野矢茂樹のレビュー一覧

  • 入門!論理学

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    論理学の入門書。
    「入門」と銘打ってはいますが、本書で特筆すべきは、「言葉」を扱う論理学の本質、具体的には論理学の目的や数学における立ち位置になどに着目している点です。
    それらを噛み砕き、平易な言葉で説明がされているため、論理学を学ぶ意義、また論理学の面白さを知る入り口がうまく提示されているように感じました。

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    2021年11月04日
  • 入門!論理学

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    ガチガチの学問としての論理学で、これを読んだら論理的思考が身に付くという単純な新書ではない。初学者にはハードルが高い印象。ただ野矢さんは『論理トレーニング101題』の著者で、この分野においては信頼性の高いので読む価値は大いにあり。

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    2022年01月08日
  • 「ロンリ」の授業

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    論理的な思考・反し方に関する解説書、といえると思います。
    「見せかけの根拠」「インチキな❝だから❞」「ニセモノの説得力」「横ならび論法」「ずれた反論」など、まがい物の「論理」についての説明が充実している点が、この本の特長であり、特徴だと思います。

    個人的には、論理も大切ですが、論理を組み立てる際の前提が、より大切だと思っています。
    前提がおかしかったり、すれ違っていると、どんなに論理が正しくても、おかしなことになりがちだからです。
    おそらく、この点は、この本の最終章の「異なる意見を尊重する」に近い考え方なのだと思います。

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    2021年10月10日
  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

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    論理学のエッセンスをわかりやすく解説していながら、意外と手強い内容。漫画や図解があったおかげで、楽しく理解できた。

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    2021年10月02日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    論理とは何か、考えるとは何か、言葉とは何か
    という内容を平易にしかも読みやすい文体で書かれていて非常に良い。

    ロジカルシンキングとか、論理的に考えるとか言うが、論理とは?考えるとは?というもう一段上のことを書いており、自分の中でも「考える」きっかけになる。

    個人的には、巷のロジカルシンキング系の本とか読んだあとにこの本を息抜き代わりに読んでみると良いかなという印象

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    2021年08月05日
  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

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    わかりやすい。今更聞けない論理学用語の本として使える。命題、真偽、否定、ド・モルガンの法則、条件文、必要条件、十分条件、逆裏対偶、推論、演繹、帰納、仮説形式、命題倫理、術後倫理このあたりを例題付きで学ぶことができた。簡単すぎるので、この辺りがよく分かっている人にとっては読む必要がない本。

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    2021年07月22日
  • 「ロンリ」の授業

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    思い込みや感情的になりやすい私が日常的のコミニケーションを円滑に行うに当たって良いテキストだと思う。もう一歩踏み込んだ本も読んでみたい。

    ・相手の意見の根拠の説得力を検討する。
    ・事実と考えを分け、考えをさらに推論と意見に分ける。
    ・まず、何が問題なのか考える。
    ・問題を分けて整理、順番よく考えることが大事。
    ・自分と異なる意見を理解することが重要
    など刺さるフレーズが多かった

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    2021年05月09日
  • まったくゼロからの論理学

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    最後の1.2章はついていけているかどうか微妙なくらい…。良い頭の体操になった。論理学を学ぶことはなかなか有意義だとも思った。

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    2021年03月28日
  • 哲学の謎

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    哲学というのは日常や現実をいつもとは違った角度で見せてくれる。哲学的な議論についていけるかどうかはあまり問題ではなく、その違った現実の捉え方を知ることが、人生を豊かにする一助になるのではないかと思う。

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    2021年03月21日
  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

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    【星:4.0】
    漫画形式で論理学をマンガ形式でわかりやすく説明。
    この本以上に論理学を分かりやすく説明した本はないだろう。

    欲をいえば、論理学とはそもそも何なのか?何を目的としたものなのか?という基本中の基本、全体像の説明をもう少し分厚く説明して欲しかった。そうすれば星:5.0の評価にしたと思う。

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    2021年02月10日
  • まったくゼロからの論理学

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    大学生の頃から野矢先生の書いた論理学の本を読んできた。どの本にも豊富な練習問題があって、問題を解きながら理解が深められる。著者が東大から立正大学に移ってから、そこの学生を念頭において書かれたのが本書だという。これまでの本と比べると扱う内容が減って、説明がかなり分かりやすい。ボリューム自体も多くないので、タイトルどおりまったくの初学者にも読みやすいと思う。

