野矢茂樹のレビュー一覧

  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

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     日本人は論理的考え方が弱いというが、このような内容であればどこの国であれ論理的考え方は共通だととらえても良いのかもしれない。

     だとすれば、外国語取得という前にしっかりと日本語で論理的考え方をマスターしとくべきだと感じる。

     マンガがある分頭に入りやすいと思いきや内容はすごく難しいものだ。なかなか論理学をはっきりと学べない。難しいというよりややこしいというほうが的確かもしれない。

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    2019年09月05日
  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

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    1回だとわかりにくい部分もあるので、何回か読んだ方が面白さは増すかも。でも、自分の研究の分析だけでなく、日常でも役立ちそう。

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    2019年07月29日
  • 哲学の謎

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    小さい頃考えたことのある謎や、言われてみれば確かに変かもという謎など、誰でも身近に感じられるようなトピックが多く、楽しく読めた。結局謎は解決せず、答えは見つからないのだけど、議論が議論を呼ぶ過程が非常に面白かった。ところどころ難しい論理展開があったので、自分でじっくり考えながらまた読みたい。

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    2019年05月17日
  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

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    論理の基礎を学ぶにはぴったり。論理的に考えるってどういうことなのか?何に注意したらいいのか?ここは自分はスルーしていたけど大切だなぁ、とか発見がありました。

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    2019年04月24日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    認知言語学について知りたくて読み始めた本。
    対談形式で、東大の哲学の先生が、東大の認知言語学の先生に、認知言語学に関する疑問をぶつけ、言語学の先生もその視点にハッとさせられながら、認知言語学の視点で答えていく。
    「雨に降られた」「彼女に泣かれた」などの間接受身という文は、「自分にはどうしようもないという、諦めの感覚」があり、「言葉の問題を言語だけに狭く閉じ込めないで、事柄に対するわれわれの見方や態度と結びつけて考えていこうというのが、認知言語学の特徴」である。
    読むのにかなり時間がかかってしまったが、認知言語学の世界に少し近づけたような気がする。

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    2019年04月07日
  • それゆけ! 論理さん【大人のための学習マンガ】

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    わかりやすく、とっつきやすい。後半はすこし難しい。論理的思考力を鍛える33の思考実験、を読んだ次にお勧め。

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    2023年05月12日
  • 哲学の謎

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    間をあけて読んでしまったので、少し頭がついていかなかった。
    それでも、素朴な疑問から広がる哲学を教えてくれる。

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    2018年11月28日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    認知言語学者に哲学者がツッコミを入れていく対談。まだ新しくて発展途上の認知言語学の視点から言語学全体の簡単なレビューもしてくれる。対談はざっくばらんで面白いが、意外と咀嚼するのは大変。

    古くは言語学といえば言語のルーツなどを調べる学問だったが、ソシュールが共時態の言語学を唱えて言語の構造を調べる方向へ。そしてチョムスキーが単に言語のあり方をブラックボックス的に記述するのでなく、なぜそうなっているかの学問として生成文法をはじめる。言語知識を他の知識から独立したものとして捉えて(狭義の)文法に意味を認めない生成文法に対するアンチテーゼとして生成意味論がおこったが敗北。しかし生成意味の後継者として

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    2018年11月05日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    哲学者と認知言語学者の対談。一応、言語学者が先生で、哲学者が生徒ということになっているが、生徒が様々に話を広げていく様子がわかる。でも、言語の研究って、どうしているのだろう?議論ばかりしているのかな?

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    2018年10月19日
  • 哲学な日々 考えさせない時代に抗して

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    新聞に連載されていたエッセイと、雑誌などの媒体に掲載された少し長めのエッセイとで構成されていて、前半の新聞連載の部分はさらっと読める。哲学者が普段着で語ると帯に記されていたように、なんとも可愛らしいエッセイだった。読み進めるうちに、野矢先生がなぜ「大人のための国語ゼミ」を後に出版したのかがよく分かるエッセイも登場する。
    後半の方が読み応えがあり、哲学者の本領発揮といった感じがして、わたしは好きだった。

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    2018年07月15日
  • 哲学の謎

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    そもそも〜?という当たり前と思うことを見つめ直す哲学的な内容だけど、対話形式で読みやすい

