行成薫のレビュー一覧

  • できたてごはんを君に。

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    お腹がグーグー鳴って大変だった(笑)
    飲食店の仕事は体力が必要だし、朝早くから夜遅くまで働き、休日も少なく、その割に給料はあまり多くない。そんな職業を続けるモチベーションはお客さんに美味しいと喜んでもらうこと。ってこの物語では言いたいようだ。キレイ過ぎ?でも全く違うとも言えない。食べる側の自分は、せめて残さず食べようと思う。

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    2024年05月12日
  • できたてごはんを君に。

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    飲食店に関わる人達が登場し、各編で物語が展開していく連作集となっています。
    それぞれの物語で出てくる食べ物が美味しそうに描写されており、読んでいてお腹が空く感じがします。

    人に食べてもらうものを作るとき、美味しく食べてもらいたいとか喜んでもらえたらいいなと気持ちを込めて作るかと思います。各編でも主人公たちは食べてもらう人が嬉しくなるよう、試行錯誤している時から気持ちが込められています。心がこもった食べ物はいつもより美味しく感じることがあると思いますが、作った人の思いを知りしっかり味わおうとするためなのかなと思いました。主人公たちが作った食べ物はとても美味しいんだろうな…と感じます。

    魅力的

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    2024年05月12日
  • 彩無き世界のノスタルジア

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    ネタバレ

    以前「名もなき世界のエンドロール」を映画鑑賞した。
    その続編とあったので、映画の原作である前作を読んでいなかったけれどなんとなく手に取ってしまった。

    映画の内容も細かい内容や登場人物の名前も忘れていたけれど、新鮮な気持ちで面白く読めた。
    でも、やっぱり「名もなき世界のエンドロール」を読んでから続編を読めば良かった!と後悔しました。
    きっと、登場人物の心情もエピソードの繋がりももっと深く感じられたと思う。ナポリタンも赤信号も。

    タイトルの「彩無き世界」がさみしいほどその通りで、切なかったけれど、キダちゃんにこれからの人生は楽しんでいいんだよというラストに安心した。
    もっとカラフルな世界で生き

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    2024年05月06日
  • スパイの妻

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    ネタバレ

    人間の無垢で生き生きとした感情は戦争によって奪い去られてしまったが、それでもフィルムに納められた映像には幸せな一瞬が収められていた。そこに映し出されたスパイの妻と言われた母の幸せそうな素顔。スパイの父と母の娘として持ちつづけた感情は、切なさとともに涙へと変わる。無表情な母はかつて一途で健気な女性だった。

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    2024年05月01日
  • 本日のメニューは。

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    ネタバレ

    サクサクと読みやすい作品でした!
    あっという間に読み終わってしまった
    どこのお店も美味しそう
    特に私はまんぷく食堂さんに惹かれました
    こんなお店が近くにあったらいいのになあ

    閉めてしまった洋食屋さんは残念でしたが
    キッチンカーの仕込みの場として利用
    出来るようになったのはお互いに良かったのかな
    ドミグラスソース、継ぎ足しは無理だとしても
    隠し味として引き継がれて行ってくれたら
    良いですね

    惹かれるお店ばかりで読み終わってから
    お腹がすいておにぎりを頬張りました。笑
    結女さんのおむすびには到底敵いませんが。笑

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    2024年05月01日
  • 本日のメニューは。

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    短編なので読みやすいし、時々違う話の主人公が登場人物として出てきたり、リンクしているのがおもしろかった。

    或る洋食屋の一日がすきだな〜。
    好きな言葉は二つ。
    「俺より先に死んでくれるなよ」
    「十八の頃から続いた長い旅は終わった。でも、これからまた自分の知らない世界に一歩踏み出さなければならない。人生という旅は、死ぬその瞬間まで続くのだ。」
    いい夫婦だし、いい人生だなあと思いながら読んだ。

    おむすびはたまーにしか作らないが、この本の影響でひさびさに作ってみた。
    海苔を多めに巻くと美味しい〜。。また作ろうっと。手作りごはんってやっぱりいいなあ

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    2024年03月15日
  • 本日のメニューは。

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    食がテーマの優しさがあふれるお話しです。
    短編集にはなっていますが、それぞれの登場人物が異なる話で脇役としてちがう一面を覗かせてくれるのも、読んでいて楽しかったです。

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    2024年03月08日
  • できたてごはんを君に。

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    オムライスのようなかつ丼が行列店になるまでの経緯、自分の店で出すカレーに凝りすぎる人、急逝した人気らーめん店の主人の後を継げるか?等の連作短編集

    面白かった。腹が鳴った。「本日のメニュー」の続編。どちらもすごく好きだ。食とドラマの黄金タッグ

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    2024年03月04日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    2度読み必須!と言うわけでもないのだけど、時系列が交差するので整理しながらより、ひと通り読んで確認のために2度読みしたほうが点と点の繋がりが鮮明になるのではないかと思う。

    私は「プロポーズ大作戦」その全てを理解した時にラストまでを一旦保留して2度読み開始。
    そして断片の真実が見えるたび胸が締め付けられる思いを繰り返すことになる。

    キダちゃん、マコト、ヨッチ
    永遠はないと知っている彼らではあったけれど、誰ひとりとして欠けてはならない存在であった彼ら。

    それでも世界は1日あれば変わる。

    いつしかマコトは社長令嬢へのプロポーズ大作戦のために車屋を辞め消えた。
    指輪を渡すためだけに整備工から社

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    2024年02月13日
  • 彩無き世界のノスタルジア

