行成薫のレビュー一覧

  • 僕らだって扉くらい開けられる

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    それぞれの視点に立った短編集だけれどそれぞれの人生に接点が生じていて、これってもしかしてここで出てきたこの人か!という発見が気持ち良かった。超能力を発見する発端となったそれぞれの過去が書かれており、登場人物に感情移入しやすかった。
    読みやすく、スッキリした読後感のものが多かったです。全員がしょぼい超能力者というチョイスが面白い。

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    2023年09月22日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    ネタバレ

    "人を想う"ってこういうことなんだなぁ〜。
    純度100パーセントのドッキリは切なくて、でもとても温かかった。

    親がおらず、愛情を知らずに育ったキダちゃん、マコト、ヨッチ。3人は導かれたように一緒に生きていく。あんな事件がなければー。

    3人がお互い3人を想い、助け合う姿に感動した。マコトの最後に仕掛ける『プロボーズ大作戦』に協力するキダちゃんのことを思うと、胸がとても締め付けられる。この世の中は、理不尽で不条理で真実がねじ曲げられることだらけだ。それを覆そうとするマコトの作戦を応援したい気持ちと、マコトという生きていなくちゃいけない人を失ってしまうことに切ない気持ちでいっ

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    2023年08月27日
  • 僕らだって扉くらい開けられる

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    ネタバレ

    残念な超能力者たちのお話。「なんの役に立つんだ?」な能力ばかりだが、最後はお約束。こうこなくっちゃね。好みの作品でした。

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    2023年04月07日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    ネタバレ

    初読みの作者さんの作品。
    粗筋と題名から映画に関係して、若者のドッキリを題材とした明るい青春物と思いきや、良い意味で大いに裏切られました。
    プロポーズ大作戦と、美女に接近していく展開が長年温められていた展開に繋がるとは!

    破滅的なマコトの最期があの映画のセリフと同じだったときの衝撃は凄かったです。あのシーンが思い出されしばらく読む手が止まってしまいました。
    ヨッチが何となく登場しなくなってからは展開が想像できるところはありましたが、男二人が普通ではない世界で思いを募らせる生きて行くのは、悲しいながらも3人の強い絆を感じました。
    ハッピーエンドとは言い切れないですが、残されたキダちゃんが納得し

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    2023年02月14日
  • 立ち上がれ、何度でも

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    これはもうプロレス好きとしては満点つけざるを得ない小説だと思う。試合場面の迫力、技の詳細や流れなど本当の試合が目の前で繰り広げられているようだ。プロレスファンは世間的には肩身が狭い。
    今でこそプ女子などが認められて一般的なメディアでも取り上げられて来たが、私が子供の頃はプロレス好きというと好奇の目で見られた部分も確かにあった。この小説はプロレスに偏見を持っている人にこそ読んでもらいたいものだ。登場人物の小林虎太郎の母(大のプロレス嫌い)が虎太郎に言うプロレスに対する偏見は、世のプロレス嫌いの人を代弁しているのだろう。虎太郎がそれに対して言う言葉はプロレス好きが世間に対して言うべき答えともなって

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    2023年01月13日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    企みに溢れたミステリだった。映画化もされているから知る機会がある人もいたであろう。新人の作家が出てきたと喜ぶべきだし物語も驚きに満ちていた。途中まであの彼女はどうした?男二人の関係性は何なんだと混乱もあるけど、ラストの種明かしで解決する様は素敵だ。切なかったなぁ…。

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    2022年12月12日
  • 本日のメニューは。

    c

    購入済み

    ほっこり

    何でもやっぱり気持ちからなんだよな!
    キッチンカーよかった

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    2022年08月26日
  • スパイの妻

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    最高。ドラマや映画よりしっかり細かいところまで描かれていて綺麗に始まり綺麗に終わる。久々に「うわあ、よかったなあ」と思えたし、人に勧めた。浮かぶ情景がなんとも綺麗で絶望的だった。

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    2021年07月07日
  • バイバイ・バディ

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    デビュー作『名もなき世界のエンドロール』を読んだとき、すごく悲しくて 大泣きしました。
    今作も それに通じるものがあります。
    登場人物たちが 高校生だとは思えないほどに 内容がハードなので、読むのがしんどい部分もありますが。
    「寂しい」を体現した小説。

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    2021年06月03日
  • スパイの妻

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    自由。
    自由を追い求めることこそが生の理由である。
    そんなことを突きつけられたような感情になる一冊だった。

    多くを語らずとも、自由という一言で物語の全貌を思い出せるほど鮮明に、色鮮やかに、心に残るストーリーだった。



    本当に面白かった

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    2021年02月11日
  • スパイの妻

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    読み終わった時、周りに人がいたから堪えたけど1人だったら泣いていたと思う。
    類似した小説は読んだことがない。すごい。

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    2021年02月01日
  • KILLTASK

