野矢茂樹のレビュー一覧
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本来は難解な問題が気楽に面白く読めるのは、とても良いと思う。
ただ個人的には、最初に批判されている一般観念説が何故ダメなのか、いまいち分からなかった気がする。太郎君とお父さんの会話のような事態はどの説でも起こり得て、会話を重ねることで差は埋まっていくけど完全一致したかどうかは分かりようがないのでは..? 文の意味よりも先に語の意味(心の中の一般観念)は決まらない、というのは分かる。でも語が心の中の一般観念を指すということ自体をなぜ否定できるのかは分からない。否定というより不要なんだろうけど、そうなのかな..? 言葉が心の外の対象を指せることの方が不思議で、説明が必要のようにも思える。 -
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論理哲学論考
著:ウィトゲンシュタイン
訳:野矢 茂樹
岩波文庫 青689-1
難書 雰囲気しかわかりませんでした、第一、数学に出てくる用語でも、意味がよくわからない
論理式の展開についてゆけないです
■論理哲学論考(本文)
第一感、岩波文庫にしては、行間がゆったりしていて見やすいというものでしたが
次に、第二感、なんじゃこれは、番号と文章がひたすら、巻末までにならんでいる
つまり、「論理哲学論考」はネスト構造(入れ子)になっている、一連の命題と思われる
1世界は成立していることがらの総体である
1.1世界は事実の総体であり、ものの総体ではない
1.11世界は諸事実によって、そ -
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ネタバレ優しい哲学書
考える、ということについて、哲学の授業で出てきた論法を誰でも分かる言葉に置き換え書かれ説かれている
ゆったりとした時間の中で、思考を巡らせながら、読みたい一冊
◎論理は言葉の定義である
仕事をしていて、論理的であることはとても重要視される
論理的にすることは、考えさせないようにしているのだよ、ということにハッとした
言葉の定義を明確にし、論理を創り出して、効率や生産性を求めた結果、評価と成果は得られるが、考えるヒトは生まれにくいのだと痛感
◎考えるということは、軽やかに踊って見せることだ
とても印象的な一文
考える、という行為をこんな風に表現できるのか
物事に対する足場 -
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独りよがり感想になってしまうが、まず何となく期待していたものと違った。なんとなく読み進めていくうちに論理学がこんな手順を踏むものなのかということに愕然とし、読んでも意味が理解できない文章に触れウーンと唸り、読めば読むほどドツボにはまっていく。終いには自分は何が得たくてこの本を読んだのか分からなくなった。
ただ、この「よく分からん」と言う感覚はつまらない本を読んだ時に感じる心地悪さとは違う。解けたときに必ず気持ちよくなれるのが分かった知恵の輪をカチャカチャしているような感覚だ。
星を四つつけているが、正直、この本の1割も理解できておらず、正当な評価なのかは分からない。ただ、これが理解できるよ