野矢茂樹のレビュー一覧

  • 無限論の教室

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    先生と学生2人、合計3人の問答で話が進んでいく本。
    もう一冊野矢さんの本は持ってるけど、それも3人芝居だったな。好きなんだろうな。

    読むの二回目ですが、やっぱり難しいです。
    対角線引いて”えいや!!”とするところは爽快です。

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    2012年03月12日
  • 無限論の教室

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    ネタバレ

    場が主流で、でも著者は可能無限の立場であると述べています。
    『無限の可能性が秘められている』と言われれば希望的観測が持てますが、『無限の可能性なんて実は無いんだよ』と言われれば何だかちょっと実も蓋もない感じがして肩を落としたくなります(笑)
    数学を用いて無限の可能性を解いています。まず、そもそもその出発点が怪しいんじゃないのか、というのが率直な疑問です。数学以外でも、何か取っ掛かりがあるような『気がします』。
    僕も可能無限派になるのかな?例えばリーマン問題やゴールドバッハの問題なんかも、何か法則性が見付かるんじゃないか、と淡い希望を持っています。
    未来の事は分からないですが、大抵の事は、過去の

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    2011年11月08日
  • 無限論の教室

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    高校の時担任の薦めで買って、挫折した本を改めて読んでみました。

    積み上げてぶっこわす感じがなぜか心地よく思われます。久々に頭の中掻き回された気がして楽しい。

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    2011年09月29日
  • 論理学

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    哲学者によって書かれた論理学の入門書。ただし、論理学のテクニックを習熟するための教科書ではない。ところどころに、無門と道元という二人の禅僧と著者とのユーモラスな掛け合いが挟まれており、論理学のキモを分かりやすく解説している。

    数学的な素質のある人が読むと、余計なことが書かれていてかえって分かりにくいと感じるかもしれないが、個人的にはたいへん理解しやすい本だった。ただしこれをメインのテキストにすることはさすがに無理だろう。論理学の初心者が他の教科書とともに使う副読本といった位置づけの本だと思う。

    内容は、第1・2章でそれぞれ命題論理・述語論理の意味論と構文論がわかりやすく説明される。タブロー

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    2012年11月03日
  • 無限論の教室

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    駒猫を手懐けているという駒場の重鎮、野矢先生の無限論に関する一冊。生徒二人と先生だけという授業の様子が軽快に描かれている。「無限とは何か」そんな問いに哲学的に立ち向かっていく。自分もその教室の一室にいるような気持ちで楽しく読み終えることができた。本当にこんな授業があったらいいのにな。

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    2011年07月18日
  • 哲学の謎

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    「人類が滅亡しても夕日は赤いか?」



    そりゃ、赤いだろうと思う方、ぜひ。
    物事を多角的な面から考察する力をつける本。

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    2019年01月16日
  • 無限論の教室

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    [ 内容 ]
    アキレスと亀から不完全定理まで、かろやかに笑う哲学講義。
    「無限は数でも量でもありません」とその先生は言った。
    ぼくが出会った軽くて深い哲学講義の話。

    [ 目次 ]
    第1週 学生が二人しかいなかったこと・教室変更
    第2週 気まずい時間・アキレスと亀・自然数は数えつくせない
    第3週 チョコレートケーキ・パラドクスへの解答・可能無限と実無限
    第4週 全体と部分・キリンとカバ・次元の崩壊
    第5週 実数・独身製作器としての対角線論法・喫茶店のネコ進法講義
    第6週 実数とは何か・ピタゴラスと豆大福・余興
    第7週 マジタ・ベキ集合と概念実在論・羊羹の思い出
    第8週 一般対角線論法・無限の無

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    2010年11月23日
  • 論理学

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    本書は基本的に学術書である。よって、専門家でない限り、なかなか評価するのは
    厳しいものがあるが、改めて論理学を学び直した者のざっくりとした評価ととって
    もらえれば。。。。

    著者は、野矢氏である。東大の助教授である。ちなみに本書は、東大の論理学の
    教科書になっている。(出版も東大だし(笑))

    しかし、内容はかなりわかりやすく記載されている。また、会話文によって
    進んでいく形式もなかなか良い。また、網羅性も十分であると思う。というのは、
    本書一冊で不完全性定理まで理解できるからだ。まぁ、ここまで理解する必要も
    ないとは思うが。

    学び直して思った事は、論理学というのは完全ではない。この一点に尽

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    2009年10月07日
  • ウィトゲンシュタイン 『哲学探究』という戦い