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    交渉屋 キダ の前に現れたのは小5の彩葉。危ないおぢさんと小さな娘っ子のかみ合わないけど離れられないしがらみが、傍から見てると微笑ましくなってくる。周りの大人たちはまぁ世間的には悪者の部類なんだろうけど何だか憎めなくて、頬が緩んでしまう。

    そんなおはなし

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    2024年01月26日
  • スパイの妻

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    思ったよりなんていったら失礼なのですが、面白かったです!なんとなく先をよめてはしまいましたが、ラストまで一気に読んでしまいました。終わりもよかったし、中弛みみたいのもありませんでした。実写化もされているので是非見てみたいな。

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    2024年01月17日
  • できたてごはんを君に。

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    「本日のメニューは」から、すぐにこちらも手に取った。結果、正解!
    前作で登場したお店や人物がたくさん登場しているので、すぐに流れに乗れてよかった。
    ちょっと寂れつつある商店街にあるお店ということだけど、名物メニューがあったりアレルギー対応をしていたり…と魅力がいっぱい。
    お店同士の繫がりも感じられて、温かい気持ちになった。

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    2024年01月13日
  • 立ち上がれ、何度でも

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    プロレスは怖い。
    だから、観たいとは思わない。
    でも、レスラーのすごさは否定しない。

    そうしたレスラーのすごさが
    よく描かれていると思う。
    面白かった。

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    2023年12月25日
  • さよなら日和

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    ネタバレ

    30年前に開園した「星が丘ハイランドパーク」という遊園地の閉園前の最後の一日。

    男女2人ずつの4人で来た中学生のグループ。
    久しぶりに息子くんに会った離婚した父親。
    遠距離恋愛中のカップル。
    以前、星が丘ハイランドパークのヒーローショーに出演していた元俳優。
    星が丘ハイランドパークが開園した日に遊びに来ていた老夫婦。
    不倫を続けていたカップル。

    の短編とその間に星が丘ハイランドパークのスタッフのエピソードを挟んで、ストーリーは進んでいきます。そしてエピローグでつながっていく。

    大きな波乱もトリックもどんでん返しもなく、ストーリーは淡々としていました。ただ、これとこれがつながるのか!という

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    2023年12月22日
  • 彩無き世界のノスタルジア

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    なもなき世界のエンドロールの続編!

    一人ぼっちになってしまったキダは、不法な手段で交渉事をまとめる交渉屋のサワダマコトになっていた。
    色を失った世界で孤独に生きる彼の前に、両親が殺されたと自称する少女 彩葉が現れて一緒に暮らすことに!?

    色なき世界で生きるキダは何を思うのか?
    これは再生の物語かと思いきやヤクザと殺し屋登場で事態は切羽詰まっていきます・・・


    名も無き世界のエンドロールを読んでからだいぶ時間が経ってしまいました。
    ちょっと復讐しないと意味が分からないところがありました。

    どちらも未読の方は一緒に読むのをお勧めします!

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    2023年12月18日
  • できたてごはんを君に。

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    後半になるにつれて、だんだんウルウルしてきて、特に、小麦アレルギーでパンが食べられない子どものために、米粉パンを作ろうとするパン職人のお話「ハッピバースデー・トゥー・ユー」は、とてもあたたかい世界だったので、思わず泣いてしまいました。
    この本に登場する、誰かを笑顔にしたいという想いがいっぱい詰まったごはんたちが本当に美味しそうでした。
    最後、解説を読んで知ったのですが、どうやら兄弟作があったようで、、「本日のメニューは。」を先に読めばよかった〜〜!とプチ後悔しましたが、私みたいに「できたてごはんを君に。」を先に読んでも全然問題はない内容になっております。

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    2023年12月10日
  • さよなら日和

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    短編集なので寝る前にゆったり読めるのが最高でした。
    どの世代の方でも感動できそうです。
    歳をとったらまた読みたい一冊です。

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    2023年12月10日
  • スパイの妻

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    一本のショートフィルムでも捉え方によって180度違って見える。
    激動の時代を生き抜いた人たちのなかにはこのような人生を過ごした人がたくさんいたんだろう

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    2023年12月10日
  • できたてごはんを君に。

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    ネタバレ

    本日のメニューは、に続きおもしろかった。
    どのお店も美味しいごはんをお客さんに喜んで食べてもらいたいという気持ちは一緒で、パン屋さんの照星のアレルギーの子でも食べられる米粉パンから商店街のそれぞれの店にも協力を呼びかけみんなが協力してメニューを作っていくのが良かった。

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    2023年12月04日
  • さよなら日和

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    磯谷洋二とジェットコースター/さよなら遊園地(1)
    三角彰吾とゴーカート/さよなら遊園地 (2)
    守里佳絵とコーヒーカップ/さよなら遊園地(3)
    富田林丈二とヒーローショー/さよなら遊園地(4)
    竹本秀人とメリーゴーランド/さよなら遊園地(5)
    松中理絵と観覧車/さよなら遊園地(6)

    きょうは遊園地の閉園の日。やってくる人々の胸の内はそれぞれなのだけれど、ピックアップされた六人とその周りの人たちそして遊園地のスタッフさんたちの心があふれてくる。最後の言葉はそれしかないよね

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    2023年10月09日