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Posted by ブクログ
これはもうプロレス好きとしては満点つけざるを得ない小説だと思う。試合場面の迫力、技の詳細や流れなど本当の試合が目の前で繰り広げられているようだ。プロレスファンは世間的には肩身が狭い。
今でこそプ女子などが認められて一般的なメディアでも取り上げられて来たが、私が子供の頃はプロレス好きというと好奇の目で見られた部分も確かにあった。この小説はプロレスに偏見を持っている人にこそ読んでもらいたいものだ。登場人物の小林虎太郎の母(大のプロレス嫌い)が虎太郎に言うプロレスに対する偏見は、世のプロレス嫌いの人を代弁しているのだろう。虎太郎がそれに対して言う言葉はプロレス好きが世間に対して言うべき答えともなっている。解説に書かれているプロレスを表す言葉「筋書きのある真剣勝負」。正にこれに尽きると思う。
是非プロレスを否定、或いは知らない方はこの小説とミッキーローク主演の映画「レスラー」を合わせて見てもらえると少しはプロレスに対する偏見も無くなるのではと思う。と同時に分からない奴らにこの面白さを丁寧に教えてやる必要はないという意地悪な想いも湧き上がって来た。
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