【感想・ネタバレ】バイバイ・バディのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

デビュー作『名もなき世界のエンドロール』を読んだとき、すごく悲しくて 大泣きしました。
今作も それに通じるものがあります。
登場人物たちが 高校生だとは思えないほどに 内容がハードなので、読むのがしんどい部分もありますが。
「寂しい」を体現した小説。

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2021年06月03日

Posted by ブクログ

表紙やあらすじを見る限り、爽やかな青春小説かと思いきや、ディープすぎる群像劇でした。

物語の構成は、時系列がバラバラで進行しています。その瞬間での出来事を説明するために事前に過去の出来事を振り返るという形になっています。ジグソーパズルをはめていくように出来事だけでなく、登場人物の正体も段々と明らかになるので、ジワジワと迫ってくる感覚が良かったです。

文中には友達を「トモダチ」とカタカナ表記しています。脳裏をかすめたのは、浦沢直樹さんの「20世紀少年」。
この作品では、平仮名表記ですが、近からず遠からず類似しているところがあり、ある意味祀っています。
友達の定義ってなんだろう?友情の定義ってなんだろう?
色々考えさせられました。

一つの出来事をきっかけに同級生同士の友情が次々と崩れていきます。読みやすかったです。でも読めば読むほど辛い状況で、〇〇の恐ろしさを改めて感じました。切なすぎる友情の物語でした。
犯罪者って昔は、みんな普通の人だったのに一つの興味から堕ちていく。現実の世界でも、もしかしたら同級生の中にそういった人がいないとも限りません。
友達でもそれに反対できる勇気、しっかりとした精神がもてるか自信はないですが、その場での判断が大きな岐路に繋がりかねないということを考えさせられた作品でした。

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2020年05月18日

Posted by ブクログ

謎の男たちに追われる大学生の三咲の前に現れたミツルという名の変人。理由が分からない彼女だが、追う側にも守る側にも過去の約束と因縁があった。それぞれの切ないまでの友情が胸を打つ青春群像劇。
行成作品のテーマは"今そこにいるヒーロー"である。"トモダチ"という定義が曖昧で個人差のある言葉に、束縛された人生と運命を左右された若者たちの物語だが、誰にも共感できないのが辛い。

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2020年05月31日

Posted by ブクログ

時系列がころころ変わるので、一気に読まないと辛い。
そういう意味では、一気読み必至の帯も嘘ではない。
周辺のキャラが雑魚過ぎるのは気になるが、暇つぶしに読むには簡単に読めてよい。

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2020年04月16日

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