行成薫のレビュー一覧

  • 本日のメニューは。

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    人情味たっぷりの物語、それに連なる美味しい料理に勝るものなし。長い歴史に幕を閉じた洋食店の何ともいえない切なさ、最初の一歩を踏み出したキッチンカーの店主の物語が胸に染みる。人生に迷う友人の存在も良い。

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    2024年10月14日
  • ジンが願いをかなえてくれない

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    6話収録。ファンタジー要素があったり今どきの言語感満載だったりと一見突飛に思えたが、ストーリーそのものは至ってオーソドックス。若者向け風な装丁の雰囲気とは裏腹に結構万人受けするかもしれない。私もじゅうぶん面白かった。お気に入りは『ジンが魔法をかなえてくれない』→アラジンの魔法のランプの類似品をゲットした女子高生。精霊は意外と融通が利かず、お金も美貌もかなえてくれない。さあ、どうする?『屋上からは飛ぶしかない』→わりと結末が読めるストーリーが多いなか、この話はハラハラしたし臨場感もバッチリ。

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    2024年09月22日
  • ジンが願いをかなえてくれない

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    様々な世代、様々な人々の日常のままならない部分に焦点を当てた短編集である。
    文章が上手いだけでなく、構成も実に良い。読んでいて情景や、登場人物たちの関係がスっと頭の中に浮かんでくるのだ。
    ここに描かれているのは大きな夢でなく、ちっぽけな夢だが、そのどれもが胸に迫る。なかなかによい短編集だった。

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    2024年09月21日
  • 本日のメニューは。

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    美味しいものタップリの短編集。

    連作になっていてちょっとずつ話が繋がる感じです。

    それにしても著者の美味しい料理の表現が上手で、読んでいるだけでニコニコしてしまうほど。

    どの短編もホッとできる優しい話ばかりでいい感じ。
    何か問題点があっても美味しいものパワーで突破できそうで、美味しい料理が持っている力は素晴らしい!

    作中のどの料理も食べてみたいなぁ。
    朝はおむすび、早めの昼に定食、おやつ時はロコモコ、夜は飲みながら洋食で締めにラーメン!

    確実に太るな(笑)

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    2024年09月13日
  • できたてごはんを君に。

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    誰かを思って作る食べ物。
    作ってもらったら、やはり「いただきます」「ご馳走様」は言わないと!
    自分で作った時は、自分自身に!

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    2024年07月26日
  • できたてごはんを君に。

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    ん〜!飲食店の皆さんの試行錯誤があるからこそ、美味しい料理を頂けることを痛感!笑子さんも璃空もすみれも照星にも共通する「目の前の誰かを喜ばせたい」という想いがステキ。あと、瀧井朝世さんの解説が多角的で面白く、作品の見方が深まってよかった。

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    2024年07月06日
  • できたてごはんを君に。

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    『本日のメニューは。』の登場人物や場所も多く出てきて、続けて読んだからより楽しかったと思う。
    今回の印象としては熱い男が多かったなぁ、というのと、アレルギーに対応させるのって大変だよね…といったところ。
    相変わらずご飯は美味しそうだが、前作と比べて人の繋がりの方にスポットライトが当たっていたように感じた。
    原動力が"ひとに喜んでもらうこと"で、自分の得意を活かせることは強いし羨ましいなと思う。

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    2024年07月02日
  • 本日のメニューは。

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    どの話も涙腺にくるし、とても美味しそうでお腹が空く。
    1番気になるのはロコモコかなぁ、、
    50年もののドミグラスを受け継いだロコモコ…美味しくないわけがない。
    出てくる人はみんな料理で人を幸せにしたいという思いを強く持っていて、それが伝わってなお美味しそうに感じる。

    おむすびのお話で、子どもへの愛情をかけ違えないようにという教訓もあった。
    これだけしているのに、と思ってしまったら、思われてしまったら、子どものためにやっているはずが逆効果になってしまうなぁ。
    本当に求められていることが何か、考えながら過ごしたい。

    "家から握りしめてきたのだろう。無機物であるはずの硬貨がほんのり温か

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    2024年07月02日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    ずっと???と思いながら、どうなるのかワクワクしながら読めた。そういうことか〜ラストはビックリ悲しい。

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    2024年06月08日
  • ジンが願いをかなえてくれない

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    「ジンが願いをかなえてくれない」
    「子供部屋おじさんはハグがしたい」
    「屋上からは跳ぶしかない」
    「ユキはひそかにときめきたい」
    「妻への言葉が見つからない」
    「パパは野球が下手すぎる」
    独立した6話収録の短編集。

    全話面白かった。

    自分に自信を持てない女子高生、43歳・独身で実家住まいの中年男、通称『子供部屋おじさん』、ブラック企業で苦しむ男性社員、ときめきを求める主婦、想いを言葉にして伝えたい二人の男性、過去の後悔を引きずる夫。

    どの物語の主人公も身近に感じられ、脳内でクリアに映像化された。

    読後感の良い粒揃いの短編集。

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    2024年06月08日
  • できたてごはんを君に。

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    飲食店に関わる人たちの話であるが、本当にいつもありがとうと言いたい。でも本当の自由は難しい。人が2人いるだけでも自分の思い通りにはいかない、この世の中人と人とのつながりで生きていくそしてルールがある。その法律に従いながら何の仕事についてでも生きていく、ただ飲食店に携わっている人は、自由が少しある。自分の思うようにできる。ただ客が来ないと潰れることがある。難しい。何にしても頑張ることになる。

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    2024年05月13日
  • できたてごはんを君に。