    大学の講義は半期15回で全30回。各章を一回の講義で解説するなら最後の31、32章はエキストラということか。この2つの章は本書の中ではなかなか難しい。

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    2020年12月25日
  • 哲学の謎

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    哲学をするということは自問自答を繰り返すこと。それを著者が実際にやってみせてくれる本。
    素朴な疑問から始まって、議論が右往左往したり、そのあげく振り出しに戻ったり。答えを導き出すのではなく、まさにこの考える過程こそが哲学をするということ!
    この本を読んでも、謎は解けるどころか深まるばかり。常に頭を使いながら読みすすめ、読み終わった後も考えずにはいられないという、まさに哲学に入門するための一冊でした。

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    2020年10月22日
  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

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    論理とは何か、をマンガをまじえて解説している論理学の入門書。

    文章中に記号こそ出てきませんが(マンガには出てくるよ)、数学Aの単元である「集合と論理」の理解にも一役買うのではないでしょうか。

    実は私、論理的思考が苦手なんです。
    直感で生きてきちゃったタイプ。
    だもんだから、最初は読んでいくにつれてハテナいっぱいになっちゃった。

    だからとりあえずマンガ部分だけを繰り返し読んでみたら、スッキリして、文章だけでもすんなり頭に入ってくるようになりました。

    対してウチの娘は得意分野のようで、問題の出し合いっこしたらコテンパンにやられましたね…苦笑

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    2020年10月08日
  • 哲学の謎

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    うーん、頭おかしくなりそう笑

    社会、人間の営みがあるからそこに哲学が生まれるのだろう。

    枯れ葉が舞い落ちかのは枯れ葉の意志なのかそうでないのか、ぶっちゃけ枯れ葉自身は人がどう考えようがどっちでもいいのかもしれない。
    そう考えると哲学は自分らしさを問うための学問でもあるよーな。

    久々に哲学した。

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    2020年08月28日
  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

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    逆・裏・待遇 あったな~
    知らないうちに普通に使ってるのね論理的思考で。章末のテストは、自分がこれ以上くどくなりすぎそうなんで飛ばしました。テストでいい点取れなくても論理的な思考はできますと自分に言い聞かせて。 

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    2020年06月17日
  • 入門!論理学

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    論理学の本は、人生で初めて読んだ。知らないことを知る喜びを感じられた。知的好奇心を揺さぶられた良書。二回読んだら理解がぐっと深まった。

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    2020年06月16日
  • まったくゼロからの論理学

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    論理学をとてもわかりやすく説明した本です。かなり細かいステップを説明してくれているし、用語は繰り返し説明してくれるので、前に戻る煩わしさはほとんどありません。
    後半は紙とペンを手に読むと理解しやすいと思います。
    とはいえ、一度読んだだけではまだわかっていない部分もあるので、何度か読み直したい本です。

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    2020年04月27日
  • 入門!論理学

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    わかりやすく解説してくれているが、読むのにわりと根気が必要だった。
    この手の学問はやはり得手、不得手があるなと…。

    理解はできても上手く自分の中に落とし込んでモノにできなかった…。

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    2020年03月06日
  • 論理学

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     序文によると本書は論理学の初歩について、その「はじめの一歩」が「終わりの一歩」になるであろう読者を想定して書かれたものであるらしい。しかし、個人的にこの本は数理論理学ひいては数学基礎論、及び分析哲学への興味を強く掻き立ててくれるものであった。あくまで論理学を「観光する」ことを目的としているために、哲学の歴史的背景の説明を軸に数学的な部分において初学者にとって煩瑣と思われる箇所は多少の厳密性を排しつつ先に進んでいく本書のスタイルがうまく自分にマッチしたのだろう。読んでいるうちに浮かんだ疑問点や気になる部分を解決したくなってくるというわけである。
     ところでスタイルといえばこの本の構成において目

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    2019年11月12日
  • 入門!論理学

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    演繹法ってなんだっけ?
    といつも分からなくなってしまう、つまり、演繹とは何かが分かっていない状態から、この本のおかげで少しは脱出できた気がします。

    著者の、論理学を平易に説明しようという姿勢は強く感じますが、途中から専門用語が突然ポンポン出てくるようになり、入門書としては難しい部類かと思いました。

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    2019年09月15日