行成薫のレビュー一覧

  • 僕らだって扉くらい開けられる

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    ネタバレ

    残念な超能力者たちのお話。「なんの役に立つんだ?」な能力ばかりだが、最後はお約束。こうこなくっちゃね。好みの作品でした。

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    2023年04月07日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    ネタバレ

    初読みの作者さんの作品。
    粗筋と題名から映画に関係して、若者のドッキリを題材とした明るい青春物と思いきや、良い意味で大いに裏切られました。
    プロポーズ大作戦と、美女に接近していく展開が長年温められていた展開に繋がるとは!

    破滅的なマコトの最期があの映画のセリフと同じだったときの衝撃は凄かったです。あのシーンが思い出されしばらく読む手が止まってしまいました。
    ヨッチが何となく登場しなくなってからは展開が想像できるところはありましたが、男二人が普通ではない世界で思いを募らせる生きて行くのは、悲しいながらも3人の強い絆を感じました。
    ハッピーエンドとは言い切れないですが、残されたキダちゃんが納得し

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    2023年02月14日
  • 立ち上がれ、何度でも

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    これはもうプロレス好きとしては満点つけざるを得ない小説だと思う。試合場面の迫力、技の詳細や流れなど本当の試合が目の前で繰り広げられているようだ。プロレスファンは世間的には肩身が狭い。
    今でこそプ女子などが認められて一般的なメディアでも取り上げられて来たが、私が子供の頃はプロレス好きというと好奇の目で見られた部分も確かにあった。この小説はプロレスに偏見を持っている人にこそ読んでもらいたいものだ。登場人物の小林虎太郎の母(大のプロレス嫌い)が虎太郎に言うプロレスに対する偏見は、世のプロレス嫌いの人を代弁しているのだろう。虎太郎がそれに対して言う言葉はプロレス好きが世間に対して言うべき答えともなって

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    2023年01月13日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    企みに溢れたミステリだった。映画化もされているから知る機会がある人もいたであろう。新人の作家が出てきたと喜ぶべきだし物語も驚きに満ちていた。途中まであの彼女はどうした?男二人の関係性は何なんだと混乱もあるけど、ラストの種明かしで解決する様は素敵だ。切なかったなぁ…。

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    2022年12月12日
  • 本日のメニューは。

    c

    購入済み

    ほっこり

    何でもやっぱり気持ちからなんだよな!
    キッチンカーよかった

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    2022年08月26日
  • スパイの妻

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    最高。ドラマや映画よりしっかり細かいところまで描かれていて綺麗に始まり綺麗に終わる。久々に「うわあ、よかったなあ」と思えたし、人に勧めた。浮かぶ情景がなんとも綺麗で絶望的だった。

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    2021年07月07日
  • バイバイ・バディ

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    デビュー作『名もなき世界のエンドロール』を読んだとき、すごく悲しくて 大泣きしました。
    今作も それに通じるものがあります。
    登場人物たちが 高校生だとは思えないほどに 内容がハードなので、読むのがしんどい部分もありますが。
    「寂しい」を体現した小説。

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    2021年06月03日
  • スパイの妻

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    自由。
    自由を追い求めることこそが生の理由である。
    そんなことを突きつけられたような感情になる一冊だった。

    多くを語らずとも、自由という一言で物語の全貌を思い出せるほど鮮明に、色鮮やかに、心に残るストーリーだった。



    本当に面白かった

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    2021年02月11日
  • スパイの妻

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    読み終わった時、周りに人がいたから堪えたけど1人だったら泣いていたと思う。
    類似した小説は読んだことがない。すごい。

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    2021年02月01日
  • KILLTASK

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    ノワールミステリー単行本。
    罠に嵌められ、データとして存在しない裏の世界で助けられて「狙撃手」として生きることになった主人公。
    戸惑い、悩み、裏切られ、支えられ成長してゆく物語。
    生きる為に嘘と偽りで覆い尽くされた社会に対し、心の在り方、真実を見定めるよう迫る良作品。
    気づいていないだけで本当にあり得る世界かも知れない…
    読後、なかなかさわやかです。

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    2020年12月27日
  • 本日のメニューは。

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    年始に流行り病にかかって以降、味覚と嗅覚障害に悩まされ食欲不振に陥っていた中、食事を楽しむリハビリにと思って手に取った一冊。
    おいしい!を前面に押し出す食事本ではなく、食べることの手前にある気持ちと作り手の熱い思いの交差するあたたかいお話ばかり。無理に感動させにくる感じではなく、それでも生活は続いていく…っていう温度感がすごくやさしくて良かった。

    緩やかに登場人物がクロスする5つの連作短編の中で、特に『おむすび狂詩曲』が好きだった。おにぎり ではなく おむすび なのがポイント。
    その単語だけで手で結ばれた丸いフォルムと湯気の残る温度感が脳裏に浮かぶし、ふっくらしたお米が頭の中でほどける感じが

