野矢茂樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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チョムスキー生成文法論(解釈意味論)⇔レイコフ生成意味論
syntax 統語論=構文論
意味は扱わない
2
スキマティックな意味
3
カテゴリー
言語哲学の内包と外延
ファジィ集合論
ウィトゲンシュタインの「家族的類似性」
→プロトタイプ(典型例、模範例、ステレオタイプ)
「プロトタイプ意味論」
認知言語学的
「犬という語の意味は何か」ではなく「語の意味を理解しているとはどういうことなのか」
コンテクスト(発話の状況)から独立した意味を扱う意味論
コンテクストに依存する意味を扱う語用論
→認知言語学では区別できない
野矢「意味に関わる事実を「典型的な物語」と呼びたい」
≒百科 -
Posted by ブクログ
タイトルのとおり、論理学の初心者に向けて基礎的な内容をわかりやすく解説している本です。
著者はすでに論理学の入門書として、『論理学』(1994年、東京大学出版会)と『入門!論理学』 (2006年、中公新書)の二冊を刊行しています。『論理学』は、いわば論理学を学ぶことによって見えてくる風景を解説した本で、論理学を学んでいるひとの副読本ともいうべき内容であり、『入門!論理学』は論理学の基本的な発想を縦書きの文章で説明している本です。一方本書は、論理学を学ぼうとするひとに向けて初歩的な内容をていねいに解説しており、さまざまなジャンルで見られる「入門書の入門書」に相当する本といえるように思います。
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Posted by ブクログ
電子書籍で読んだ。
野矢茂樹氏の本は何冊か読んでいる。
今までは論理学や無限をテーマとした本ばかりだったが、本書は著者の人柄が滲み出るであろうエッセイとのことで、寝る前に気楽に少しずつ読んだ。
読み進めていくと、なるほど哲学者はこういうことを考えているのかという発見がある。また、こういう風に考えているのかという発見もある。
考えるというのはモヤモヤした状況に耐えることだ。モヤモヤを引き受けることだ。
モヤモヤが少しずつ晴れていく感覚。晴れた先に自分だけの地平が見えてくる感覚。
これはおそらく快楽に近い。
自分だけの快楽を追っているのが哲学者なのかもしれない。