    なにかの結論があってスッキリするような本じゃないけど、読んでいる間は日頃の悩みやもやもやから逃げられる、ような気がした

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    2017年12月26日
  • 哲学の謎

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    そもそも〜?という当たり前と思うことを見つめ直す哲学的な内容だけど、対話形式で読みやすい

    なにかの結論があってスッキリするような本じゃないけど、読んでいる間は日頃の悩みやもやもやから逃げられる、ような気がした

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    2017年11月26日
  • 哲学な日々 考えさせない時代に抗して

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    論理トレーニングの人の本ですが、これ同じ人なの?!?!って思うくらい、軽くてさらっと読める本です。野茂さん可愛い。実物もきっと可愛らしいおじさまなんだろうなぁ…。哲学哲学した話を期待して読むとちょっと違うかなとなるかもしれませんが、日本語も綺麗だし、嫌味もないし、さらっと読めるし、娯楽本として良い本だと思います。

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    2017年10月21日
  • 無限論の教室

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    無限が実在でなく思考の産物にすぎないこと、集合とは概念であるということ、そこから生まれるパラドクスをどう回避するか、等々について、軽妙に、しかし手数をかけて解説してくれている。対角線の話にはなるほどと思いつつ、最後の2章(ゲーデルの不完全性定理)は話についていききれなかった。また読んでみます。

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    2017年08月18日
  • 哲学の謎

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    第1章と7・8章がおもしろかった。適切なたとえ話は、哲学的な問いを理解するのに役立つ。142頁の「花一般の絵」を描いてみよう、という話とか。

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    2017年07月28日
  • 入門!論理学

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    野矢先生の本全般に言えることだけれど、講義中に話しかけられているかのような感じでとっつきやすい。後半はだいぶついていくのが大変だったけど、先生のおかげで完走できました。

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    2017年05月11日
  • 無限論の教室

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    ネタバレ

    かつてアリストテレスの時代から現代まで議論されている「無限」についての問題。その問題を大学の講義物語形式でわかりやすく学べる一冊。
    無限はもとから存在する立場をとる実無限の立場と無限という可能性が存在する可能無限の立場。そういったものから無限を証明するための対角線論法や排律中など驚きや好奇心に満ちた新書!

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    2016年04月06日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    はじめは言語学の系譜から始まり、認知言語学とは何かを解く。では、認知言語学とは何かといえば言語を可塑的でかつ流動的なものととらえ、言語における主観や含意を認識しようとせんものである。チョムスキーの生成文法が多様性の中で普遍的な核を探求するプラトン的な、科学的な、理系的なものであるのに対し、認知言語学は多様性を掬い取ろうとするアリストテレス的で文系的なもの。生成文法と比較すれば科学的ではないが、心理学との親和性も高く、人間の認知のあるかたというビッグテーマに対し示唆に富んだもの。印象的だったのはメトニミーを参照点理論で説明するものであった。人間は未知のものに遭遇したとき自分の経験から近いものを想

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    2016年03月02日
  • 入門!論理学

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    哲学者・野矢茂樹が、「論理学ってけっきょく何なんだ。何をやっているんだ」ということを著した、論理学の入門書である。

    本書の最大の特徴は、「はじめに」で語られる通り、現代の論理学の主流は「記号論理学」と言われ、入門書も横書きで記号が頻繁に出てくるものが大多数である中で、本書は縦書きで、普通は記号を使って書かれる部分も文章で説明されているところである。

    著者はまず、「論理的」であるということを、「ことば」は意味の連関性を持っており、その連関性によってつながる意味のネットワークを踏み外すことなく正確に行き来することである、と述べる。
    そして、
    「A」と「Aではない」(否定)、
    「AかつB」(連言

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    2016年02月14日
  • 言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

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    チョムスキーの生成文法との対比をしつつ,認知言語学とは何かという問題への論考。体系的に学問分野が整理されているわけではなく,西村先生と野矢先生の対談を進めて理解を深めていく感じ。へたに教科書チッックで抽象的な議論でなく,具体的な話が多く,面白く読めた。

    はじめにさくっと言語学とはなにかという話もされるので,言語学に全くの素人の人(私も)もイメージはつきやすかった。

    専門外である野矢茂樹先生の質問がとても素人の気持ちを代弁していてとても面白い。

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    2016年02月14日