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    2026年01月18日
  • パパたちの肖像

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    「ダディトラック/外山薫」
    「俺の乳首からおっぱいは出ない/行成薫」
    「連絡帳の父/岩井圭也」
    「世界で一番ありふれた消失/似鳥鶏」
    「息子の進学/石持浅海」
    「髪を結ぶ/河邉徹」
    「そういう家族がそこにある/カツセマサヒコ」
    7人のパパ作家が令和の家族の形を描いた短編集。

    どの物語もパパの切なる想いが感じられてとても良かった。

    家族の形は千差万別で同じ家族は一つとして存在しない。

    相手はこども。
    思う様に行かず自分の不甲斐なさに落ち込んだりするパパもいるだろう。

    子育てに正解なんてない。
    そこに愛があればみんな違ってみんないい。

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    2026年01月07日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    ネタバレ

    ・エンドロールというと、黒い画面に白いフォントで出演者の名前がつらつらと流れてくるのに寂しい感じがする。それは、これまで華やかだった映画の世界から一転、単調的に流れてくるエンドロールの対比からくるものなのか。この作品は、フィルムカメラを通して物語を読んでいる、そんな感じがした。だから、全体的に乾燥してるような、寂しい感じがしたのかもしれない。

    ・書評にこの作品はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、どちらとも言い切れないとあった。確かにそうだと思ったが、プロポーズ大作戦が成功したこと、マコトは天国でヨッチに指輪を渡せたことを考えるとハッピーエンドなのかと、、。

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    2026年01月01日
  • ジンが願いをかなえてくれない

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    特に期待せずに読んだ本が面白いのは嬉しいですね。
    得した気分です。
    6つの物語。
    どれも良かったですね。

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    2025年12月28日
  • おいしい季節がやってくる。

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    春「YOLO」、夏「夏の鉄板前は地獄」、秋「サンクス・ギビング」、冬「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」の季節ごとの4編と、その間をつなぐおむすび屋さんの掌編からなる、ごはんに因んだ短編集。行成薫のごはん小説として3作品目らしいのだが、いきなり本作から読んでしまった。しかも、今の季節感からいって春って気分じゃないなぁと思って秋の話、「サンクス・ギビング」から読み始めてしまった。フランスのシェフ・クロエの手がけるオーベルジュの在り方と地方の人々との関わり合い方がとても良い。いい話だなぁと読み進めて、「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」の重さにびっくりした。小さな漁港で生きる冬美という女性の20代

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    2025年12月15日
  • できたてごはんを君に。

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    各短編の登場人物が絡み合って、最後に一つのテーマに収束していくのがよかった。
    本日のメニューは。を読んでから間があいていて、細かいことは忘れてしまっていたので、すぐに読めばよかったと思った。

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    2025年11月15日
  • KILLTASK

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    心優しい殺し屋たちのほのぼのストーリー、かと思えば、お話は実はかなり複雑で、ちよっと複雑すぎないか?と思わないでもない。でも芯のストーリーはやはり「悲しみに裏打ちされた優しさと強さ」に収斂し、読後感は良い。以前にも感じたのと同じく、やはり、設定や言葉選びが伊坂幸太郎的な雰囲気は拭えず、そこは行成さんの小説がずいぶんと損してるところだな、と思う。ふとした言葉遊びは楽めた。
    人間らしさとは?に悲しい皮肉を感じた。

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    2025年11月15日
  • バイバイ・バディ

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    ネタバレ

    かなり面白かったし、読後感もさわやか。だが、物語の作り方は「名もなき世界のエンドロール」と同じように色んな時間軸を行ったり来たりして少しずつ真相を読者に伝えていく。この作風が続くと、この作風しか書けないのか勘ぐってしまう。面白かったけど。。。

    ミツルと成瀬と海斗がどういう経緯で今対峙することになっているのかが、次第に明かされていき、終盤はページをめくる手が止まらなかった。海斗は成瀬の策略にハマらないで欲しかったけど、成瀬は既に王様で、それに比べると海斗は普通の人ということだから、仕方ないのか。
    友達のために命をかけるミツルの生き様は真似できないけど憧れる。青春時代を思い出す良い話だった。

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    2025年11月03日
  • おいしい季節がやってくる。

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    前の2作がおもしろかったので、3作目もいただきました。
    1作1作はもちろんおもしろいけど、登場人物が思わぬ形でリンクして感動。
    おむすび交響曲のラストは、人と人との不思議な巡り合わせに温かい気持ちになること間違いなし。
    フィクションとはわかりつつ、現実にもこういう、自分たちでは気づいていないだけの、運命的な出会いがたくさんあるのかもしれない。そう思いたいなと思った。
    とにかく豚汁が食べたくなる!!
    具沢山の豚汁とおいしいおむすび!
    これからの季節にぴったり〜
    豚汁を食べるたびに、すてきな女性のことを思い出すだろうなぁ。

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    2025年11月02日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    ネタバレ

    ドッキリを仕掛けるのが生きがいのマコトと引っかかってばかりの主人公は幼馴染の親友。社長になったマコトの史上最大のプロポーズ大作戦はストーリー自体もドッキリでとても切ない。

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    2025年11月01日