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    お腹がグーグー鳴って大変だった(笑)
    飲食店の仕事は体力が必要だし、朝早くから夜遅くまで働き、休日も少なく、その割に給料はあまり多くない。そんな職業を続けるモチベーションはお客さんに美味しいと喜んでもらうこと。ってこの物語では言いたいようだ。キレイ過ぎ?でも全く違うとも言えない。食べる側の自分は、せめて残さず食べようと思う。

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    2024年05月12日
  • できたてごはんを君に。

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    飲食店に関わる人達が登場し、各編で物語が展開していく連作集となっています。
    それぞれの物語で出てくる食べ物が美味しそうに描写されており、読んでいてお腹が空く感じがします。

    人に食べてもらうものを作るとき、美味しく食べてもらいたいとか喜んでもらえたらいいなと気持ちを込めて作るかと思います。各編でも主人公たちは食べてもらう人が嬉しくなるよう、試行錯誤している時から気持ちが込められています。心がこもった食べ物はいつもより美味しく感じることがあると思いますが、作った人の思いを知りしっかり味わおうとするためなのかなと思いました。主人公たちが作った食べ物はとても美味しいんだろうな…と感じます。

    魅力的

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    2024年05月12日
  • 彩無き世界のノスタルジア

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    ネタバレ

    以前「名もなき世界のエンドロール」を映画鑑賞した。
    その続編とあったので、映画の原作である前作を読んでいなかったけれどなんとなく手に取ってしまった。

    映画の内容も細かい内容や登場人物の名前も忘れていたけれど、新鮮な気持ちで面白く読めた。
    でも、やっぱり「名もなき世界のエンドロール」を読んでから続編を読めば良かった!と後悔しました。
    きっと、登場人物の心情もエピソードの繋がりももっと深く感じられたと思う。ナポリタンも赤信号も。

    タイトルの「彩無き世界」がさみしいほどその通りで、切なかったけれど、キダちゃんにこれからの人生は楽しんでいいんだよというラストに安心した。
    もっとカラフルな世界で生き

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    2024年05月06日
  • スパイの妻

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    ネタバレ

    人間の無垢で生き生きとした感情は戦争によって奪い去られてしまったが、それでもフィルムに納められた映像には幸せな一瞬が収められていた。そこに映し出されたスパイの妻と言われた母の幸せそうな素顔。スパイの父と母の娘として持ちつづけた感情は、切なさとともに涙へと変わる。無表情な母はかつて一途で健気な女性だった。

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    2024年05月01日
  • 本日のメニューは。

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    ネタバレ

    サクサクと読みやすい作品でした!
    あっという間に読み終わってしまった
    どこのお店も美味しそう
    特に私はまんぷく食堂さんに惹かれました
    こんなお店が近くにあったらいいのになあ

    閉めてしまった洋食屋さんは残念でしたが
    キッチンカーの仕込みの場として利用
    出来るようになったのはお互いに良かったのかな
    ドミグラスソース、継ぎ足しは無理だとしても
    隠し味として引き継がれて行ってくれたら
    良いですね

    惹かれるお店ばかりで読み終わってから
    お腹がすいておにぎりを頬張りました。笑
    結女さんのおむすびには到底敵いませんが。笑

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    2024年05月01日
  • 本日のメニューは。

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    短編なので読みやすいし、時々違う話の主人公が登場人物として出てきたり、リンクしているのがおもしろかった。

    或る洋食屋の一日がすきだな〜。
    好きな言葉は二つ。
    「俺より先に死んでくれるなよ」
    「十八の頃から続いた長い旅は終わった。でも、これからまた自分の知らない世界に一歩踏み出さなければならない。人生という旅は、死ぬその瞬間まで続くのだ。」
    いい夫婦だし、いい人生だなあと思いながら読んだ。

    おむすびはたまーにしか作らないが、この本の影響でひさびさに作ってみた。
    海苔を多めに巻くと美味しい〜。。また作ろうっと。手作りごはんってやっぱりいいなあ

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    2024年03月15日
  • できたてごはんを君に。

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    オムライスのようなかつ丼が行列店になるまでの経緯、自分の店で出すカレーに凝りすぎる人、急逝した人気らーめん店の主人の後を継げるか?等の連作短編集

    面白かった。腹が鳴った。「本日のメニュー」の続編。どちらもすごく好きだ。食とドラマの黄金タッグ

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    2024年03月04日
  • 名も無き世界のエンドロール

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    2度読み必須!と言うわけでもないのだけど、時系列が交差するので整理しながらより、ひと通り読んで確認のために2度読みしたほうが点と点の繋がりが鮮明になるのではないかと思う。

    私は「プロポーズ大作戦」その全てを理解した時にラストまでを一旦保留して2度読み開始。
    そして断片の真実が見えるたび胸が締め付けられる思いを繰り返すことになる。

    キダちゃん、マコト、ヨッチ
    永遠はないと知っている彼らではあったけれど、誰ひとりとして欠けてはならない存在であった彼ら。

    それでも世界は1日あれば変わる。

    いつしかマコトは社長令嬢へのプロポーズ大作戦のために車屋を辞め消えた。
    指輪を渡すためだけに整備工から社

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    2024年02月13日
  • 彩無き世界のノスタルジア

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    交渉屋 キダ の前に現れたのは小5の彩葉。危ないおぢさんと小さな娘っ子のかみ合わないけど離れられないしがらみが、傍から見てると微笑ましくなってくる。周りの大人たちはまぁ世間的には悪者の部類なんだろうけど何だか憎めなくて、頬が緩んでしまう。

    そんなおはなし

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    2024年01月26日