【感想・ネタバレ】言語哲学がはじまるのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年05月02日

フレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインという3人の天才哲学者の考えを、わかりやすい例えを使って記されている。
とにかく面白い。
著者と一緒に3人の哲学者の考えを、体感できたような気になる。きっと隅々までわかったわけではないと思う。
でも哲学が言葉を使ってなされる時に、どうしてもぶつかる様々な事柄を...続きを読む乗り越えていくことを、まるで自分自信でしている錯覚に陥るような気にさせられる。
最後のウィトゲンシュタインの言葉、
「言葉はただ生の流れの中でのみ意味をもつ。」
は、読後の興奮した心に染み入るようだった。

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Posted by ブクログ 2024年04月28日

いわばウィトゲンシュタインのファンブック。
著者はフレーゲやラッセルは批判するのにウィトゲンシュタインは批判しない。

しかし、読者を言語哲学へ誘う役割は十分に果たしていると思う。読んでいてもどかしさが半端ないからだ。巻末には読書案内があるので参考になる。

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Posted by ブクログ 2024年03月17日

著者は言語哲学の入門として書いておらず、面白かった話を他者にもしたくて書いた、としています。そういう意味で成功していると思う。
私はウィトゲンシュタインの論考と探求の違いに興味があったのでとても良かった。あと、全体論的言語観に興味を持った。言語習得論とのからみも面白そう。

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Posted by ブクログ 2024年01月14日

『言語学の教室』が面白かったので、わくわくしながら本を手に取りました。

言語哲学に興味はあるものの、分厚くていかにも難しそうな入門書と戦う勇気はない……でも気になる!という私の好奇心を満たしてくれる1冊でした。
難しいところもありましたが、野矢先生の優しい語り口調のおかげで、ついていきやすかったで...続きを読むす。

あとがきで、おすすめの本を挙げてくださっているのもありがたいです。読んでいこうと思います!

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Posted by ブクログ 2023年12月18日

「はじまる」とのタイトル通り、最後の部分はなんとなく尻切れトンボのような終わり方である。続きは他の文献でというところか。優しく丁寧な語り口で、理解しやそうではあるが、やはり内容が内容だけに難解な部分も多い。勉強になりました。

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Posted by ブクログ 2023年12月12日

「論考」について知ることができ、よかった。だいぶ前に訳書?を呼んだが、??理解できたとは全く言えなかった。
「探究」の説明も少しあった。語り得ぬものについての沈黙も少なくできると。

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Posted by ブクログ 2024年03月23日

内容自体が難解なんだろうけど、もう少しわかりやすく説明できたのではないか…と思います。
読者に語りかけながら説明する口語文体なのは読むハードルを下げてるのだろうけど、それを意識にしすぎて全体的に余計な言葉が多いというか…。説明を丁寧にしようとしすぎてかえってまどろっこしいと感じてしまいました。
必ず...続きを読むしも言葉を足すことが丁寧な説明になるとは限らなくて、むしろ短く端的に説明する方が理解しやすい場合もあるということを示す良い例ですね。

書かれていること自体は面白かったです。

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Posted by ブクログ 2023年12月10日

題名通り、入門書。
最終的にウィトゲンシュタインの『論考』の紹介になっている。
言語が思考を成立させるのであって、言語以前の思考という考えには意味がない。(177ページ)が肝。

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