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    ノワールミステリー単行本。
    罠に嵌められ、データとして存在しない裏の世界で助けられて「狙撃手」として生きることになった主人公。
    戸惑い、悩み、裏切られ、支えられ成長してゆく物語。
    生きる為に嘘と偽りで覆い尽くされた社会に対し、心の在り方、真実を見定めるよう迫る良作品。
    気づいていないだけで本当にあり得る世界かも知れない…
    読後、なかなかさわやかです。

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    2020年12月27日
  • 稲荷町グルメロード

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    ゾンビロードと称される、寂れた稲荷町商店街の活性化プロジェクト 高額報酬につられプレゼンに参加した大学3年生の幸菜 グルメ特化のリニューアル案は落選するも、その後商店街で偶然再会したプロジェクトの当選者、クリスにアシスタントとしてスカウトされる 利用客層の移動、伝統に固執する経営、ニーズとこだわりの相反など飲食店経営によく見られるピンチ メニュー提案など軽やかに提案しつつ、最終的には改革に携わる人同士のわだかまりを乗り越えていく展開にほっこり まだまだ課題は山積み感はあるけど、続編もあるようなので期待

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    2026年04月01日
  • スパイの妻

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    それぞれが自分の想いや信念を持って、最後まで貫こうとする姿がよかった。その“時を生きている”ことが伝わってきて、なんとも熱い作品だと思った。

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    2026年03月13日
  • 本日のメニューは。

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    料理をテーマにした、割と微笑ましいエピソードの短編集。全く別の話に微妙に繋がっている仕掛けも楽しい。

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    2026年02月25日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    時系列がバラバラに章立てされていて混乱しながら読み進めたが、終盤で伏線回収。切ない終わりだった。一日で世界は変わる、とても身に沁みます。

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    2026年02月18日
  • できたてごはんを君に。

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    かつ丼・カレー・ラーメン・パン…飲食店を営む人たちの心温まるエピソードがゆるりと繋がる短編集。前作『本日のメニューは。』に登場したお店や働く人のその後もちらりと覗える。

    普段飲食店で何気なく注文して食べているメニューの裏にもきっと数々の試行錯誤があって。できたての料理を美味しく食べて欲しいという作る側の思いにハッとなった。忙しいとつい機械的に口に運んでしまうけど、一食一食を大切に食べないとダメだなぁと。
    前作同様、登場人物がみんな優しくてあたたかくて、ゆるい繋がりだと思われたストーリーがラストで素敵な繋がりに変わる瞬間に感動。タイトルが活きる素晴らしい構成。

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    2026年02月15日
  • 本日のメニューは。

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    年始に流行り病にかかって以降、味覚と嗅覚障害に悩まされ食欲不振に陥っていた中、食事を楽しむリハビリにと思って手に取った一冊。
    おいしい!を前面に押し出す食事本ではなく、食べることの手前にある気持ちと作り手の熱い思いの交差するあたたかいお話ばかり。無理に感動させにくる感じではなく、それでも生活は続いていく…っていう温度感がすごくやさしくて良かった。

    緩やかに登場人物がクロスする5つの連作短編の中で、特に『おむすび狂詩曲』が好きだった。おにぎり ではなく おむすび なのがポイント。
    その単語だけで手で結ばれた丸いフォルムと湯気の残る温度感が脳裏に浮かぶし、ふっくらしたお米が頭の中でほどける感じが

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    2026年01月18日
  • パパたちの肖像

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    「ダディトラック/外山薫」
    「俺の乳首からおっぱいは出ない/行成薫」
    「連絡帳の父/岩井圭也」
    「世界で一番ありふれた消失/似鳥鶏」
    「息子の進学/石持浅海」
    「髪を結ぶ/河邉徹」
    「そういう家族がそこにある/カツセマサヒコ」
    7人のパパ作家が令和の家族の形を描いた短編集。

    どの物語もパパの切なる想いが感じられてとても良かった。

    家族の形は千差万別で同じ家族は一つとして存在しない。

    相手はこども。
    思う様に行かず自分の不甲斐なさに落ち込んだりするパパもいるだろう。

    子育てに正解なんてない。
    そこに愛があればみんな違ってみんないい。

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    2026年01月07日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    ネタバレ

    ・エンドロールというと、黒い画面に白いフォントで出演者の名前がつらつらと流れてくるのに寂しい感じがする。それは、これまで華やかだった映画の世界から一転、単調的に流れてくるエンドロールの対比からくるものなのか。この作品は、フィルムカメラを通して物語を読んでいる、そんな感じがした。だから、全体的に乾燥してるような、寂しい感じがしたのかもしれない。

    ・書評にこの作品はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、どちらとも言い切れないとあった。確かにそうだと思ったが、プロポーズ大作戦が成功したこと、マコトは天国でヨッチに指輪を渡せたことを考えるとハッピーエンドなのかと、、。

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    2026年01月01日