行成薫のレビュー一覧
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ネタバレたまたま家にあったので読んでみました
初めは時系列がぐちゃぐちゃで読みづらいなと思っていたけれど、読み進めていくうちにだんだん謎が解けていく感じが面白かったです。最後の方は読む手が止まらなかったです!プロポーズ大作戦の本当の意味は気づいた瞬間思わず「うわぁ、」と言ってしまいました笑
そして、この本は再読すべし!もう1回読むとヨッチの何気ない一言がいつまでも2人の中に残り続けているのがよく分かるし、ヨッチのセリフの深さに驚きます。そして一読目だと???になってしまう断片が理解できるしさらに味わい深くなりました!断片だけでも心がギュッてなった、、
「一日あれば世界は変わる」が個人的にはとても刺さりました。今ある日常を大切にしていきたいと改めて感じる作品でした♡ -
Posted by ブクログ
ネタバレ"人を想う"ってこういうことなんだなぁ〜。
純度100パーセントのドッキリは切なくて、でもとても温かかった。
親がおらず、愛情を知らずに育ったキダちゃん、マコト、ヨッチ。3人は導かれたように一緒に生きていく。あんな事件がなければー。
3人がお互い3人を想い、助け合う姿に感動した。マコトの最後に仕掛ける『プロボーズ大作戦』に協力するキダちゃんのことを思うと、胸がとても締め付けられる。この世の中は、理不尽で不条理で真実がねじ曲げられることだらけだ。それを覆そうとするマコトの作戦を応援したい気持ちと、マコトという生きていなくちゃいけない人を失ってしまうことに切ない気持ちでいっぱいになった。
私も一生、キダちゃん、マコト、ヨッチのこと忘れないよ!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ初読みの作者さんの作品。
粗筋と題名から映画に関係して、若者のドッキリを題材とした明るい青春物と思いきや、良い意味で大いに裏切られました。
プロポーズ大作戦と、美女に接近していく展開が長年温められていた展開に繋がるとは!
破滅的なマコトの最期があの映画のセリフと同じだったときの衝撃は凄かったです。あのシーンが思い出されしばらく読む手が止まってしまいました。
ヨッチが何となく登場しなくなってからは展開が想像できるところはありましたが、男二人が普通ではない世界で思いを募らせる生きて行くのは、悲しいながらも3人の強い絆を感じました。
ハッピーエンドとは言い切れないですが、残されたキダちゃんが納得しているように見受けられて、救われた気持ちになりました。 -
Posted by ブクログ
これはもうプロレス好きとしては満点つけざるを得ない小説だと思う。試合場面の迫力、技の詳細や流れなど本当の試合が目の前で繰り広げられているようだ。プロレスファンは世間的には肩身が狭い。
今でこそプ女子などが認められて一般的なメディアでも取り上げられて来たが、私が子供の頃はプロレス好きというと好奇の目で見られた部分も確かにあった。この小説はプロレスに偏見を持っている人にこそ読んでもらいたいものだ。登場人物の小林虎太郎の母(大のプロレス嫌い)が虎太郎に言うプロレスに対する偏見は、世のプロレス嫌いの人を代弁しているのだろう。虎太郎がそれに対して言う言葉はプロレス好きが世間に対して言うべき答えともなっている。解説に書かれているプロレスを表す言葉「筋書きのある真剣勝負」。正にこれに尽きると思う。
是非プロレスを否定、或いは知らない方はこの小説とミッキーローク主演の映画「レスラー」を合わせて見てもらえると少しはプロレスに対する偏見も無くなるのではと思う。と同時に分からない奴らにこの面白さを丁寧に教えてやる必要はないという意地悪な想いも湧き上がって来た。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の人生でキーになるような食べ物ってなんだろうと、ずっと考えていたのだけれど、これだというものを思いつかなかった。
美味しいものは好きだけれど、食べ物に背中を押された記憶はあまりない。
思い出の、というのならば、学生時代に延々と飲んでいたリプトンのミルクティー(500mlの紙パック)のような気がするけれど(なんなら就職してからも飲んでた)、それが人生に影響したかというと、そんなことはない。
あのとき食べたあれが……というのは、思ったよりも貴重な体験なのかもしれない。
しょっぱい、すっぱい、あまい、にがいとタイトルに即して、4人が自身の人生を変えた食を紹介するのとあわせて、人生を振り返るという体裁。
テレビ番組の企画で、という共通軸を持たせながら、それぞれのストーリーが立っているし、オチもうまくついていて、構成がうまくてどんどん読んでしまう。
4人ともタイプも年齢も出自もバラバラで、正直なところだれにも深く共感できる感じではなかったのだけれど、それぞれが思うようにいかない人生をどうにか苦労しながら自分で進めてきたんだなというのが見えてきて、いい印象が残っていく。
このメンバーでやっている番組ってどんなだろうと、興味がわく。「本日のメニューは」は一度見てみたい。