における論理的思考ではなく、学問としての論理学の入門書。一般論理学とは数学、哲学にも関係していて、自分には到底立ち向かえないという畏敬の念を込めて、非常に興味深かった。
Posted by ブクログ
この本はタイトル通り論理学とはどういう学問なのかということを記号を使わずに説明している著書です。
論理学では”または”や”かつ”などの用語を記号で表す記号論理学という分野がありますが、この本ではその内容を極力記号を使わずに説明しています。
個人的には排中律を認める立場か認めない立場かによって体系が異なってくるというあたりが、今まであまり考えたこともなかった視点で興味深かったです。
著者である野矢さんの論理トレーニング101題を読んだ後に、もう少し学んでみようと思って読んだこの本ですが、文字が中心なことや内容の抽象さも相まって全体的に頭の中で整理するのが難しく高度でした。本文中では証明なども行われていましたが、論路学を専攻にしなくてよかったと思わず感じてしまいました。
論理学がどんな学問なのか雰囲気だけでも感じてみたい方には良い本だと感じました。
Posted by ブクログ
理論化し体系化する最初の産声を取り上げる さもさん!ぜんぼうず 脈絡のなさが思い付きの面目躍如たるとこ
前提を認めたら結論も認めること
演繹
演繹とは、手持ちの「理論」から、ある「情報」を加味して、新たな「予想」をたてる形の推論方法
推論not=推測
論証と導出 後者は過程のみをとりだし、前提があっているかはきにしない アームチェアディタクティブ 否定はその主張の間違いの訴えを通して、世界を描写すること。 ゲーテルの不完全性定理
かつ連言 または選言 議論領域 全称 存在
Posted by ブクログ
論理学とは何か、を簡単に説明した本。
「論理的とはどういうことか?」という目的で読み始め、前半はまさに「論理的とは」についてや、論理学にとって重要なことば(否定、かつ、または、ならば)の定義が説明されていて目的に合致していた。
後半になると、学問としての論理学の紹介となり、ぐぬぬと言いながら読破。苦労して読んだがあまり覚えていない。
Posted by ブクログ
現代論理学の入門書です。論理記号をほとんど使わず、そもそも論理学が何をめざしているのかということの説明に多くのページが割かれているのが特徴です。著者らしい、とぼけた味わいのユーモアも効いていて、楽しく読めました。
命題論理についての自然演繹を用いた証明のおおよその進め方や、論理学の完全性と健全性の証明がどうして必要なのかといったことについても、ていねいに解説されています。ただし、やっぱり論理学は自分で手を動かしながらマスターするものではないかという気もするのですが。
Posted by ブクログ
本書の言葉を使うと、
論理は、連想や常識による繋がりではないということです。
あくまで論理とは、意味上のつながりから考えることです。
論理、なんて言われて、その定義は何かなんて考えたことのない人って
多いと思いますが、まずはそういうところから考えていく本でした。
(といっても、そこはそんなにページを割いてはいません)
本書で扱う論理学は、
標準的な命題論理の体系です。
いろいろな派というか系統というかがあるみたいなんですよね、論理学には。
とある「考えどころ」をどう判断するか、黒ととるか白ととるか、
どちらも間違いじゃないので、そこで考え方が別れていく。
そんな中での、標準的な命題論理体系なのです。
具体的に、それも簡単に言うと、
「否定」「かつ」「または」「ならば」の4つを、
もっと細かく言うと、それぞれに導入則と除去則があるので、8つになりますが、
それらを使って、証明していこうというのが標準的な命題論理です。
けっこうひょうきんに、
若者をターゲットにしたような今時の言葉遣いで、
道草や冗談をたっぷりしながら進んでいく本なのですが、
前述の導入則だとか除去則だとかで頭がこんがらかりました。
それよりも複雑なものも扱いますし、
第六章の「述語論理」というものも、もっと抽象性を増すので、
なかなかに捉えにくい部分もあります。
途中で問題も出るんですが、最後のほうになると、
ちょっとやってられない感がでてきました。
2日間で読みましたが、駆け足で、読み物として読むには、
けっこう読みごたえ(というか、歯ごたえみたいな感じ)があります。
ノートをつけたりしながら、勉強しようと思って読む人にとっては、
いい教科書になるのではないか。
きっと僕は、さらっと内容を忘れてしまうような気がしますが、
この本を読むにあたって使われた論理力が鍛えられたような感覚もあります。
「対偶」だとかっていう、出来れば覚えていたいようなのも出てきます。
こうやって文章を綴っていくのにも、論理の「裏」「逆」だとかってものを
知らず知らずに使っていますが、実は「論理の裏(あるいは逆)は、真にあらず」
という言葉もあるらしく、間違った論理構造の文章を生産してしまっているのかな、
正しく書くのは難しいものだな、と気付かされたりもしました。
そのあたりは、論理学でも文章でも、泥臭くしつこくやっていくのが、
まずはじめの成長のカギなのかもしれない。
最後のほう、もうギブアップめいてきて、走り読みでしたが、
学生の人なんか、論理力を高めようという意欲があれば、おすすめしたいですね。
きっと、愚直に挑めば、結果として現代文の評論関係での成績がアップするはず。