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    論理哲学論考。言語ゲーム。使われている言葉は平易だが、何を言わんとしてるのか理解できないところが多々あった。比較的最近しったゲーデルの不完全性定理を想起した。

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    2025年09月11日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    初めての哲学書で、少し難しかったが、新たな視点を得られた気がする。
    「考える」ことに対して、自己啓発本等、他の本にあるようなものとは違うアプローチで何が大切なのか(これはあまり他の本当の差異はない気がする)を学ぶことができた。

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    2025年09月07日
  • 言語哲学がはじまる

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    やさしい語り口ですごく難しい話をしてくれる。「うんうん、そうだな」なんて思いながら読んでいても、読み終えて何が書かれていたかあまり思い出せない

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    2025年01月30日
  • 心という難問 空間・身体・意味

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    軽く流しただけだが、面白いに欠けるかな。
    個人の感想的な、枠の限界もあるのかな。あまり、古今の知見も生かされている気がしないし。

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    2025年01月09日
  • 「ロンリ」の授業

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    中高生でも読みやすい会話形式の本

    とはいえ、大人も読みやすく
    水掛け論や横並びなどよくあるなあと思う
    自分もしていることを意識し、
    誤りを正して、建設的な話をすること

    また人の意見を聞く姿勢を持とうと思う

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    2024年12月09日
  • 言語哲学がはじまる

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    言語哲学の基礎を築いたフレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインの思想をわかりやすく紹介する一冊。これらの哲学者たちの複雑な論理展開を一般読者にも楽しめるように工夫された内容。言葉の意味やその生成過程について。特に、言葉がどのようにして新たな意味を無限に生み出すのかという問題に焦点を当てる。

    例えば、フレーゲのいう「認識価値」の違い。
    ― 「伊藤博文と伊藤博文は同一人物だ」にはなんの情報量もありません。伊藤博文のことを何も知らない人でも「伊藤博文と伊藤博文は同一人物だ」と言えます。それに対して「初代内閣総理大臣と伊藤博文は同一人物だ」には情報量があります。このことを初めて知った人は知識が増えた

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    2024年11月19日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    考えるための素地を教えてくれる本
    論理とはなにか、論理的に正しいこと=そのもの自体が正しいこと、ではない
    前提が正しいかどうかに依存している
    そのことを理解している人って意外に少ないのでは

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    2024年09月03日
  • 言語哲学がはじまる

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    「ミケは猫だ」という言葉の意味は何か、といったところからスタートして、フレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインという3人の哲学者の思考をたどりつつ、言語哲学の根幹に関わる考え方に迫る。
    本書は、著者いわく、言語哲学の入門書ではなく、言語哲学の「門前の小僧」と自称する著者が、自分が面白かった話を他に人に話したい、という動機で書かれた本だという。著者のノリツッコミで本書は進んでいき、著者が言語哲学の議論をすごく面白がっていることはとてもよく伝わってきた。
    しかし、読んだ自分も面白く感じたかというと別問題で、何かずっと言葉遊びに言葉遊びを重ねている感じで、正直あまり面白さを感じられなかった。個人的に

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    2024年06月16日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    考えるとは。日常からちょっと離れて頭をリフレッシュしたい時に読むと、ゆったりした時間が流れていいかもしれない

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    2024年05月14日
  • 言語哲学がはじまる

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    内容自体が難解なんだろうけど、もう少しわかりやすく説明できたのではないか…と思います。
    読者に語りかけながら説明する口語文体なのは読むハードルを下げてるのだろうけど、それを意識にしすぎて全体的に余計な言葉が多いというか…。説明を丁寧にしようとしすぎてかえってまどろっこしいと感じてしまいました。
    必ずしも言葉を足すことが丁寧な説明になるとは限らなくて、むしろ短く端的に説明する方が理解しやすい場合もあるということを示す良い例ですね。

    書かれていること自体は面白かったです。

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    2024年03月23日
  • 言語哲学がはじまる

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    題名通り、入門書。
    最終的にウィトゲンシュタインの『論考』の紹介になっている。
    言語が思考を成立させるのであって、言語以前の思考という考えには意味がない。(177ページ)が肝。

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    2023年12月10日
  • 「ロンリ」の授業

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    久々の読書。
    論理の本を前に読んでいたので、なんとなく忘れてないか確認するために読んだ。
    内容が簡単すぎるので、物足りない。
    けれどもきちんとポイントを押さえてわかりやすく書かれているので、うちの高校生、中学生の子供にはちょうどイイかも。

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    2023年11月20日