あらすじ
「強さ」を求める二人の熱き青春小説!
小学校でのいじめを経て成長した二人はプロレスのリングに上がる。天性のスターか不遇のヒーローか。想いを乗せたゴングが鳴る。
※この電子書籍は2018年8月に文藝春秋より刊行された単行本『ストロング・スタイル』を加筆・改題した文庫版を底本としています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これはもうプロレス好きとしては満点つけざるを得ない小説だと思う。試合場面の迫力、技の詳細や流れなど本当の試合が目の前で繰り広げられているようだ。プロレスファンは世間的には肩身が狭い。
今でこそプ女子などが認められて一般的なメディアでも取り上げられて来たが、私が子供の頃はプロレス好きというと好奇の目で見られた部分も確かにあった。この小説はプロレスに偏見を持っている人にこそ読んでもらいたいものだ。登場人物の小林虎太郎の母(大のプロレス嫌い)が虎太郎に言うプロレスに対する偏見は、世のプロレス嫌いの人を代弁しているのだろう。虎太郎がそれに対して言う言葉はプロレス好きが世間に対して言うべき答えともなっている。解説に書かれているプロレスを表す言葉「筋書きのある真剣勝負」。正にこれに尽きると思う。
是非プロレスを否定、或いは知らない方はこの小説とミッキーローク主演の映画「レスラー」を合わせて見てもらえると少しはプロレスに対する偏見も無くなるのではと思う。と同時に分からない奴らにこの面白さを丁寧に教えてやる必要はないという意地悪な想いも湧き上がって来た。
Posted by ブクログ
プロレスは怖い。
だから、観たいとは思わない。
でも、レスラーのすごさは否定しない。
そうしたレスラーのすごさが
よく描かれていると思う。
面白かった。
Posted by ブクログ
勝ち負けじゃない、どう立ち上がり、向かっていくんだ!松井珠理奈さん推薦!
プロレスファン必読!とあったのでこれは読んどかなと手に取る。
プロレスファンは何が見たいか、肉体のぶつかり合い、華麗な技の応酬、会場の雰囲気、そしてお約束。プロレスは受けの美学。だってロープに振ってやられるために戻ってくる?お約束を楽しむのがプロレス
Posted by ブクログ
プロレスに興味はないけれど、解説によると「読むべきだ」と心強いお誘いがあるので読んでみました。
いやぁ面白かった!!
です。
子どもの頃父親が見るテレビのプロレスを見るともなしに見ていた記憶があります。力道山とかジャイアント馬場の名前は憶えています。「どうせ八百長だ」という言葉に覚えもあります。
格闘技を見ると痛い思いが先に立つのであんまり見たくないのだけれど、ショーの一つの形だと思えばそれも有りかと思います。たぶん見ないけど(ごめんなさい)